20数年前、学生だった自分は、
休みがあれば旅行をしていたい人間でした。
バブル時代と呼ばれる世の中で、
学生は(当時でいう)ディスコに行く者、
DCブランドにお金をかける者、
それぞれ、好きなことにお金をかけられる時代だったのかもしれません。
飲食店のバイトの時給は500円台からスタートして、
景気とともに上昇し、辞めるときには700円台でした。
勤労学生として、扶養の範囲内で稼げる金額が100万円で、
だいたい、これに近いくらいはバイトで稼いでおりました。
ここはシフト制だったので、入れるときに入って、
休みたいときに休める・・・というわけで、
4年くらい働いておりました。
家庭教師や塾の先生もしました。
塾の先生としては最悪の部類の先生だったと思いますが・・・、
塾の時給は悪くなかったけれど、
自分も予習をして行くので、
結局その時間は換算されず、気を使うことに疲れ、1年で辞めました。
塾長のことも好きになれませんでした。
こどものことを好きだったように見えなかったよ、塾長。
デパートのお中元のバイト、
バブル時代で、お中元コーナーは学生バイトだらけでした。
つたない接客でも、お客様はいらっしゃった時代だったのか
接客の達人の女性社員の姿には、率直に尊敬しました。
ただし、使えない男性おじさん社員を目の当たりにしたのもここです。
手作りの布小物を販売してわずかに利を得ていたこともあります。
置いてもらっていたお店が引っ越してしまったので、
これも続いたのは1年間くらい。
ほかに、単発のマネキンさんなどのバイトもしました。
若かったので、掛け持ちでできたのですね。
そうして稼いだお金は、
自分のお小遣い、洋服代、
そして、かなりの額が旅行代になりました。
旅は行ってしまえば終わりと思っていたけれど、
今も、その思い出や経験は生きております。
若い頃に行っておいてよかったと。
親にしてみれば、少しは学費にでも充てて~と言いたかったかもね。