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マインドフルネスで心のトレーニング

2017-04-25 07:15:00 | 報道/ニュース

4月1日 キャッチ!


ビジネスリーダーの間で注目されている ジャニス・マトゥラーノさん。
瞑想などを取り入れて意識を1つのことに集中させる「マインドフルネス」のインストラクターである。
(ジャニス・マトゥラーノさん)
「意識を全て呼吸に向けて
 息づかいを一番感じるところに集中してみて。」
呼吸以外のすべてを忘れ1つのことだけに集中する訓練。
この日ジャニスさんのマインドフルネスの授業を受けたのは
名門ニューヨーク大学に通う将来のビジネスリーダーたちである。
いくつもの仕事を同時に抱えるビジネスリーダー。
しかしジャニスさんは
1つのことだけに集中する力がいま必要とされていると言う。
「脳は同時に複数の情報を処理することは出来ません。
 そうやってスマホをいじるだけで抗議に集中できなくなるわ。
 2つのことをしている時
 脳は行ったり来たりする。
 そのスイッチが問題なの。
 頻繁にスイッチすると作業の効率が30%も落ちるのよ!」
(受講者)
「リーダーシップに対する考え方が変わったよ。
 過去や将来のことではなく
 今に集中することが大切なんだ。」
(ジャニス・マトゥラーノさん)
「マインドフルネスは早く始めた方がいい。
 理想のリーダーに近づく実践的な方法だから。」
ビジネスリーダーに瞑想やマインドフルネスの重要性を説くジャニスさんは
いま世界から大きく注目されている。
現在は国内だけでなくアジアやヨーロッパなど世界中を飛び回る日々。
ジャニスさんがこれまでに教えたリーダーの数は1万人を超えた。
執筆した本も9か国語に翻訳されている。
ジャニスさんとマインドフルネスとの出会いは10年前。
当時のアメリカで最大手の食品会社で副社長を務めていた。
24時間体制で仕事をこなし
家庭や子育てにも全力投球。
複数の案件を同時に処理する毎日だった。
そんなころ両親が相次いで他界。
でもジャニスさんにはゆっくり悲しむ時間すらなかった。
(ジャニスさん)
「個人的につらいことと仕事の大変な時期が重なった。
 完全にオーバーヒートして
 やっていけなくなった。
 疲れ果てて
 回復力はゼロ。
 へとへとだった。」
藁をもつかむ気持ちで参加したマインドフルネスのワークショップ。
そのころは“マインドフル”の意味さえ知らなかった。
(ジャニス・マトゥラーノさん)
「心のトレーニングを始めてから少しずつ何かが変わっていった。
 複雑な状況の中でも心の余裕を見つけられると気づいた。
 心の回復力が出てきて
 自分が自分らしくいられるようになった。」
ビジネスリーダーとしてマインドフルネスの効用を実感したジャニスさん。
「自分と同じような境遇にいる人を助けたい」と
会社を辞め
NPOを起ち上げた。
夫のピーターさんはジャニスさんのNPO活動を支えるサポーターの1人である。
(ピーターさん)
「彼女の人生は常に人助けなんだ。
 人生をより良くする手助けは素晴らしい活動だよ。」
ジャニスさんにトレーニングを受けた大手家電メーカーのCEO パトリシオ・バルガーさん。
以前は仕事に振り回されるような毎日だったが
最近は発想力クリエイティビティーも出てきた。
(パトリシオ・バルガーさん)
「瞑想は自分自身のためになっただけでなく
 部下にもいい影響があったし
 会社全体の利益になったと思う。」
(ジャニス・マトゥラーノさん)
「私たちには心の容量を広げるトレーニングが不可欠なの。
 より良い人生を生きるためには体だけでなく心も鍛えないと。
 それがマインドフルネスなのよ。」



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