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ネタバレ必至で読み解く主観的映画批評の日々!

光陰矢の如し

2018-02-23 19:15:55 | 毎日コラム
時が経つのが速い。
そういう決まり切った挨拶が久しぶりに会う友人や知人と交わされることは珍しくない。
昔からそうだし、今はますますそういう傾向にあるように思う。

なぜ人は歳をとるとこんなに時が経つのが速くなるのだろう。
そういう話を職場でしていると、どこかで聞いた話、ということで、1人がこんなことを話していた。

生きていくと自分の残りの人生と今まで生きて生きたい人生ととの割合が変化するから、相対的に残りの人生が短くなっていくから、という話を聞いたことがある、と話していた。
なるほど、そうかもしれない。

私は別の案を提出してみよう。
それは、ますますスケジュールが過密化し、長期のスケジュールまでも決定されていく傾向があるからではないか、と考えている。
大人になれば、ある程度の年齢になっていけば、ますます予定は先まで埋まってしまう。

結婚、出産、育児、教育、家の購入……などなど。
ライフスタイルによって違いがあるものの、生きるスパンが長くなる。
子どもの頃は、もっと目の前のことしか考えられなかったし、考える必要もなかったはずだ。
だが、大人になれば、自分では決められないこと、すでに決まっていることが増えてくる。
知らぬ間にどんどん予定表が埋まってくる。

そうなると、私たちは過去を生きるよりも、未来を生きることになる。
そうして、振り返れば、あっという間に感じる錯覚に陥るのではないか。

だから仕方ないと言いたいのではない。
だから、今を生きることを忘れたくない。
そう言い聞かせて、重くなった息子をだっこする自分のモチベーションにする。

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