深々と冷える土曜日。
パートに出勤するのに、念の為、
スパッツとクロスウォーカーを重ね履きし、
靴下も2枚重ね、颯爽と小雪の中歩けば、
そんなに寒くなかったような気もします。
思えば高校生のころは、今よりもっと雪が降っておりました。
横浜市に住んでいましたが、
1番ひどく降ったのは、今も忘れない・・・。
日曜日に部活で朝登校して、
体育館で部活して、昼に扉を開けたら、急に30㎝くらい雪が積もっていたこと
その少し前にも雪が結構降って、路線バスが止まり、
友人さっちゃんと、家まで2時間、ローファーで歩いて帰って、
その時はおしゃべりしながら、
「意外と歩けるもんだね~」と元気だったのでした。
後から考えると、その時はさらさら雪で、
風も強くなかったのでしょう。
さて、日曜日の部活の時も、
「さっちゃんと歩いて帰れば大丈夫だ」と軽く考えていたら、
この日は風も強く、吹雪の様相で、雪も重く、
少し歩いただけで足がじんじんして、
とても家まで歩いては帰れないと判断。
どうやらバスも電車も止まったらしい。
近くの生徒は歩いて帰りましたが、
電車、バス通学の生徒は、
しばらく様子を見ようと、暖房がつく高校の事務室で、
先生も含めて6人位で、
のん気にトランプで大富豪か何かをしておりました。
しかし・・・雪は降り止まず、さすがに先生があせってきて、
「車で行ける所まで送るからそこから歩きなさい・・・」と。
そして、車で走り出したけれど、
あちらこちらの通れそうな道を探しましたが、
吹き溜まりのようになっていたり、路上に車が立ちふさがっていたりで、
どうにも行く手を阻まれ・・・。
結局、高校に戻ることになってしまいまして・・・。
このままでは家に帰れない・・・という状況になってきて、
「事務室に泊まらせてください」って言ったけれども、
それは先生に却下され、
高校の近くに住んでいる友人のお宅に、先生が電話して、
急遽、同じ部活のスミちゃんのお宅に、
さっちゃんと泊まらせてもらうことになりました。
その頃には辺りも暗くなって、
確か大雪の為に停電して、
スミちゃんのお宅で、ろうそくで過ごしたような記憶が・・・。
翌日、月曜日、まだ交通がかなり乱れていたためか、
高校は時間繰り下げ登校で、
私とさっちゃんはスミちゃんのお宅から、のんびり登校。
日曜日の部活の日には、
スクールコートではなく普段着のコートを着ていたので、
目立ってしまったのも懐かしい思い出です。
通っていた高校は比較的自由な県立だったので、
服装も咎められはしなかったのですが。
温暖な横浜で、家に帰れなくなる大雪は後にも先にもこの1度。
ですから、その後、「都会で大雪」と言われても、
それほどに感じないのであります。
今日は小雪がちらつく程度ではありましたが、
仕事先で高層階から街を見ると、
・・・真っ白・・・ 積もることはない小雪でも、
上空から見ると、街を白く染めているのですね。