7月14日、日曜日の朝7時過ぎ。
ここは秋田県と山形県の県境、鳥海山の登山口のひとつ、鉾立です。
前日のサッカーサボって山にきました。
(翌日は仕事なんで、サッカー+山はちょっと厳しかったんよ)
天気予報はあまりよくなかったけど、7月に山に行きたかったんですよ。
7月の山の魅力は何といっても高山植物でしょう。8月には8月の花が咲くけど、やっぱり雪が消えた後に現れる花畑が
一番きれいな気がすんのよね。
賽ノ河原付近。このあたりで最初の雪渓が出てきます。
ご覧の通り、登山道は御浜というポイントまでは石畳が続いています。
雪渓周辺はチングルマがたくさん咲いていました(なぜか写真を撮っていない)。
もう少し行くと傾斜が上がって、海とか見えてきます。
見えているのは象潟の方向かな。
鳥居と山小屋が見えると御浜到着。
このあたりで多く咲いていたのはヨツバシオガマ。あとはコバイケイソウとかその他少々。
御浜からは火口湖である鳥海湖を見下ろせます。
残念ながらガスってきましたが、花も多くていいところなんで少し休憩していきますかね。
御浜を過ぎたあたりから高山植物は一層増えてきます。
ハクサンイチゲの群落とか。
まだ数が少ないけど、もうすこし経てばもっとたくさん咲きそうなニッコウキスゲとか。
ただ、肝心の山頂方面は雲の中…
いったん下って、しばらく上り返して、ここの分岐で千蛇谷コースという外輪山の下を通るコースに入ります。
こっちは谷底なんで雪がたっぷり。白馬岳以来の雪渓登りですな(傾斜はたいしたことないです)。
ガスだらけですがね…(良く言えば幻想的)。。。
大きな雪渓を登り切ったところが御室という場所です。
ここにも神社と山小屋があります(あと美術館?とかあったけど…)。
ここまで来れば最高峰の新山はすぐなんだけど、道は岩だらけの険しいものになります。
えっと、あの隙間に進んで
この岩の割れ目に入って
岩の隙間を下に降りて
抜けた先の右が山頂か。
標高2236m、鳥海山(新山)山頂です。
山頂は岩の上でクソ狭いので写真撮るのに順番待ちしてます。
山頂の下では胎内くぐりなんて場所もあります。
鳥海山山頂部は落石があったらやばい場所の連続ですな。
いったん御室に戻って外輪山に登り返し、外輪山の最高峰七高山へ向かいます。
御室まで戻ったら短い時間ですがガスが晴れて下の方が見えました。
外輪山に向かうには正面の雪渓をトラバースしなければなりません。
傾斜が結構あるので、ここだけは気を付けた方がいいっすね。
御室から七高山までは20分もかからないくらいの近さ。
あのでっぱりがそうです。
標高2229m、七高山のピークです。
新山は大勢の登山者がいたけど、こっちはあまり人が来ないんですね。
ここでしばらく粘っていたら、一瞬ガスが取れて新山が見えました。
7月中旬でもまだまだ雪たっぷり。
さて、外輪山コースを通って帰りますかー。
少しずつですが天気は回復傾向ですね。
咲いていた花とか(この写真の他にも何種類も花は咲いていました)。
山頂を振り返ったりとか。
いい景色。
御浜の鳥海湖を見下ろすところまで戻ってきました。
ここからは1時間ちょいも歩けば鉾立登山口です。
久しぶりに東北の山。
天気が微妙でサッカーと鳥海山とどちらを取るか悩んだのですが、何とか天気も持ってくれたし、
期待通り花はたくさん見れたし満足です。
本当は晴れた鳥海山を歩きたかったし、四方から登山道が延びている山です。
また別の機会に別のコースを歩いてみるのもいいかもしれんね。
(地図を見ていると、登山道の無いところにポイントや地名がたくさん入っているんで、もう歩かれなくなった
廃道が何本もあるんでしょうね)
最後に前日由利本荘市内から撮った鳥海山を。