東京V戦

東京V　1　-　1　新潟

監督交代してから6日後の吉永体制初戦。
とりあえず開始5秒でこれまでと違うのは分かった。
何がって、新潟のキックオフの時これまではロングボール蹴ってたんだけど、この試合では
それが無くつないでたんだよね。
結局この試合でFWに向けて蹴ったロングボールって片手で数えられるくらいしかなかったんじゃないかな。

これまでのロングボール頼みからボールを保持しながら相手ゴールに迫るという変化は十分にみられたんじゃないですかね。
それでチャンスもある程度は作れましたし。
もう少し縦パスをビシッと入れるとか、ワンツーで崩すとか出てくると攻撃の幅が広がりますが、
まあそれは6日間では難しかったでしょう。
それよりも吉田達磨時代のようにパスを回すだけで誰も勝負に行かないサッカーになるのだけは
勘弁してほしいです。

今日のところは勝てた試合だったと思うけど、及第点の出来かなと思います。
レオナルドのところをこのままでいいのかっていう問題はあるけど、シルビーニョは使っていかないと
いかんでしょうね。
シルビーニョにどう気持ちよくプレーさせるか、あとスタミナが落ちてプレスがかからなくなってからの
攻守をどうするか。。。やっぱりシーズン途中での監督交代は難しいですね。

あと、渡邊凌麿がこの試合で初めて上手い選手だと認識しました。
シルビーニョ、高木の2人とともに新潟の中盤を活性化させてほしいですな。

まあ、もう少し試合を重ねてみないと分からんですね。
それでも方向性としては今までよりもこっちでしょう。
後半もうちょいライン上げられなかったかねー。

本当の大ニュース

4月14日午前（だったと思う）、片渕監督の解任と後任監督に吉永さんが就くことが
発表されました。
本当の大ニュースってのはアルビBBの優勝じゃなくてこっちですね。

片渕さんには自分もそうだけど感謝しているサポーターは多いと思います。
それだけに開幕9試合が終わった段階での解任は非情ととらえる人も多いんじゃないでしょうか。

自分は、、、驚いたけど必要な人事だったと思っています。
山形との試合を見ながら、このままだと監督交代はあるなとぼんやり思っていました。
まあ、このタイミングとは思いませんでしたが。

開幕からなかなか主導権を握って進められる試合が少なく、特にここ数試合、とりわけ山形戦は
相手にやりたいようにやられた（それだけによく引き分けてくれたともいえるんだけど…）。
相手からすると新潟DFがボール持ったらある程度パスコースを限定しさえすればロングボールを蹴るだけになるから
対応は楽ですよね。広島のパトリックとかいればそれでも相手にとっては脅威だろうけど、
この試合では貴章も欠いていたわけで。
無造作に蹴られたロングボールが簡単に跳ね返される、誰も触れずにゴールラインを割る、
そんな場面が繰り返されるのを見れば、今後も厳しい状態が続くことは想像できますから。

是永社長は傷が小さいうちに何とかしたかったんでしょう。
そして吉永新監督を今年連れてきていたのは、こうなることも想定してのことだと思いますし、
何ならシーズン初めから吉永監督でもよかったんだろうけどそうしなかったのは片渕さんのこれまでの働きに
敬意を表していたからと思います。
片渕さんには休養した後でまたチームに戻ってほしいと打診していることからも、
ただ非情な人事を行ったというわけではないことは伝わります。

とは言え監督を変えたから良くなると約束されているわけではなく、さらに状態が悪化する可能性だって
ある訳で、是永社長にとっても背水の人事と思います。

まあ、こちらはチームが良くなることを信じて応援するだけです。
次節の東京ヴェルディは付け焼刃の戦術で勝たせてくれるような簡単な相手じゃないですし、
そのあとは無敗で首位（！）の水戸ちゃんが相手です。
（水戸ちゃんなんて言ったらもう怒られるね、「水戸さまに新潟の相手をしていただける」くらいがちょうどいいね）
しかもアウェイばっかり（ホーム戦少なすぎね？）、早くも正念場です。

片渕監督にはいつもいつも最低の状態のチームばかり率いていただいて感謝ばかりです、
そして吉永新監督、シンガポール3冠のチームを作り上げた人です。
シンガポールとJリーグでは全然違うと思いますが、期待しています。

山形戦とその後の出来事

新潟　2　-　2　山形

なんか試合のこと書く前にもっとデカいニュースが入ってきちゃったからな。
まあ、試合のことはさらっと残しておきますか。

試合の方はまあだいたいこれまでと同じような感じです。
相手がある程度ボールを握って、うちは守ってロングボールで攻めるという。

ただ、前節で悪くなかった（という評価だったからこの試合も先発だったはず）平松がこの試合ではほぼ機能せず。
初めの方からちょこちょこ嫌な形を作られていたけど、前半終了間近という時間に耐え切れず失点。

