映画『娘は戦場で生まれた』を見ました。「正義」のために戦乱の中に行きる人たちと、恐怖や喜び、使命感、挫折感などの様々な感情の揺れを見ることができます。戦争の現実を内部の人たちの生活から感じることができる貴重な作品です。
監督 ワアド・アルカティーブ エドワード・ワッツ
内戦の続くシリアでスマホで映像を撮り始めた女学生がやがて母となり、娘のために生きた証を残そうとカメラを回し続ける姿を捉えています。詳しい説明はないのですが、医師との結婚や子供の誕生には青春の輝きがありますし、爆弾の音、そして多くの死傷者の映像には戦争の悲惨な状況があります。戦乱の首謀者としてつかまるのではないかという恐怖と、そこから逃れられた時の安堵はドラマチックです。私たちは戦争を頭の中で考えがちですが、この映画によって戦乱の現実が生々しく伝わってきます。見るべき映画です。
ただし、手ブレがひどくて三半規管が弱い私は目が回り見ることができない場面が多くありました。
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