6月8日 BIZ+SUNDAY
タイのチョンブリにサッカーを活用して人手不足を解消する日本企業がある。
日本の大手自動車部品メーカーのジャトコ。
海外生産の拡大に伴い 去年7月にタイ南部に新工場を建設。
しかし人手不足が深刻で従業員確保が課題だった。
そこで目を付けたのがサッカー。
敷地内に専用グラウンドを作ることにした。
(ジャトコ グローバル広報部 佐藤尚武課長)
「こんな立派なサッカーグラウンドがあるジャトコということがブランド価値。
この会社にぜひ勤めたい。
働いてよかったというきっかけをいくつ作れるか。」
この日 従業員と一緒にプレーしていたのは現地法人の社長。
現地の従業員とのコミュニケーションにも役立っている。
(ジャトコタイランド 平山智明社長)
「タイ人はうまい。
よく走るし。
従業員の日ごろのストレス発散にいいと思う。」
(従業員)
「週に2日練習している。
勤務先にグラウンドがあるのが自慢さ。」
この工場では1年間に約1000人の従業員の確保に成功。
当初の計画を上回る成果を上げ本格的な生産を始めている。