~ 原田泰治さん画 「やまのおみやげ」 ~
もう、30年以上も前、幼稚園に通っているころ、
毎月園で、薄い絵本が配られました。
特にお気に入りだったのが、この絵本です。
正確には、当時は「学研 ワールドえほん」として出ていましたが、
後に、講談社から加筆、出版された物を、
私が大人になってから購入したのです。
原田泰治さんの絵は、現在目にする機会も多いと思います。
園児だった私は、子供ながらに素朴な絵に心を奪われました。
お話の内容は、こどもが秋に田舎のおばあちゃんの家に
遊びに行って、体験したことを綴ったもので、
短いリズム感のある文章が心地よかったものです。
大人になってからハードカバー(?)で出版されているのを知って、
即、購入しましたが・・・、
残念なことに(原田さんには申し訳ないのですが)・・・、
文章が変わっている
リズム感のある文章から、説明文的な長い文章になり、
初めて見た方は違和感がないのかもしれませんが、
自分にとっては、素朴な絵とはあまりマッチしないなぁ・・・と
思ってしまったのでありました。
ですので、絵本の「絵」を見て、昔の文章を思い起こしたりしています。
オリジナルの方の絵本はかなり傷みながらも実家にあり(多分)、
家宝にしなければと思っています
余談ですが、「あんぱんまん」の初期の絵本も、
幼稚園で配本されたものがあります(こちらもお宝)。
こちらも余談ですが、原田泰治さんの絵の郵便切手が出ているので、
1シート買ってしまいました。よいです。