得点は中・外・中と細かくつないで、最後は高木のスルーパスに走りこんだ川口のゴール。
完全にDFの裏へ抜け、落ち着いて決めた川口は見事だったけど、高木のプレーよね。
最後のパワープレーの時も中でプレーしていたけど、サイドじゃなくて中央のポジションで
見たい選手だねぇ。

この後またしても山形にやられて、ここで今節もブラジリアンアタック発動。
後半ロスタイム、フランシスのクロスにレオナルドが合わせるもGKがセーブ、
そこに走りこんだ渡邊凌麿がホーム2試合連続ゴールを決めて引き分け。
なんとか敗戦は免れた。

しかしなあ、なんと言うか、やっぱりと言うか、試合内容はなかなか改善しないのですよね。
山形が本来新潟が目指していたものこれじゃねーの？なサッカーをやって首位にいるだけに、
自分とこのふがいなさが余計に目立ってしまったわけです。

そしてこのニュースですよ。
新潟アルビレックスBB、中地区優勝おめでとう！

ん？

ブラジリアンアタックで勝ち点1を拾う

岡山　3　-　3　新潟

最後の青春18きっぷを使って（結局宿取るからあまり安くはならんのだけど）、
2週連続岡山とか行ってたりして。
（2週連続クソ長い静岡県の東海道線各停地獄を経験）

これまでとは変わって暑い気候の中で始まった試合、
開始早々に先制したけどすぐ追いつかれて、後半突き放されたけど最後に何とか
追いついたという試合です（端折りすぎ～）。

まあ、この試合は大武の日でしたね、良くも悪くも。
前半2分に先制ゴールを上げるけどその直後にPK献上。
後半もマークについていた相手FWに振り向きざまシュート決められるも
最後の最後に決勝ゴールにつながる相手選手の交錯を演出した。
やれやれ、持ってるやら持っていないやら。

そういえばこの試合は平松が先発だったんすよね。
ここまでベンチ入りすらなかったから、もう全く監督のセレクトに入っていないのかと思っていたら
いきなり先発だもんね。
そしていい働きをしていた。ゴールにはならなかったけど惜しいシュートはあったし、
今季これまでに起用されたFWでは最もボールが収まっていたんじゃない？

そして途中出場で2ゴールを挙げたフランシス。
独特のリズムを持った選手ですね。
今日見た感じだとFWというよりは1.5～2列目の選手かと思うけど
今年は高木がいいからね。
守備なら高木、攻撃的に行くならフランシスか、しばらくは今日みたいに途中出場になるかな。

岡山にしてみたら最後のプレーは納得がいかんだろうが（自分も大武のファールかと思ったから）、
味方同士の交錯にも見えるしね。
最後まで集中していた新潟が少しだけ上回ったっつーことでしょう。

けど、勝ち点は1。0よりずっといいけど、それでも1。
上についていくためには次のホームで勝ち点3が必要です。

今日の試合では初出場の2人がいいプレーを見せてくれました。
勝ち点1を取ったのも大きいんだけど、それ以上に大きなものを得た試合だったかなと。

ホームで初勝利

新潟　1　-　0　町田

平日開催のホーム町田戦、何とか勝ちましたね。
結果を知った後に帰宅して余裕のDAZN観戦。
うん、全く緊張感無いな。

前節途中出場で流れを変えるプレーをした渡邊凌麿が今シーズン初先発、
後半その凌麿が相手をかわして決めたゴールが決勝点になりました。

この試合のポイントとしては渡邊凌麿と矢野貴章、2人の先発出場だったと思うけど、
まあ今の新潟が勝つとしたらこういう感じかなぁ、と。
ボールホルダーに対するチェックの早い町田を相手にすると繋いで崩すという場面は
この試合ほぼ作れなかったんで、貴章で正解だったと思います。

欲を言えばもっと繋いでボール保持率を上げてほしいし、上を目指すのであればロングボールばかりでは無理なんですが
今日に関しては内容よりも結果にこだわったっつーことでしょう。

それにしてもレオナルドが2試合続けてベンチ外なんすよね。
戸嶋がベンチ外なのは何となく片渕監督の用兵の傾向として途中出場での使いどころが無いのは想像できるけど、
レオナルドはFWですからね。
この試合でも2枚目は達也よりもレオナルドの方がよほど効果的だったと思うけど、、、

何はともあれ勝利は気持ちのいいもんです。
現状ではこれからも点取るのは難儀しそうな雰囲気ですが、FWが点取れないならMFが点とりゃいーんです。
今の新潟はまだ重心が後ろすぎるよね。
前線にボールが出たらチーム全体でもう少し押し上げないと。
それだけでもうちょいボールの回収率は上がるんじゃねーかな。

もう少しFWとそれ以外の選手の距離を近くしたい、
FWに行ってこいさせるんじゃなくてね。
勝っていい気分の時だからこそ気持ちよく改善したいすね。