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同窓会ビジネス 最前線

2014-08-06 07:15:00 | ビズ プラス

7月27日 BIZ+SUNDAY


幹事に代わって案内状の発送や出欠の確認など面倒な作業を代行してくれるサービスが同窓会ビジネス。i
都内のホテルで開かれた同窓会では20年以上前に高校を卒業した同窓生たちが久々に再開した。
幹事さんは面倒な幹事の仕事はすべて同窓会の代行サービスに任せた。
(幹事)
「幹事の負担なんですけども10分の1ぐらいだったと思う。
 全然 楽ですね。」
代行サービスを行っている笑屋の真田幸次社長。
案内状の送付や出欠の確認などを代行。
売り上げは年間1億円を超える。
真田さんは5年前に会社を設立。
社員14人と全国で同窓会ビジネスを展開している。
会社では代行サービスだけでなく同窓会を楽しんでもらうための様々な仕掛けを用意している。
たとえば参加者が事前に登録する専用サイト。
「この学校の幹事さんが8問クイズを作ってもらって
 “何クラスあった?”とか“最寄駅はどこだった?”とか
 “修学旅行どこ行った?”とか“ジャージ何色だった?”とか
 クイズに答えてもらい4問以上正解しないと登録できない。」
そもそも真田さんが同窓会ビジネスに目を付けたきっかけは友人の一言だった。
(笑屋 真田幸次社長)
「友達の母親が
 同窓会をやりたいけど面倒でできなくて困ってるんだよねって
 そういうニーズがあるらしいよっていう話があったので
 確かにと。
 人が困っていることとか問題になっていることを解決するというのは商売とかビジネスの基本だと思うんですよね。」
人が困っていることにビジネスチャンスがある
真田さんは参加者の出費の負担を減らそうとこんな仕組みも作った。
それは企業にスポンサーになってもらうこと。
この日のスポンサーは楽天。
楽天は電子書籍をPRする代わりに飲食代の一部を負担する。
同じ世代が参加する同窓会はターゲットを絞り込んだPRができる格好の場である。
(楽天 イーブック部 小笠原有香子チームリーダー)
「楽天のユーザーさん 30代40代の方が非常に多いという中で
 その年代に向けたピンポイントのマーケティングができるということが楽天としてはメリット。」
(笑屋 真田幸次社長)
「年齢も地域も決まっているし偏差値みたいなものもあるので
 そういうコミュニティーだったらスポンサーにつきたい会社も結構ありますよね。」
いま会社は新たなビジネスを展開しようとしている。
多くの女性からきれいになって同窓会に出席したいという声を聞いた真田さん。
エステやレンタルドレスのサービスをする会社を立ち上げようとしている。
さらに真田さんは若者の流出に直面している地方の自治体にも目を付けた。
8月に新潟市で開催する30歳の大同窓会。
市内の60の中学校を対象に参加者1000人を集める。
当日は地元企業の紹介ブースを設置。
都会に出た人たちのUターンを促すねらいである。
(笑屋 真田幸次社長)
「もともと行政から地域活性で同窓会で何かできるんじゃないかと
 飛び出していった若者が帰ってくるきっかけにもなるんじゃないか
 そういった相談を受けてたのでそれはいいヒントだなということでそういうものが生まれてきている。
 同窓会をやることによって参加者はもちろん地元の地域が活性化されたり
 使われる飲食店ももちろん利益になるしスポンサーにもメリットがある。
 みんなが喜ぶサービスなのでこれはどんどん広げていきたい。」




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