昨日の17ページシリーズで、「作家のおやつ」という本を載せましたが、
中は全然触れずに終わってしまった…。時間がかかり過ぎてね、半ば強制終了でした。
この「作家のおやつ」に登場する作家さんたちはどうみても若手の人はいないのね。
それででてくるおやつも、間違ってもポテチとか、ロイズの生チョコなんてでてこない。
そうそう、表紙の写真、
これは池波正太郎さんが好んだ「万惣のホットケーキ」。
これなら私でも食べられそうだけど、本の中ではお饅頭とか水羊羹とか、和菓子路線がダダダダダ。
(書くととんでもない我儘嗜好なのですが、私って大福は好きなのにお饅頭は食べられない、
おはぎ・お団子は好きなのに、羊羹・最中は食べられない。同じ小豆なのに何故なんでしょね)
そんな中ふと見つけた黄色い物体。黄色というより黄金色。
それでいて、すとんと長方形で立ちながらもあの重量感。
それは、カ・ス・テ・ラ ←どうしたんだ?発作か。
こんにゃくにカタチは似ているけどこんにゃくには真似できないあの立ち姿。
いえね、特にカステラのファンではないんです。バームクーヘンもそう。
お返しの品とかで頂いたならありがたく食べるけど、買って食べないのが私のカステラでしょか。
なのに、この本に載っているカステラがやけに美味しそうに見えて、
ついついスーパーで大袋に詰め込まれたあれはカステラの耳?端セット?を、買ってしまいそうになった。
本に載っているのは、吉田健一さんが好きだったという福砂屋のカステラ。
そんなカステラなんて縁がないよと僻んでいたら、
なんと、快気祝いの品として、福砂屋のカステラがやってきた!なんという幸運。
私って超能力あるのかも(笑)。
1切れあたり 179kcal。一箱の半分は軽くいけそう。
そんなんで、毎日毎日カステラ食べています(笑)。だからやっぱり走るんだ。
余談ですが、この本の中に森鴎外の饅頭茶漬けの話が出ていて、
実の娘の森茉莉さんがエッセイで書いているので本当のことなんでしょうけど、
なんと森鴎外は饅頭を割り、それをご飯にのせ、煎茶をかけて食べていたそうな。うぇぇ。
さっぱりしたお汁粉のような味だそうな。
そうか、確かに食材は似てるというか、米系と小豆。ルーツは一緒。
おはぎに煎茶かけてもそんな味になりそうな…。やらないけど。
亡くなった祖母は昔、焼いたお餅にお茶をかけて食べていたっけ。
今思うと、あれはお茶漬けのような味だったのかな。
あぁ、こんな時間にこんなこと書いていたら串団子が無性に食べたくなってきた(笑)。
明日一久大福堂で買ってこよう。
あんこのお団子に煎茶をかけても、これもお汁粉っぽいな(笑)。
いえ、絶対別々だな(笑)。