秋晴れの日曜日、ドイツから来た友人とはとバスツアーに行きました。
アウグスブルク在住のアルフレートとは40年ぶりの再開。ドイツ旅行の
際に彼の家に泊めてもらった時以来です。当時は当然、彼はハンサム
な若者でした。でも今は、、、。人は変わるもの。それはもちろん私にも
言えることですが。
はとバスは浅草とスカイツリーを巡る、外人客向けコースで、英語の
ガイド付きでした。これはありがたかった。アルフレートは好奇心旺
盛で、しかもドイツ人らしく理詰めに色々聞いてきますが、そんな質
問に私がつたない英語で答えられるわけもなく、ましてや、彼の南ド
イツ・アクセントのドイツ語が理解できるわけもなく。
なにはともあれ、浅草は久しぶりだし、スカイツリーは初めてなので、
楽しいツアーではありましたが、まあ、なんという混みよう!浅草寺
の雷門前はまさに、芋の子を洗うようというより、立錐の余地もない
有様でした。こんな恐ろしい人混みの中へ行ったのは久しぶりでした。
アルフレートは結構平気なようで、阿鼻叫喚の中で浅草寺の歴史やら
なにやら、頻りに尋ねてきます。おみくじを引いて、凶(bad luck)が
出てちょっとへこんだようでしたが。
スカイツリーも恐ろしく混んではいましたが、ここは1回にエレベ
ーターが運べる人数があるので、浅草のような窒息するほどの
混みようではありませんでした。
350メートルの展望デッキからの眺めはさすが壮観。東京のものす
ごい超大都市ぶりが衝撃的です。東京はいくら緑が多いと言っても、
やはりここは巨大なコンクリート・ジャングル。人口27万人の南ドイツ
の街から来たアルフレートにとってもかなり印象深かったようですが、
心の底では、歴史的重みのあるケルンの大聖堂などのほうが、素晴
らしいと思っていたかもしれません。礼儀正しい人だから、何も言い
ませんでしたが。
スカイツリー内は係員の制服から何から全部ハロウィーン仕様でした。
カポチャは可愛いけど、係員の制服や帽子は取ってつけたようで、
あまり感心しませんでした。
次第に暗くなり、遥かに見える東京タワーの電飾がカラフルでとても
きれいでした。
地下に降りると634メートルを支える巨大なたくさんの柱が。人間って、
日本人って、すごいですね。こんなめちゃくちゃ大きい物を作ってしま
うのですから。今、国立競技場やなんかで、ごちゃごちゃ揉めている
けれど、言いたいですね。日本人はやればできるって。人ごとみたい
な言い方だけど。
地下の壁の絵。道路や橋の上の車が絵の中で動いています。面白い!