先ずは、タジケンさんのメルマガ
「状況・なぜを考える」から
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日経新聞より、オリックスの田口壮二軍監督のコトバを紹介します。
「野球は一瞬の判断力が求められるスポーツです。
打撃や投球、守備で一般的に野球の基本やセオリーといわれていることが、
必ずしも勝負の鉄則に当てはまるとは限りません。
勝敗を決するような局面で自分が何をすべきかを瞬時に見極め、
実行に移していく力を身につけることが、
一流選手の仲間入りを果たすためには欠かせません。
大きな重圧がかかる試合になればなるほど、
悠長に立ち止まっている時間はありません。
打席に向かうとき、
頭の中であれこれと考えを巡らせている十分な間はなく、
勝負にとって必要なものを反射的に判断し、
体を動かしていくことが求められます。
若い選手には、こうした「瞬発力」を鍛える経験を
数多く積ませることで、勝負勘を体に染み込ませたいと考えています。
2016年8月5日のウエスタン・リーグ公式戦、
ソフトバンク戦では4-8で負けている
八回2死一、三塁の場面で、若手の勝負勘を試しました。
打席には高卒4年目の右打者、武田健吾選手。
カウントは3ボール、0ストライクで、
次の打者は長打力のあるボグセビック選手です。
四球を選んで走者をため、
外国人選手の一発に期待してもいいところですが、
私は「待て」のサインはあえて出さず、
武田選手に打たせる判断をしました。
カウントを稼ぐ直球が百パーセント来る状況で、
どのような打撃をするのかを見たかったからです。
思い切りの良いバットスイングを見せての空振りや、
左翼方向へ引っ張った鋭いファウルでもよかったのですが、
結果はやや甘い直球に差し込まれ、
詰まった当たりのセカンドフライでした。
試合が終わり、彼に打席での意図を尋ねてみると
「センター返しを心がけました」という回答が返ってきました。
センター返しは打撃の鉄則なのですが、
点差が開いて負けていて、
直球一本に的が絞れるあの場面では必要のない姿勢です。
むしろ、イチかバチかというぐらいの強気で、
バットの芯でとにかく強い打球を飛ばそうと考えてほしかったのです。
彼は野球の基本に従って打ちにいったわけですが、
それが必ずしも勝負の基本であるとは限りません。
3ボールから打たせて「監督は何を考えているんだ」と
選手がいぶかしく思うこともあるでしょう。
ですから「常識的にはこうだけれど、
あそこではこういう狙いがあった」などと、
こちらの指導の意図をミーティングなどで
明確に説明することが大事だと実感しています」
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不完全燃焼だった日曜日の試合。
マウンドにはムロをリリーフしたカイセイ。
四球で出したランナーに盗塁を決められて、
無死二塁の場面。(もしかしたら一死)
カウントは忘れたけど、また、ランナーが走って、バッターはヒッティング。
打球はショートに入ったムロの正面。
ムロがファーストに転送している間にランナーは本塁へ。
ファーストのジュキも間を置く事は無く送球したものの
若干逸れてセーフ。致命的な一点でした。
この時牽制したかな?覚えてないけど、
ランナーのスタートが随分早かったのは覚えている。
カイセイがクイックで投げなかったせいもあるけど、
バッターが空振りしても余裕で三盗成功だったと思う。
で、問題のシーンは、ショートゴロを捕球する場面。
ムロがゴロを捕球した時点で、ランナーはサードを回って、
数歩ホームへ方向へ。
ムロは捕球しながら、目でランナーをちゃん見ている。
ここで、バックホームすると思ったんですが。
あそこまでしっかり牽制をしていたら、
ランナーサードの場面だったら、ランナーはサードに戻るって、
ムロの頭の中には有ったのかも。
あるいは、牽制をしたら、次はファーストへ送球って無意識の動作だったのか?
