動向・衝撃編

前回の続き

来季の監督が黒崎久志氏に決定、リリースされる。

松尾が来季Ｊ１に復帰する湘南への移籍が決定。再び反町さんの下で働くことになったんだね。人材難のサイドバックとしては有力な選手、湘南はいい補強したと思うぞ。

大宮からＧＫ高木を獲得、結果的に北野とトレードのような形に。北野より安いだろうけど…。新潟に「拾ってもらった」という言葉が印象的、応援したくなるねぇ。ＧＫは3人横一線だと思う、みんな頑張れよ。

鹿島のＭＦ増田の獲得に失敗、山形への移籍が濃厚。……このときはまだ何とも思っていなかったんだ。そう、この時はまだ…。

吉満フィジカルコーチが京都へ。マジかよぉー。今年選手に信頼されていた監督・コーチが軒並みチームを離れてしまう。まあ、監督が交代するって事はこういうことなのかもしれないけど、監督だって内部昇格だよ。なんでこうも流出が続くかねぇ。

森保一氏のヘッドコーチ就任が決定。これまで若いカテゴリーの選手を指導してきた実績があるよう。若手が成長しないと死活問題の新潟ですから、ほんとに期待してます。

松下年宏、ＦＣ東京へ完全移籍。

なんでやねん…。

ショックすぎて言葉も出ません…。

あー、増田と交渉してたのはこういうことだったのね、やっと理解したわ…。

痛いねぇ、痛すぎるねぇ…。まったく予想もしていなかったよ。

今はこれだけ言うのがやっとっス…。

動向

シーズンが終了して1週間、チームにいくつか動きがありましたなあ。

まず、河原が栃木から復帰。うん、栃木でエースとして成長して帰ってきた河原。来年頼むね（背番号どうすんだ？）。

そして札幌から西を1年の期限付きで獲得。どんな選手かは知らない。知らないけど、昨年Ｊ１で対戦した札幌の選手の中でダヴィ、クライトンに次ぐ3番目に名前を聞いたのがこの西だった。ポリバレントな選手のようだが、適正は前目の位置だろう。新潟の得点力不足解消に一役買ってくれることを期待してまっす。

んで監督が黒崎さんに決定。発表が遅れたけど、ずいぶん前から有力視されていたんでね。とにかくこれからの新潟をよろしくお願いします。

そして北野か。まさかの大宮移籍。（新加入選手を除いて）今年1年で一番成長した選手だと思うから、すごい残念よ。まーでもさ、出て行きたい人は出てけばいいさ。うちはビンボーなんだし、無理に選手をつなぎとめることはできないだろ。それでも新潟でプレーすることを選んでくれた選手を俺は応援するね。

でも、選手の評価はやっぱりカネなんだよ。それはフロントもサポーターもよく考えるべきことだよね。

ホントの最終戦

清水エスパルス　３　－　２　アルビレックス新潟

勝利こそ全てのトーナメント戦、負けたら何も意味が無い、何も残らないもんだと思っていた。だけど違うんだなあ、この試合はたぶんこれからもずーっと忘れることの無い試合だと思う。選手もこの試合で大きなものを得たはずだ。

試合は序盤から新潟がペースをつかむものの、先制したのは清水。すぐに松下のＰＫで追いつき、その後は一進一退で前半終了。

後半早い時間にエヴェルトンがこの日2枚目のイエローカードで退場、形勢が一気に苦しくなる。でも、今日の新潟はここからだった。1人少ないながらもしっかりとブロックを形成して清水に決定機を与えない。また、攻守の切り替えを素早く行うことで攻撃面でも1人少ないというハンデを感じさせなかった。

だけど、このサッカーはやっぱり大変に消耗するんだよね。この日の暑さに加え、前半からハイペースで試合に入っていたから選手の疲労はありありと見て取れたもんな。でもさ、先に足が止まったのは清水だったよね。うちの選手は間違いなく気持ちが相手を上回っていたと思う。相手より何倍も走ったと思う。

後半４０分頃、ヨンセンに決められ２－１。この失点でジウトンが座り込んだ。だけど、その直後の貴章の同点ヘッドを演出したのもジウトン。よく立て直してくれた。自分はこの時から後半終了、延長戦開始までのアイシテルニイガタを歌い始めたときには泣いてました。

ロスタイムに貴章が抜け出してＧＫと１：１の場面を作り出すもシュートは阻まれ延長戦に。

延長前半の終了間際、ゴール前の混戦から児玉に押し込まれ３－２。延長後半貴章が、千代がシュートを放つも決めきれず試合終了。2009年アルビレックス新潟の、鈴木淳監督のサッカーが終わりを迎えた。ちなみにここでまた泣きました。何だろう、泣いた理由は自分でも良くわかんない、っつーか理由が一つ二つじゃないから整理できないって感じ。

悔しいけど、やりきった。全て出し切ったと思う。そんな中でただ一つ心残りがあるとすれば、マルシオが復帰するまで勝ち残れなかったことか。

新潟は本当にいいチームになった。来年以降も新潟でプレーする選手も移籍する選手も、鈴木淳監督から教わったものを大切にしてもらいたい。自分も、淳さんのサッカーが見れて幸せでした。

選手、スタッフ、そして監督。1年間おつかれさまでした。そしてありがとう。

おまけ：すでに決まっているであろう次期監督はこの試合を観ていたに違いない。ねえ監督、松尾、惜しいと思いません？右サイドハーフでヨンチョルよりもフィットしていましたよ。再契約、考えましょうよ。

最終節

アルビレックス新潟　１　－　１　ＦＣ東京

敗色濃厚の後半ロスタイム、今シーズンで退団が決まっている松尾がチームもサポーターも救ってくれた。

最終成績は勝点５０の8位。

結局賞金圏内も逃してしまったわけだけど、気分的には悪くない。今シーズン何度も経験している引き分けだけど、終わり方が違うだけで同じ引き分けでも全然違うんだなぁ。

残るは天皇杯のみだけど、まだまだシーズンは終わらんぜ。