あの大地震の後、初めて選手たちのプレーを見ることができた。相手は鈴木淳率いる大宮アルディージャ。試合は45分×4本、つまり選手全員プレーする機会が得られるというわけだ。
初めの90分はサブ組同士の対戦。新潟は前線から大島・亜土夢、酒井宣福・郁哉、菊地・長谷部、岩崎・大野・33番(ユース)・35番(練習生)、GKに新加入の小澤さん。
試合のほうは、ボランチの長谷部のところでボールが落ち着かず、そこを相手に狙われてほとんどボールを前に運べない状態。経験の少ない選手が多いけど、大島・亜土夢・菊地といったメンツは本来レギュラー組に入ってこなければならない選手。もう少し何とかならんかったかね。宣福の左MFはなかなか面白い、本来はFWの選手だが、もっと見たいと思わせてくれた。結果は前半先制されるけど、後半の最後の最後でここまでいいところがなかった長谷部がミドルを決めて1-1で終了。
ここからの90分はレギュラー組同士の対戦。もうアップしているのを見ているだけで、サブ組とオーラが違っているのが分かる。体格も全然違うね。メンツは前からブルーノ・ミシェウ、ヨンチョル・三門、勲・慶行、酒井高徳・石川・千葉・藤田、GK東口。
結果から言うとレギュラー組はコーナーキックから石川のヘッドで先制するも、その後集中を欠いて2失点逆転負け。試合の分析は自分には出来ないけど、あまり気にする必要はないかと。それよりもミシェウが終始判定に不服そうなのが気になった。失点もミシェウのイライラがチームに悪いように作用してたのが一因だと思う。相手の7番ともども、公式戦なら一発退場もんの小競り合いもあったし、試合後に監督とサントスコーチがカミナリ落としてくれるといいな。
レギュラー組での収穫はブルーノ・川又、ミシェウ・ヨンチョルの前4人の新しい形に少し手ごたえがえられたところかな。前半30分過ぎ、慶行out、川又in。川又はミシェウの位置に入り、ミシェウが左SF。左にいたヨンチョルが左に回って、右SHの三門がボランチに下がった。残り60分間はずっとこの形だったね。
まー、収穫も課題もありました。草津との練習試合から連敗だけど、次はもっとよくなると思える試合でしたよ。