松田克久のワカサギ・鮎スパーク天国

ワカサギ電動二刀流マシンガン釣法、鮎下竿ワイドスパーク釣法の松田克久が綴るブログ。釣行記や情報・製品紹介をしていきます

全日本鮎釣りトーナメントなのだ

2007年09月17日 | <同居人のぼやき>

9月15日は、栃木県那珂川にて各メーカー協賛の全日本鮎釣りトーナメントが開催され、参加してきました。

いろんなメーカーの有名選手が一同に顔を揃え、メーカー毎の大会では、絶対に見られない豪華な顔ぶれがいっぺんに拝めちゃうのです。すごーーーい

雰囲気もピリピリ感はあまりなく、仲間と今年の鮎釣り終盤を楽しみに来た、といった感じで、東北から四国から遠くからの参加者もいます。三人一組でチームを組み、主は、シマノのテスター・モニターの方々と、同居人は、シマノ四国営業所の方にお世話していただき、シマノモニターの高知の山中さんと、静岡の三嶋英明さんの奥様とご一緒させていただくこととなりました。お二人ともキャリアも実力もあるとのことで、同居人は足を引っ張りやしないかと、一ヶ月以上前から気になってドキドキしちゃいました

当日は、60センチ位?高水で少しにごり気味、見るからに釣れる気がしません。前の週は台風で3メートル増水との話で、アカは飛んでるということでしたから、主には、端っこで石を良く見て釣るようにといわれて、一匹釣れたってすごいよと言われてました。なら、かえってプレッシャーが無いってもんさ!同居人は、すでに開き直って、お楽しみ~な気分

同居人は、Aブロック黒羽橋から上流三滝までです。初めて聞く場所で、町裏から車移動で、行ってみたら手前側に分流がありました。手前というのは嬉しい。同居人も竿を出せる場所があります。本流はすんごい流れで、水深何メートルあるの?ってかんじです。こわ~~い。早めに着いたのでちょっと川原を散策、「滝がある辺が良いらしいよ」と言われてたので、すぐに滝を見つけ付近を見ると分流の終わり20m位の範囲で砂底に黒い抱えるくらいの石が転々としています。さらに100m位上流にいくと、ザラ瀬の始まる前の開いて鏡になっている場所がありました。「今日はどっちかに入ろう」と思い。集合です。

入川順位は138番、どっちも空いてないかとも思いましたが、手前の滝前分流終点が、一人入れそう・・・でも、良いと思うピンポイントの間で砂底は微妙・・・・これなら、絶対上流の鏡がいいと思いましたが、この順位で空いているとは思えずそのまま入ることにしました。

オトリを放した直後、上にいた選手が鮎を掛けたのに高切れです。もったいない。その後、一時間しても誰一人見渡す範囲で掛かった選手はいませんでした。

そこへ、可愛いお客様。下の選手のほんの足元2m位の距離まで鴨の親子の泳ぎの練習です。下の選手も戸惑い気味。子カモが6匹、ちゃんと親カモが流されないようにと後ろに付いてます。たぶん流れの緩いヘチを泳いで練習したかったのでしょうが、今日は釣り人がいっぱいで、カモも悩んでいる様子、頑張って反対岸に行こうと向きを変えた瞬間、下の選手に鮎が掛かりました。やっぱ、カモは縁起良いのかなあ。
ちょ~ラブリ~

そして、終了30分前になると諦めて竿をたたむ選手も多く、上の選手もたたんだ様子。同居人は、それまで必死で縦竿で泳がせてましたが、ここぞとばかり引き釣りに転向、隣の分も合わせて鮎と一緒に上り下りをします。二回目に下った時に待望の一匹。オトリと同じ位の良い鮎ですが、すでに終了7分前で、勝負でもう一回引くかと思いましたが、係員が終了6分前と言って歩いてます。戻ることを思えば納竿です。とりあえず、一匹GET良かった

同居人のチームの結果は、三嶋さんがせっかくの釣れた鮎が根掛かりで切れてしまい、オトリ込み2匹、山中さんが込み6匹さすがです。ボウズが多かった中でチームみんな0でないのがすごいです。合計11匹、それでも、決勝進出引き数に1匹足らずでしたから、すんばらすぃーです。お蔭様で、レディ-ス賞までいただきました。でも、みなさんに紹介されたり、写真を撮ってもらってたりしたら、自分の写真はないんです。なはは。

