東宝シネマズ二条にて鑑賞して来ました。ブログのお仲間 真紅さんの記事で気になっていた作品です。主役は鶴瓶さん。以前、ディア・ドクターでも主演を務められているので、演技は安定している。今回も、難しい役に挑戦なさっている。役つくりのため、減量もされた。冒頭のシーンでは、かなり絞られたなあと分かる。殺人を犯し、死刑されたにもかかわらず、生還したという役どころ。
鶴瓶さんらしいような雰囲気も醸し出してるけど、悲惨な過去を背負った男というイメージはそれなりに出ているかな?なんてえらそうなこと書いてますが・・・・。
さて鶴瓶さんのことはここまで。彼を取り巻く2人の若者。一人はちゅうさん役の綾野剛君、先日鑑賞した、楽園の役同様今回も、心を病んだ男を見事に演じていた。この人、やっぱりこういう役をやらすと凄いなあと思う。そしてもう一人、18歳でDVを受けた少女由紀役の小松菜奈さん。
2度の性的暴行を受け、心身を病む女性をリアルに演じた彼女にも圧倒された。
正直辛くて痛い映画だったけど、不思議と心温まる。何だろう?分からないけど・・・。
ある意味この先には明るい兆しがあるような気がした。それぞれが傷ついた過去がある中、お互いに寄り添う気持ちがせめてもの救いなのかな?
とはいえ渋川清彦演じる悪の根源みたいな奴もいるけど(笑)彼も憎らしいほど上手かった。
脇を固める俳優陣も豪華です。木野花さん、綾田俊樹さん、小林聡美さんたち・・・・。
皆さん良かったです!危うくスルーしそうになったけど、観れて本当に良かったです。
密やかな希望も持てたし・・・。落ちても這い上がれるなあと思いました。実は少し口の中、違和感でしんどさ、あったんだけど。無理してシアターに行って良かったと思いました。
そうそう次回は、父の写真展について書かなければ・・・・。