報告が遅くなりましたが、先週末の7月14日~15日、エスパルスドリームプラザ清水いりふね通りにプレオープンした篠田酒店のお手伝いに行ってきました。
すし横丁のほうから入ると、清水いりふね通り入口の好位置に店舗。以前は戸隠さんに近い、やや目立たない場所だったのに篠田酒店さんの群を抜く好況ぶりがドリプラ運営側にも目に留まったのでしょう。本当にわかりやすくて入りやすいポジションです!
お手伝いにうかがう前、7月12日のプレオープン初日にご挨拶に行ったときは、正雪の蔵元・望月正隆社長がお祝い&試飲酒コーナーのホスト役で活躍しておられました。今度のお店は、こんなふうに立ち飲みコーナーが出来て、有料試飲ができるんです。12日は、正雪の2007BY純米大吟醸斗瓶取りという超レア酒と、今年の大吟醸(県知事賞受賞酒)の2種が用意され、1杯500円おつまみ付きでふるまわれました。私はもちろん2種いただきました。
14~15日は私がボランティアホステスとして立ち飲みコーナーに立たせてもらい、この2種類プラス、開運純米大吟醸(今年の県知事賞受賞酒)まで加わるという、地酒ファン垂涎のラインナップ。連休中とあって家族連れや観光客やリニューアル見学者が多く、せっかくのお宝酒をオーダーしてくれる人は少なかったけど、試飲してくださった方は全員、なんともいえない満足感に満ちた幸せそうな顔でお帰りいただけました。・・・いい酒ってのは人をあんなにいい表情にするんだなあと、改めてこちらも幸せ感いっぱいになりました。
篠田さんが主催する日本酒の会には、24年前、地酒の取材を始めて最初に勉強にうかがわせてもらいました。それ以来の長いおつきあい。篠田さんは今では吟醸王国しずおかの製作支援イベントに手弁当で協力してくれています。
そんな“同志”のリニューアルオープンにあたって、花を贈る余裕もない今の自分にお祝いできることは何かを考えたとき、立ち飲みコーナーでお客さんとお酒のよもやま話をするぐらいなら・・・と思ったのです。
本来、正雪さんのように造り手当事者がホストを務めるのが理想的なんでしょうが、自分では役不足かもしれないけど、お忙しい蔵元さんたちの少しでも大弁できるなら、と、過去24年の地酒取材で撮りためた蔵元さんや杜氏さんたちの写真をファイルしてカウンターに置き、興味を持ったお客さんに観ていただきました。
できれば少し大きな写真を柱に飾らせてもらいたい、という篠田さんの申し出もあり、手元にあった六つ切りサイズの多田信男さん(磯自慢杜氏)の10数年前の写真をこんな感じで貼らせてもらいました。ついでにこんな解説イラストも付けさせてもらいました。
磯自慢は確かに群を抜く人気だということを、実際に店頭に立ってみてつくづく実感しましたが、有名だからという理由だけで買うのではなく、せっかく手に取ったのなら造り手の思いをしっかり汲み取ってほしいと切に願います。
本日7月18日、正式オープンとなる清水いりふね通り。その看板店になるであろう篠田酒店ドリプラ店。人が集まりやすい場所だからこそ、地酒文化の発信拠点として、買い物以上の感動を与える店になってほしいと思います。
本日18日は開店記念で、志太泉の蔵元さんがホスト役を務めます。志太泉のレア酒が出ると思いますのでどうぞお楽しみに!営業は10時から21時まで。試飲される方は電車かバスをご利用くださいね。清水いりふね通りの情報はこちらを。
またチャンスがあれば、写真スクラップを持って遊びに行きたいと思います。素人写真ですが、酒造りの現場写真をぜひお客さんに見せたいという飲食店・酒販店の方がいらしたら、気軽にお声掛けください。いつでもボランティアでお手伝いにうかがいます!