そして、ビックリ、帰ってきて思い出したのですが、5年前のシマノJCup魚野川大会でのこと。予選で若い女性が一人だけ参加していて、予選トップの成績でしたが、当時はレディースとチャンピオンコースが別れてて決勝に進めなかったんです。当時、同居人は鮎釣りを始めたばっかりで、初めて大会を見学に行きました。その時に、師匠に聞いたのが、「高松さんという有名な釣り師の傘下で、若手ホープの彼女だろう」ということでした。ハナカンもまともに通せなかった同居人ですが、あの時、女性ながらに細い体でトップ成績を残した彼女に感激し、「まじめに鮎釣り始めてみよう」と思ったのです。そこで始まった縁がいろいろつながって、主とも出会った訳ですから、釣り人生スタートのまさに起点だったわけです。

そうです、すでに気が付いた方もおられるかもしれませんが、その時の彼女が、那珂川でチームを組ませていただいた、三嶋さんの奥様ではないかと思うんです。もっと、早く気がついていれば確認してお礼が言いたかった(彼女にはチンプンカンプンかも)。

でも、そう思うと改めて、鮎釣りってなんか感動です。良い趣味を持たせてもらいました。再会(同居人的に)できたことを思うと、なんだか感激で、ブログ打ってって感無量、また、涙出ちゃいますぅ~

2007全日本鮎釣りトーナメント、一言では語れない良い経験でした。いろいろとご尽力いただいた皆様ありがとうございます。感謝、感謝です

 
 左から三嶋さん、山中さん、同居人です(お恥ずかしい テヘ

 


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ジャパンカップ 優勝!!

2007年09月17日 | 鮎釣行記2007

さー最後の最上流エリアです。これで決まります。

ゆっくり、オトリを泳がせ始めます。開始早々、中エリア左岸を攻めている、島選手に掛かった模様で、拍手、歓声が聞こえてきます。私も、早くに一匹目が掛かりましたが、その後、沈黙です。まわりを見回すが、あまり釣れそうな、ポイントが見当たりません。一番釣れそうな、右岸よりのチャラ瀬がありましたが、島さんと、木全さんが、たぶんさらった後だと思い、掛かる気がしませんでした。この時、さすがに疲れが出たのか、少し、集中力がなくなりました。おまけに、中エリアの島さんが、連発で掛けている模様で、ギャラリーの拍手、歓声が気になります。島選手の追い上げ猛チャージです。恐るべし、島選手です。島選手は、後で、わかった事ですが、最初の上流エリアで、オトリが変わらなかった様で、私同様、オトリが瀕死で、苦戦していたようです。

私は、おそらく、木全選手が攻めたであろうポイント右岸のチャラ瀬を少しづづ、ポイントを変えて、オトリを入れ続けます。ハリには掛かりませんが、追いを感じたり、ケラレを感じました。 うむ!! 釣れると思いました。オトリを変えて右岸の超ヘチに愛用のV瀬バリを打って、オトリを入れます。背バリなど、必要の無い、浅い、緩い流れですが、あえて、打ちました。良くやる作戦です。背バリを使ったチャラの引き釣りです。背バリのテンションと、ロッドのテンションを効かせた釣りです。更に、ベタ竿バンプのシャクリを入れて、攻めると、ヒットしました。今大会は、この『ベタ竿バンプ釣法』が、かなり効果的でした。結局、このエリアで、4匹追加して、試合終了になりました。

やるだけやりました。勝っても負けても悔いは無いと思い、検量に向います。

検量の結果、木全さん14匹 島さん15匹でした。最後の私の検量です。・・・・私は17匹!! やりました~、優勝です。ほんと鮎釣りやってて良かったー、はるばる高津川まで来たかいがありました。

  

 

日ごろ応援して、支えてくださった皆様ありがとうございました。

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決勝戦

2007年09月17日 | 鮎釣行記2007

シマノジャパンカップ ファイナル決勝!!

