本日(3月13日)付けの静岡新聞25面に「しずおか地酒研究会20年」を紹介していただきました。一昨日から家を空けていたため、夕方帰宅して紙面を確認し、取材してくれた記者の温かい言葉にほっこりしました。取材協力してくださった松崎晴雄さん、湧登の山口さんには心よりお礼申し上げます。
3月15日の20周年記念講演会に登壇していただく【正雪】蔵元の望月正隆さん、杜氏の山影純悦さんにも写真取材協力していただきました。山影さんは「麹作業をしているからぜひ中で」とわざわざ麹室に招き入れてくださって、酒造りの要である麹造りと、その要となる洗米作業の重要性を、記者と私にとくと語ってくださいました。掲載紙面では山影さんのお名前がなかったので、ここで改めてお礼申し上げます。
こちらは20年前の発足を紹介していただいた静岡新聞記事。20年前の発会式の参加者は、蔵元、酒販店、メディア関係者がほとんどでした。会の存在を「造り手には、飲み手の声を直接聞く場に」「売り手は、造り手への理解を深める場に」、そして「地元メディアの皆さんには地酒が魅力的な取材テーマであることを知っていただく場に」と願い続けた20年だったと思います。20年後にこうしてまた取材していただけたというのは、その願いがささやかながらひとつカタチになったかな、とほっこり。
20年前には「地酒エッセーの募集」「消費実態調査」「ネット発信」「県酒造史編纂」「地酒の肴コンテスト」等など、今となっては夢物語のようなプランを列挙してしまいましたが、20年経た今、造り手自身が広報の重要性をしっかり認識して、積極的に情報発信するようになり、試飲会や交流イベントは売り手(酒販店、飲食店)がプロのスキルを存分に活かし、実効性ある企画を展開しています。市民団体であるこの会がこの先、どんなことで貢献できるのかをよく考え、ニュートラルな立場だからこそ出来うる事をこれからも地道にコツコツ続けていこうと思います。
なお紙面で紹介していただいた3月15日の20周年記念講演会、すでにお申込いただいた100名あまりの方々は一般の飲み手中心で、ご職業も実に多種多様。初参加者や女性が多く、20年前の顔ぶれとの違いをしみじみ実感しております。残席20ほどになりましたので、参加希望の方はできましたら14日中に鈴木のメールまでお名前、ご職業をお知らせください。