チョコチップ・クッキーは見ていた (ヴィレッジブックス) | |
Joanne Fluke,上條 ひろみ | |
ヴィレッジブックス |
キーライム・パイはため息をつく (ヴィレッジブックス) | |
上條ひろみ | |
ヴィレッジブックス |
日本のスィーツは、「甘さ控えめ」というのが今や合言葉のようですが、
そんなのどこ吹く風、アメリカン・スィーツの甘さときたら、その名に
恥じない砂糖の量。粉砂糖、白砂糖、ブラウンシュガー、グラニュー糖、
モラセス、蜂蜜、バター、生クリーム、チョコレート、、、。ハイカロリー
材料のオンパレード。ジョアン・フルークの創りだしたヒロイン、ヘレン・
スウェンセンはミネソタの田舎町で「クッキー・ジャー」というお菓子屋
を営む花の独身女性。もちろん毎回殺人事件が起こり、ハンナがボーイ
フレンドの保安官たちと組んで事件を解決するのだけれど、このシリー
ズの面白みは、何よりそこに出てくる、ありとあらゆるアメりカン・スィ
ーツとそのレシピ。
ピーチコブラーは嘘をつく (ヴィレッジブックス) | |
Joanne Fluke,上條 ひろみ | |
ヴィレッジブックス |
ブルーベリー・マフィンは復讐する (ヴィレッジブックス) | |
ジョアン フルーク,Joanne Fluke,上條 ひろみ | |
ソニーマガジンズ |
1冊に7つか8つのクッキー・レシピが挟み込まれています。ものは試しに
どれか作ってみようと思ったのですが、材料を見るだけでげんなり。小麦
粉4カップに、バター2カップ、粉砂糖2カップに白砂糖1カップ、なんていう
のが平気で出てきます。これをしょっちゅう食べていて太らないないんて
言うのは、奇跡だと思うのですが、登場人物はたいていモデル並みのプロ
ポーション。まあ、お話ですからね。
そういえば昔アメリカへ行った時、モーテルで朝食に出た菓子パンが超甘か
ったのを覚えています。アメリカでは普通の砂糖、バター量なのでしょう。
日本のお菓子はアメリカ人には物足りないでしょうね。
"チョコチップ・クッキーは見ていた"にあった「オールド・ファッション
ド・シュガー・クッキー」というのを作ってみました。レシピ通りに作っ
たのですが、やっぱり危惧したとおりtoo rich!。いかになんでもバター
が多すぎ。しかもうちの安物電子レンジでは迫力不足か、書かれてい
る通りの温度と時間で焼いてもなまっぽい。でも、お味はまずまず。
太りたい人にはぜひおすすめ。