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「里山資本主義」が日本を変える? ⑦山の風景が人をひきつける

2014-06-17 07:15:00 | ビズ プラス

6月1日 BIZ+SUNDAY


鳥取大山の雄大なすそ野。
ここで驚くべきことが起きている。
年に100人以上もの人がこのふもとに移住している。
移住してくる大きな理由は大山の風景。
(農家 森藤力さん)
「晴れた日に大山を見ていると気分が落ち着く。」
5年前 森藤力さんは農業の経験はほとんどないままここにやって来た。
ニューヨークのIT企業に勤めていた森藤さん。
帰国を機に農業をしようと決意し
どうせなら雄大な景色の中で自然に近い農業をしたいと考えた。
大山には有機農業に適した土があった。
火山灰に植物が堆積してできた黒ボク土。
この土を使って今では年に80種類もの野菜を育てている。
大山の風景に一目ぼれし一番気に入った景色の場所にパン屋を開いた人もいる。
(コウボパン 小さじいち 西村公明さん)
「大山とこの風景にひかれて
 この地で自然なものを作りたいなという思いが強くて。」
大阪でサラリーマンをしていた西村さんが選んだのは人家もまばらな畑の真ん中。
しかしここにはパン作りにもってこいのものがあった。
井戸から湧き出る地下水に近所の農家が分けてくれる余った果物を合わせてみると
空気中の菌を取り込んで素晴らしく香りのいい天然酵母が出来た。
自然の風味のパンが評判を呼び岡山や大阪からリピーターを集めている。
「小麦の味がしてほわっと天然酵母の香りがする。」
「シンプルだけどおいしい。
 思わずたくさん買っちゃいました。」

 

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