評価点:63点/2022年/アメリカ/107分
監督:マーク・マイロッド
完璧なメニューのなかに混入した異物。
孤島にある高級レストラン、ホーソン。
そこは限られた人しか訪れることができないという場所だった。
なんとか予約が取れた美食家のタイラー(ニコラス・ホルト)は、恋人のマーゴ(アニヤ・テイラー=ジョイ)を連れて念願のホーソンを訪れる。
同席できるのは12人のみ。
有名企業の会社役員や映 . . . 本文を読む
評価点:65点/2018年/アメリカ/117分
監督:ボブ・ペルシケッティ、ピーター・ラムジー、ロドニー・ロスマン
ヒーローに欠かせないものとは。
ブルックリンに住む高校生マイルス・モラレスは、警察官である父親の考えで私立の寮制の学校に転校した。
しかし彼は勉強よりもアートに興味があり、考えが合わない。
そんな中彼が慕う叔父のアーロンに連れられて秘密の場所でアートを完成させる。
そのとき、謎 . . . 本文を読む
評価点:76点/2016年/アメリカ/128分
監督:ギャヴィン・オコナー
サスペンスのお手本のような作品。
地方でしがない会計士をしているクリスチャン・ウルフ(ベン・アフレック)は周りの人と交流を持たない異色の人だった。
一方、金融犯罪専門の長官レイモンド・キング(J・K・シモンズ)は、不穏な金の流れに常に顔を出している男の捜査を、若手の分析官メディナに半ば強制的に指示する。
メディナが命 . . . 本文を読む
評価点:78点/2014年/アメリカ/106分
監督:デイミアン・チャゼル
相容れない他者がもつ唯一の共通の言語。
アメリカ最高峰の音楽院に入学したドラマーのアンドリュー・ニューマン(マイルズ・テラー)は、フレッチャー教授(J・K・シモンズ)のバンドに入れる機会をうかがっていた。
あるとき教授から誘われて見習いとして入団することを許されたが、その雰囲気は晴れ晴れしい外からの様子とは違い、熾烈 . . . 本文を読む
評価点:51点/2022年/日本/112分
監督:樋口真嗣
総監督・脚本:庵野秀明
統一性と完結性の欠如。
怪獣、いや禍威獣に襲われるようになって日本は対禍威獣対策として「禍威獣特設対策室」という組織をつくり、対応に当たることにした。
略称「禍特対」の対応はうまくいっていた矢先、禍威獣「」が現れる。
対応を迫れる禍特対だが、手も足も出ない。
そんな中、いきなり銀色の巨人が現れて、禍威獣をやっ . . . 本文を読む
評価点:63点/2022年/アメリカ/175分
監督:マット・リーヴス
救いたい街が見えない。
バットマンことブルース・ウェイン(ロバート・パティンソン)がゴッサムシティを夜な夜な見守る活動を始めて2年が経ったころ、依然として治安は悪く劣悪な環境だった。
市長選挙を控えたある日、現職市長が何者かに殺される。
その顔には「ノー・モア・ライズ(ウソはまっぴらだ)」と書かれていた。
そしてバットマ . . . 本文を読む
評価点:82点/2016年/アメリカ/148分
監督:ルッソ兄弟
否応なく市民を巻き込む、ヒーローの悲哀と矛盾。
「ウルトロン」の闘い以降、アベンジャーズの闘いは民衆を巻き込んだものになっていた。
民衆は得体の知れない危険から見に守ってくれるヒーローというよりは、やみくもに民衆を巻き込み戦闘を繰り広げる危険因子そのもののように捉え始めていた。
そんなおり、アフリカでテロを未然に防ごうとして、 . . . 本文を読む
評価点:53点/2018年/アメリカ/128分
監督:J・A・バヨナ
テーマパーク化する世界。
前作「ジュラシック・ワールド」が破綻して3年後、放置されたイスラ・ヌブラル島は再び注目を浴びていた。
それは島の火山が活発になり、噴火が秒読み段階になっている、ということだった。
しかし当局はこの人工的に生み出された恐竜たちを、再び人為的に救うことに難色を示していた。
貴重な恐竜たちを救おうと動い . . . 本文を読む
評価点:90点/2021年/アメリカ/148分
監督:ジョン・ワッツ
〈私〉に届く物語。
ミステリオによって正体を暴かれたピーター・パーカー(トム・ホランド)は、全世界(厳密に言えばNY)から注目される存在となってしまった。
騒動を起こした張本人であると喧伝されたことで、恋人になったばかりのMJ(ゼンデイヤ)と、良き理解者だったネッドにも影響が出てしまった。
進路も絶たれてしまったピーターは . . . 本文を読む
評価点:83点/2021年/イギリス・アメリカ/163分
監督:キャリー・ジョージ・フクナガ
ボンドの罪と罰。
スペクターとの闘いの後、マドレーヌ・スワン(レア・セドゥ)とイタリアで隠退生活を送っていたボンド(ダニエル・クレイグ)は、それでもマドレーヌに心打ちを明かすことができなかった。
過去との決別のため、昔の恋人ヴェスパー・リンドの墓を訪れた際、何者かに攻撃される。
誰にも居場所を知られ . . . 本文を読む