♪お気に入りアーティスト62
■T.レックス (T.REX)
☆マーク・ボラン(vo,g)
☆ミッキー・フィン(per,vo)
☆スティーヴ・カーリー(b)
☆ビル・レジェンド(drs)
■試聴はこちら
布袋寅泰、反町隆史、浅野忠信の3人が登場する、トヨタ「VOXY」のCMに使われている曲がT.レックスの「20センチュリー・ボーイ」です。世界卓球選手権2007のCMにも使われていましたね。
シンプルながら荒々しいギター・リフで始まる「20センチュリー・ボーイ」、全編に流れるハイ・トーンのコーラスとハードなギターが印象的です。
T.レックスのリーダーであるマーク・ボランがデビューしたのは1965年です。67年からはスティーヴ・トゥック(per)とデュオを組み、「ティラノザウルス・レックス」の名で活動を開始します(のちミッキー・フィン(per)とデュオを組む)。バンドの形態になったのは70年。この時バンド名も「T.レックス」と変えました。ちなみにティラノサウルスの「ティラノ」は「支配的な」、「サウルス」は「トカゲ」、「レックス」はラテン語で「国王」の意味を持っています。
T.レックスは、俗に「ボラン・ブギー」と呼ばれる、ブギーを基調としたシンプルなロックンロールを確立します。その独特のエレクトリック・ブギー・サウンドからは「ゲット・イット・オン」「テレグラム・サム」「メタル・グゥルー」などヒット曲が立て続けに生まれました。この頃の彼らのシングルは10曲連続で全英TOP5入り、うち4曲が全英No.1という驚異的なセールスを記録、その人気はたちまちイギリス中に広がりました。その数々のヒット曲から生まれる快感は「T.レクスタシー」などと言われていました。
レスポールを持ったマーク・ボランの姿、実にキマってます。彼は銀ラメのスーツに身を包み、派手なメーキャップを施し、「グラム・ロック」の象徴として一躍爆発的な人気を得ます。
この頃のT.レックスは日本でも非常に人気が高く、当時の「ミュージック・ライフ」誌を見てみると、毎号のようにカラー・グラビアに登場しています。
「グラム・ロック」は1970年代前半のロック界を席捲したムーヴメントです。いわゆる「ヴィジュアル系」の元祖、と言ってもいいのではないでしょうか。
メイクをしたマーク・ボランは、デヴィッド・ボウイーらとともに「グラム・ロック」の中心的存在として君臨しました。その人気の高さは、リンゴ・スターに「T.レックスは70年代のビートルズだ」と言わしめたことでも分かるでしょう。
T.レックスのサウンドは、中性的で、退廃的な雰囲気を持つマーク・ボランの容貌とあいまって、ミステリアスでどこかアンダーグラウンドな感じがします。やや一本調子ではありますが、単純なリフはノリがよく、メロディーもポップです。どちらかというと気だるいヴォーカルには妖しさと色気があり、女声コーラスや大胆なストリングスの使用はゴージャスで少々チープです。
「電気の武者」(1971年)「ザ・スライダー」(1972年)
T.レックスは、アメリカでは「ゲット・イット・オン」がヒットした程度でしたが、イギリスと日本では圧倒的な人気を誇りました。そんな彼らの人気も1974年を境に翳りが見え始め、バンドも一時は解散状態に陥ります。
77年、ボランは新生T.レックスを結成しますが、これからという時に自動車事故のため29歳で夭折しました。生前、ボランは「自分は30歳になる前に死ぬだろう」と口癖のように話していたといいます。
しかし、マーク・ボランの存在は、その死後もロック界に影響を及ぼし続け、今でも多くのフォロワーを生んでいます。
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そういえば、この曲って来日時に東芝EMI(だっけ?)のスタジオで録音されたんでしたね。あっ、レコードのジャケットに書いてありますね^^
私と同年代で大好きなバンドのひとつのデフ・レパードもカヴァーしてるんですよー
またも、TBさせていただきました。Thank you!
ボクが初めて聴いたのはTBSラジヲの全国ポップスHOT 10でした♪ 確かに、MCの八木誠さんに煽られた感は否めませんでしたが、立て続いてビッグヒットを飛ばして来日したのが嬉しかったですね!
この頃は、HOT LOVEがカッコよかった記憶が鮮明に在ります☆
ちょうど、大活躍の頃は、同世代の織田哲郎氏がロンドンで本物を体験したとテレビで告白されていたのを観ましたね^^;
GET IT ONはチェイスと同名でしたから、曲名を変えようかとしたと本で読んだ記憶もあります。
あのCM、歌はマーク・ボランだと思います。
布袋氏がギターを弾くバージョンもあるらしいんですが、なかなかTVを見ないのでまだお目にかかってません。
来日時にレコーディングもしたってことは、もしかしてマーク・ボランは日本びいきだったんでしょうか。
デフ・レパードが20センチュリー・ボーイをカヴァーしているのは知りませんでしたよ。でも想像したら合いそうな気がします~
あ、こちらからもTBさせていただきました。こちらこそThanxです。(^^)
ぼくはT.レックスは後追いで聴いたのですが、当時のミュージック・ライフのバック・ナンバーを見てみると、毎号のように記事やグラビアになってました。人気投票でも70年代前半はつねにベスト5に入ってたような気がします。
そうですそうです、Get It Onはチェイスのタイトルと被るので、Bang A Gongに改題したそうですね。でもアメリカではT.レックスの方(全米10位)がチャート上位だったみたいです。
いかがお過ごしでございましょうか~
ヤバイです。 またしてもT-REXは未聴・・・
唯一、Get It Onは、例の「僕達の洋楽ヒット」に入っております。
でも、チェイスの「黒い炎」も一緒に入っていた為、
単なる「紛らわしいヤツ」扱い
をしておりました・・・
おや、T.レックス未聴とは意外です~
Nobさんの青春期、これをバックにゴーゴー喫茶で踊りまくったのではないでしょうか(^^)
タイトル紛らわしいGet It OnはT.レックス唯一のアメリカでのヒットらしいです。ギンギラギンはなぜかアメリカではウケなかったみたい。
それにしても「僕達の洋楽ヒット」は貴重な存在ですよね。ぼくも重宝しております。
それからデビッド・ボウイやアル・クーパーに混じってT REXのアルバムを買ってきいてましたけど、さすがにあの格好は真似できませんでしたね(笑)
とにかく出す曲出す曲がみなヒットしていたような。。。とにかくすごい勢いだったんですよね。
>あの格好
ギンギラギンのスーツにパンツですね。しかも化粧。うーむカルロスさんならマネてくれそうな気がするんですけどね~(^^;)
今のビジュアル系バンドのファンの人たちって、普段からああいうファッションしてるんでしょうか。