昨日はサッカーに行かずに何をしていたかというと、山に行っていたんですね。
行き先は北アルプスの針ノ木岳、天気予報を見て金曜日の会社の昼休みにコンビニで当日夜の高速バスを予約し急遽行ってきました。
針ノ木岳に行くのを決めたのは急だけど、この山は今年の年間予定に最初から入れていたんで下調べは完了しています。
急いで準備はしないといけないけど、日帰りだからそれも楽勝。
新宿から夜行バスに乗って5時15分頃に扇沢へ到着、歩き始めて程なく目指す針ノ木岳方面が見えました。

その前に夜行バスなんだが、自分の後ろの席に座った60~70代くらいの夫婦がいきなり宴会モードなんすよ。
0時までは我慢したけど、その後も黙る気配がないのでさすがに注意したが1時過ぎまでうるさかったすね(自分の後にも別の方が注意したんですがね)。。。で、朝は朝で4時から扇沢到着までずっとしゃべってるし。なんなんだよ、こいつ等。
っつーわけでただでさえ仕事で寝不足なのにほとんど寝られず歩いているわけですが、山の景色が力を与えてくれますな。
これはナデシコの一種でしょうか。咲いていたのはこの写真のひとかたまりだけでしたが。
扇沢から50分で大沢小屋到着。ここからが本格的に登りになっていきます。
針ノ木雪渓が近づいてきました。この雪渓を歩くことが目的で今日はここへ来たのです。
一応軽アイゼンを装着。だいぶ前に購入したのだが、使用するのは初めて。
雪渓と夏道が交互に現れる。夏道区間の短いところはアイゼン装着したまま夏道を歩きましたが。。。
雪渓の一番細くて急なところは通行止めで夏道に誘導されました。
が、そのまま雪渓を登っている人がいますね。そして雪渓が切れ落ちているところで立ち止まっていますな。

雪渓の切れ落ちた部分は幅が狭いので、なんとか乗り越えたようです。が、自分なら引き返して夏道を進むでしょうな。自分、山では基本的に無理はしませんので。
鯉のぼりが道の目印になっています。ここは雪渓の最上部。
ああ、これらの花を見るのも久しぶりですねー。

雪渓付近は雲なのか、雪渓の冷気によって冷やされた空気が霧を作っているだけなのかはわかりませんが、ガスが濃かったものの標高が高くなるとそれも切れてきます。
針ノ木峠が近づいてきました。が、歩いてみると結構距離があるんだ、これが。
扇沢から2時間50分で針ノ木峠到着。峠には針ノ木小屋もあります。

あとで雲ってしまうんだが、このときはまだ槍ヶ岳・穂高岳方面が見えていました。

槍ヶ岳は登りたいとは今は思っていないけど、目立つしカッコイイから見えると写真撮ってしまいますね。
針ノ木峠から蓮華岳方面。針ノ木岳のあとで行こうと思ったけど…
峠から針ノ木岳へ向かいます。
途中でライチョウの親子×2組と遭遇。ライチョウを見るのは20年ぶり以上と思う(そもそもライチョウの生息する山に行っていなかったからね…)。

左の写真のライチョウが連れていた雛はまだひよこみたいな感じだったけど、右のライチョウが連れていたのはもうちょっと大きかった。
子供はすぐに岩や草の陰に隠れてしまうんで写真は撮れず。
峠から1時間で針ノ木岳山頂へ到着(標高2820m)。

峠から山頂までは疲労が出て思いっきり時間がかかっています…。
となりのスバリ岳方面。
黒部湖と立山(山頂は雲の中)方面。
大町市街方面。

どの方向も雲が多い。どうも針ノ木岳周辺が一番天気良かったみたいですね。
花はたくさん咲いていました。



でも、何故か一番たくさん咲いていたシナノキンバイとチングルマは全然写真を撮っていないという…。
下山時もまだいますね、ライチョウ(ちょっと遠いが鳴き声を上げているので分かる)。
このあと蓮華岳にも行こうと思っていたんですがね、もう疲れた(足がね、上がらんのですよ)のと、10時半頃には針ノ木峠周辺も完全にガスに巻かれて展望も望めないので蓮華岳は諦めて下山します。
帰りも雪渓ではアイゼンを装着し、無事に扇沢まで戻りました。
蓮華岳を取りこぼしたのは残念ですが、天気もまあまあ、ライチョウも見れたし良かったんじゃないでしょうか。
(雪渓は雪解けが進んであまり歩けなかったのが少し残念だったけど)
本日の山:針ノ木岳(2820m)
山ゲージ:35,740m
募金の方は先週の日曜日に今度は大分の地方銀行へ振り込みました。