2021年5月10日 NHK「おはよう日本」
京都市にあるスタートアップ企業。
この会社の中から世界の名所が見える。
壁にかかった額縁。
“スマート窓”と呼ばれる商品で世界の観光名所を映し出す。
現場音声を収録することで臨場感を出している。
本体価格は4万9,280円。
月額980円で1,200種類以上の景色をダウンロード可能。
3台連結すれば横長で映し出すこともできる。
海外旅行に行けなくても自宅や職場で気分だけでも味わいたいという人の需要をつかんで
約1年で7,500台販売した。
(アトモフ CEO)
「自分の好きな風景 旅先 思い出の旅行場所に行ける。
気分が切りかえられる。
みんな広い世界に行ってほしいと思うので
そのきっかけになれば。」
一方 携帯電話の大手は
国内に新たな観光地を生み出そうというビジネスに取り組み始めている。
AIを活用して世界の名所と日本の観光地の画像を比べて
その構図などをもとにどれだけ似ているか類似度を数値化する。
1.0=満点
0.7以上で“似ている”としている。
たとえば“東洋のナイアガラ”といわれる大分県豊後大野市の原尻の滝。
その類似度はというと・・・
AIは0.875071。
ノルウェーのシェラーグボルテンと新潟県佐渡の弁慶のはさみ岩を比べてみると
類似度は0.7。
この取り組みのきっかけは
兵庫県朝来市にある竹田城跡が“日本のマチュピチュ”だと話題になって観光客が急増したことである。
この会社はすでに全国各地にマチュピチュに似た景色を見つけている。
将来的にこうした世界の名所とちょっと似ている景色を探し出すサービスなどを提供したいと考えている。
(NTTドコモ 黒須テック開発部)
「SNSとかに画像をアップロードして楽しむというのが
ひとつの観光の楽しみ方になっている。
似ているだけとはいえ
それだけ魅力はあるのかなと確信しています。」