いよいよ最後の決戦です。ここまでくればやるしかありません。と言う気持ちで望みました。対戦相手は、現在、最強の岐阜の島啓悟さんと、同じく岐阜の優勝候補に挙げる人も多い、木全さんです。二人に胸を借りる気持ちで挑みました。決勝戦は、3ブロックを50分ごとに入れ替わる試合方式で、私は、最下流エリアからのスタートです。上流エリアが島さんで、中エリアに木全さんが入りました。

左岸のオトリ配布から、右岸に渡り、最下流エリアをめざします。決勝エリアは、下見をしていない場所なので、全くわかりませんが、二日間、試合中にわかってきた、川のクセを頼りにポイントを選びます。準決勝とそのまえの試合で、最初の一匹めを獲るのに苦戦したので、その教訓で、同じミスはしないように、養殖オトリを野鮎に変えやすい少し、流れのある瀬脇にポイントを決めました。・・・ 開始の合図で、引船を開けると、な、な、な、なんと!! オトリが、一匹、死にそうで、虫の息です。まいりました、この時ばかりは、さすがに泣きたくなりました。『なんで、最後のこの大舞台で、オトリが死んでるだよう~!!(涙)』・・・・ しかも、もう一匹のオトリも、体色が変わり始め、全く元気が、ありません。初めから、絶対絶命の場面からのスタートです。この時、私は、決勝戦ボーズを覚悟しましたが、ここまできてあきらめるわけにはいきません。 なんとか、生きていた1匹のオトリにハナカンを通し、手前の瀬の棚にオトリを入れます・・・・やっぱり、死にそうなオトリなので、水面に浮いてしまい、流れにのって、流されぎみになります。やっぱ、だめか~ ・・・・ でも、あきらめませんでした。とにかく一匹オトリが獲れれば、何とかなると思い考えました。弱ったオトリでも、掛かる可能性のあるポイントを探します。 対岸の瀬脇に、これまでの試合で、良い追いをみせた、ヘチの浅いザラ瀬で、しかも、流れが生きていて、変化のあるポイントがありました。 ここしかない!!

そう思いました。直ぐ、下には淵になっているから、魚は、補給されやすいし、ヘチすぎて、他人が攻めていないため、きっと、魚が付いてれば、追いがいいはずである。いっきに川を真ん中より立ち込んで、左岸のヘチにオトリを入れます。・・・・二つ目に攻めた、囲い石のポイントで、ぐッぐッぐーっと来ました~!! きた!!きた!!きた!!

小さい鮎でしたが、これは、絶対にバラせません。よっしゃ~~! 無事に取り込みオトリを確保です。こうなったら、攻めるしかありません。同じ付近のヘチギリギリの流れにこだわり、攻めます、記憶は、さだかではないが、5匹くらいゲットして、中エリアに移動しました。五分のインターバルをハサミ、中エリア下限旗付近の川の真ん中のザラ瀬にオトリを放ちます。比較的直ぐに一匹めがヒットです。続けてもう1っ匹ヒットの後、出し掛かり的にきましたが、その後、二匹連続バラシです。バラシたものの、入れ掛かり的に掛かったので、このポイントは、期待大なのですが、なぜか、そのポイントが、少し嫌な気がしました。なぜかわかりませんが、2匹目の魚が、デカかったのと、旗ギリギリの下は、荒瀬になるので、バラシ、高切れの危険がつきまとうと思い、嫌いました。試合では、トラブルは、致命的ですし、下って、旗から出れば、失格です。そんな、精神的な、要素から、先ほどの2匹のバラシを生んでいると、判断したからです。少し気分を変えるのと、今大会は、流心ではなく、ヘチの浅い流れにこだわっていたので、反対向きになり、ヘチを向いて攻めます。ここで4匹くらい釣った記憶ですが、さだかではありません。この時点でオトリ込み13匹です。この釣果なら、少しは、勝負になっていると思いましたが、この中エリアは、相当の釣り残しがあり、まだまだ、相当釣れる気がしたので、最後に、島選手が入れば、相当掛けて来る気がして不安になりました。しかも、私が、最後に攻めるエリアは、最上流のポイントで、二人が攻めた後の場所であり、しかも、掛かるポイントが少ない気がしたので、たぶん、あまり、釣果が期待できないと思っておりました。

   
  
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