少子化に悩む少年野球監督

少子化で部員減少に悩む少年野球チームの監督。その就任からの記録です。

最悪を最善に

2016-06-16 | 新しい役所
今日もタジケンさんのメルマガから

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今日のテーマは【最悪を想定する】

野村克也さん、宮本慎也さんの『師弟』より、宮本さんのコトバを紹介します。
昨秋のプレミア12の韓国戦。
3対0の9回に4失点して逆転負けした場面についてです。
「僕が一番気になったのは、無死一、二塁で1番チェに三塁線を抜かれ、1点を返された上になおも二、三塁とされた場面でした。
僕は三塁方向にゴロが転がった瞬間、「あ、ゲッツーだ」と思ったんです。そうしたら三塁手の松田が横っ飛びしたので「あれ?」と。
実際は三塁線が大きくあいていました。
あの場面、一番気をつけなければいけないのはホームランです。
2番目は長打で点数が入り、打者走者がまた得点圏にいくことです。
そうなると、もう同点を覚悟しなければなりません。
そうさせないためには、外野は状況にもよりますが、深めに守るか、あるいは右中間、左中間を締め、内野は一塁線と三塁線を締めるのが鉄則です。
しかし、あそこは松田ではなく、ベンチの判断で三塁線を締めなかったそうです。
則本は球威があるので、極端に引っ張ることはできないと踏んだようですが、彼が変化球を投げることもあるわけです。
実際にチェには、フォークボールをひっかけられて、三塁線を破られました。
セオリーはあくまでセオリーですが、情報が少ない国際大会で、そのセオリーを無視するのはもっとも危険なことなのです。
僕はあの場面を見て、ベンチは楽観視したのだなと思いました。
3点リードしているので、どこかに余裕があって、あわよくばゲッツーを取ってやろうと欲をかいたのだと思います。
プラス思考の発想です。
そのため、最悪のケースを想定し、まず何を防がなければいけないのかを判断する危機管理センサーが作動しなかったのでしょう。
個々の選手が前向きで大胆なのは何とか制御できます。
しかし、その選手をコントロールするベンチがプラス思考に走り始めると、往々にして、こういう勝てるゲームを落としてしまうのです。
強いチームは勝ち試合は絶対に落としません」


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常々、ノムさんはベンチは最悪の事を考えておく必要がある。って言ってますが、
日曜日の練習試合。
昨日も書きましたが、無死三塁で中間守備って指示が有りながらの前進守備。

初回でノーアウトですから、3番、4番が打席に入ってくる。
3番、4番共にデカい。長打打ちますって身体が言っている。
ゴロに成ったとしても、デカい身体から放った強烈なゴロに成れば、
それに加え前に守っていれば弾く可能性や間を抜けていく可能性は高い、
点が入ってアウトも取れずにピンチは続く。
が、最悪の展開。

相手の先発ピッチャーは、小柄な球速の無いタイプ。
(このピッチャーは1回のみだったのですが。)

この辺を考えると、1点は捨ててもアウトを増やす。
サトの指示通りの中間守備が最善だと思う。
初回から大量失点では、モチベーションも下がっちゃうし。

結果的にはこの回は無失点で切り抜けたけど。
良かった、良かったで済ますと
今後同じケースが出て来た時は、同じように抑えられるかは分からない。
最悪を考え、最善の策を取らないとイケない。

と思うけど、
プレミア12の様に、この辺の判断は監督次第ですよね。
やっぱり。

プレミア12だって、ストレートを打って打球が定位置に飛んできたら
作戦成功だもんなぁ。

ウチの場合も、前進守備だから、ゴロを打たせるように低めに投げれば
結局、ベンチの意図を選手が理解していれば

でも、ウチの場合はキャッチ―の指示で
それを内野が無視をして前に出て来たのを、
ベンチは何も指示をしなかった。
って事だから、ベンチが悪いですね。

で、明日は前進守備三部作の最終話です。



コメント (2)
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