キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

折節のうつりかわるこそ

2012-09-27 09:57:39 | 季節
             

        「やうやう夜寒になるほど、雁なきてくるころ、萩の下葉色づくほど、早稲田

        刈り干すなど、とりあつめたることは秋のみぞ多かる」 徒然草 第一九段より

      数日前まであんなに暑かったのに、一気に夜寒の季節になりました。徒然草の

      「折節のうつりかわるこそ、ものごとにあはれなれ」の秋の描写そのまま、萩の

      花が咲き、空気もひんやりしてきました。もう、夕方五時過ぎになっちゃんと散

      歩に行くのも、暑くて苦痛ということはなくなりました。

         

            竹林もなにかしら秋めいて、

         

       その向こうの筋雲の夕空には、霞んだ月も見えます。今週末は中秋の名月です。

         

            気の早いお家やお店ではもうハロウィンの支度。

         

         草花の色もしっとりと落ち着いてきたような。

            野の草へ露を配りにゆくところ     ふけとしこ

         秋の妖精が恵みの露を草花に届けて回っているのでしょうか。

         きれいなイメージの句です。
コメント
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