でも、実際にはランナーはエンドランで走ってますからね。
止まるなんてことはしません。
ここまで、0-1。
こっちのヒットは0本。時間も無い。
追加点は絶対に阻止しなければいけなかった。
結果論だけど、最終回に1得点しているので、
この1点が無ければ。ってなちゃった。
確かに、試合前のノックで、
「無理してバックホームするのではなく、
一点あげてもアウト一つを取る時もある。」って監督が言っていたし、
普段の練習では、目で牽制してランナーを止める事しかしてない。
そう、ムロは練習でやっている事を忠実に再現だけ。
そして、目で牽制した分、一塁への送球が遅れて、
その分、本塁でタッグプレイが遅れた。
shunさんの所で紹介していた動画や
ラダーを使ったメニューで瞬発力は出て来た。
前なら見送っていた打球に追いついたり、
走塁のスタートの反応は良く成った気がする
今度は、状況に応じた思考の瞬発力を上げないと。
でも、プロでもこんなんだからなぁ
しかし、荒れ球だったムロから、
制球が良いカイセイに変わった途端にエンドラン。
流石、強いチームの監督
「状況・なぜを考える」から
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日経新聞より、オリックスの田口壮二軍監督のコトバを紹介します。
「野球は一瞬の判断力が求められるスポーツです。
打撃や投球、守備で一般的に野球の基本やセオリーといわれていることが、
必ずしも勝負の鉄則に当てはまるとは限りません。
勝敗を決するような局面で自分が何をすべきかを瞬時に見極め、
実行に移していく力を身につけることが、
一流選手の仲間入りを果たすためには欠かせません。
大きな重圧がかかる試合になればなるほど、
悠長に立ち止まっている時間はありません。
打席に向かうとき、
頭の中であれこれと考えを巡らせている十分な間はなく、
勝負にとって必要なものを反射的に判断し、
体を動かしていくことが求められます。
若い選手には、こうした「瞬発力」を鍛える経験を
数多く積ませることで、勝負勘を体に染み込ませたいと考えています。
2016年8月5日のウエスタン・リーグ公式戦、
ソフトバンク戦では4-8で負けている
八回2死一、三塁の場面で、若手の勝負勘を試しました。
打席には高卒4年目の右打者、武田健吾選手。
カウントは3ボール、0ストライクで、
次の打者は長打力のあるボグセビック選手です。
四球を選んで走者をため、
外国人選手の一発に期待してもいいところですが、
私は「待て」のサインはあえて出さず、
武田選手に打たせる判断をしました。
カウントを稼ぐ直球が百パーセント来る状況で、
どのような打撃をするのかを見たかったからです。
思い切りの良いバットスイングを見せての空振りや、
左翼方向へ引っ張った鋭いファウルでもよかったのですが、
結果はやや甘い直球に差し込まれ、
詰まった当たりのセカンドフライでした。
試合が終わり、彼に打席での意図を尋ねてみると
「センター返しを心がけました」という回答が返ってきました。
センター返しは打撃の鉄則なのですが、
点差が開いて負けていて、
直球一本に的が絞れるあの場面では必要のない姿勢です。
むしろ、イチかバチかというぐらいの強気で、
バットの芯でとにかく強い打球を飛ばそうと考えてほしかったのです。
彼は野球の基本に従って打ちにいったわけですが、
それが必ずしも勝負の基本であるとは限りません。
3ボールから打たせて「監督は何を考えているんだ」と
選手がいぶかしく思うこともあるでしょう。
ですから「常識的にはこうだけれど、
あそこではこういう狙いがあった」などと、
こちらの指導の意図をミーティングなどで
明確に説明することが大事だと実感しています」
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不完全燃焼だった日曜日の試合。
マウンドにはムロをリリーフしたカイセイ。
四球で出したランナーに盗塁を決められて、
無死二塁の場面。(もしかしたら一死)
カウントは忘れたけど、また、ランナーが走って、バッターはヒッティング。
打球はショートに入ったムロの正面。
ムロがファーストに転送している間にランナーは本塁へ。
ファーストのジュキも間を置く事は無く送球したものの
若干逸れてセーフ。致命的な一点でした。
この時牽制したかな?覚えてないけど、
ランナーのスタートが随分早かったのは覚えている。
カイセイがクイックで投げなかったせいもあるけど、
バッターが空振りしても余裕で三盗成功だったと思う。
で、問題のシーンは、ショートゴロを捕球する場面。
ムロがゴロを捕球した時点で、ランナーはサードを回って、
数歩ホームへ方向へ。
ムロは捕球しながら、目でランナーをちゃん見ている。
ここで、バックホームすると思ったんですが。
あそこまでしっかり牽制をしていたら、
ランナーサードの場面だったら、ランナーはサードに戻るって、
ムロの頭の中には有ったのかも。
あるいは、牽制をしたら、次はファーストへ送球って無意識の動作だったのか?
でも、実際にはランナーはエンドランで走ってますからね。
止まるなんてことはしません。
ここまで、0-1。
こっちのヒットは0本。時間も無い。
追加点は絶対に阻止しなければいけなかった。
結果論だけど、最終回に1得点しているので、
この1点が無ければ。ってなちゃった。
確かに、試合前のノックで、
「無理してバックホームするのではなく、
一点あげてもアウト一つを取る時もある。」って監督が言っていたし、
普段の練習では、目で牽制してランナーを止める事しかしてない。
そう、ムロは練習でやっている事を忠実に再現だけ。
そして、目で牽制した分、一塁への送球が遅れて、
その分、本塁でタッグプレイが遅れた。
shunさんの所で紹介していた動画や
ラダーを使ったメニューで瞬発力は出て来た。
前なら見送っていた打球に追いついたり、
走塁のスタートの反応は良く成った気がする
今度は、状況に応じた思考の瞬発力を上げないと。
でも、プロでもこんなんだからなぁ
しかし、荒れ球だったムロから、
制球が良いカイセイに変わった途端にエンドラン。
流石、強いチームの監督