最終節

柏　1　－　1　新潟

名古屋、湘南と低調な試合を見せられたわけだが、最終節の柏戦は違った。
新潟らしいハードワークと肉弾戦が得意なレイソルに一歩も引かずにぶつかり合う選手達の闘いは見ごたえ十分。
勝てなかったことは残念だが、退任する柳下監督を送るのに選手達のメッセージを感じることのできるいい試合だったと思う。
柳下監督に誘われて新潟へ移籍した小林裕紀は思うところがあったのか、たぶん新潟移籍後最高のパフォーマンスだった（オウンゴールは運がなかったね…）。
毎回このパフォーマンスを発揮できるなら、小泉の後塵を拝すこともないだろう。

試合終了後の柳下コールと、それに応えて挨拶に戻ってくれた柳下監督の姿を見て一つの時代が終わったなーという感傷が少しあるね。
昨年も今年も監督を更迭しろと何度か言ったわけだが、柳下監督の指導力は評価しているし、感謝もしている。
監督に聞こえてはいないだろうが、お疲れ様と叫ばせていただきましたよ。

これで今シーズンの新潟の全日程が終了したわけだが、チームは生き物。後任監督は早く決定しなければならないし、契約満了選手も近く発表されるだろう。
もたもたしていたらほかのチームに取り残されてしまう。
うちはJ1のチームでいちばんオフが長いんだから。
この間にやれることは何でもやろう。

来季の監督

アルビレックス新潟の来季の監督候補として、元韓国代表（Jリーグのサポーターにとっては元柏のといった方が分かりやすいかもしれない）の洪明甫（ホン・ミョンボ）と松本の監督である反町康治が候補に挙がっているらしい。

とりあえず反町は置いておいて（さすがに今更反町さんを待望する新潟サポももう少ないんじゃないか？）、洪明甫とはまたかなり想像の斜め上をいく名前だったので驚いた。

誰が監督に就任するかは分からないが、一つ確実になったのはヤンツーはこれでお役御免だということですね。
去年・今年と厳しい結果で、監督交代は当然の成り行きでしょうが、2012年にチームを残留させてくれたことと今年のナビスコ杯であと少しで決勝というところまで連れていってくれたことには感謝しています。
おそらくすぐにでも他所のチームから監督のオファーがあるでしょうから、来年は敵として対戦することもあるかもしれませんね。

とりあえず残留

新潟　0　－　2　湘南

スタメンを見たときにある程度覚悟はしました。いやー、神戸が松本に勝ってくれて助かった。
これね、最終戦まで残留争いがこじれたらもうどうなるか分からんですよ。

2トップが平松と達也。この組み合わせはこれまでで初めてだし、これからもないだろう。指宿はサブに入っているが山崎も前節で足を痛めたラファもメンバーに名前がない。この2人は故障として、このときはまだ指宿は後半勝負所で使うヤンツーの腹積もりなんだと思っていたんだが。

そして試合が始まってから気づいたんだけど、サブメンバーのウオーミングアップをしているところにいないんだよ、指宿が。
故障か体調不良か、詳しいことは分からない。ただ、FW1～3番手を欠いては勝負にならんね。

平松に対しては、自分はFWの選手だとは考えていないんだけど、前線で体張ってくれていた。平松なりにベストを尽くしたと思う（最後の方はスタミナも完全に切れていたもんな）。ただ、やはりこのメンバーだと得点を期待できるのが山本だけという構成ではどうにもならんですわ。

これまでも主力を欠く試合は結構多かったけど、ヤンツーが試合終了後の監督コメントでそれを嘆いたのはこの試合が初めてではないだろうか。
このメンバー構成ではビハインドになったら打てる手がないのと同じだもん。

しかし、連戦が続いていた名古屋戦の時よりも2週間試合が空いた後の方が怪我人が増えているってどういう状況だ？
今年はとにかく怪我人が多かったな。これは監督・コーチのマネジメントにも問題があるのではなかろうか。

さて、今シーズンも残す試合は2週間後の柏戦だけだ。
監督がシーズン前にどういう構想を抱いていたかは分からないけど、最後の試合くらいはベストメンバーでの采配を見たいな（慶はまだ絶対に戻れないけど）。