キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

アルフレートと東京散策

2015-09-25 10:02:26 | 旅行
             

             前日のスカイツリー・ツアーに引き続き、翌日は夫も一緒に東京

             を散策しました。といっても、5時間ほどしかなかったので、ほん

             の狭い地域でしたが。アルフレートが泊まっていた東京駅八重洲

             口側のホテルから、皇居の二重橋へ行き、出光美術館へ寄り、築

             地でお昼ごはんを食べました。これが、なかなかに良いコースで

             したよ。宿泊ホテルの「八重桜の湯」というのは、その名の通り温

             泉が売リのホテルですが、アルフレートに言っても、ほとんど興味

             を示しませんでした。日本人だと、ぜひ湯に浸からなくちゃと言う気

             持ちになると思いますが、ドイツには温泉文化はありませんからね。

             

             東京駅を迂回して、丸の内側に出て、三菱一号館美術館のそば

             を通りました。明治の洋館風の美術館と後ろの超高層のビルの

             コントラストが圧巻です。これには、ドイツ人にも日本人も強い印

             象を与える組合わせです。

             

             

             皇居の二重橋の方まで、ぶらぶら歩いて行きました。この辺は

             誰にとっても、文句無しにフォトジェニックです。早朝の割には

             なかなかの人出でしたが、飛び交う言葉がほとんど中国語。写

             真を撮ってあげたのも、撮ってもらったのも中国人でした。昨日

             の浅草にもツカイツリーにも、ほんとに多くの中国人観光客がい

             ました。依然として中国の人々が世界中の旅行シーンを席巻して

             いるようです。

             

             二重橋から歩いてすぐの、帝国劇場の隣にある出光美術館

             立ち寄りました。扇の柄が一面に描かれた洒落たエレベーター

             で9階まで上ると、静かで心地よい空間が待っています。日本美

             術の美術館ですが、ルオーの常設展などもあります。売店でアル

             フレートが、北斎の波の絵と赤富士の絵を描いた棗の形の煎茶

             缶を買って、プレゼントしてくれました。嬉しい驚き!結構しまり

             屋の印象だったので。

             

             築地場外市場の大変な賑わいの中で、なんとかお店を見つけて

             お昼ごはんの海鮮丼を食べ、築地本願寺を通りぬけました。ここ

             は仏教のお寺ですが、建物がコンクリート造りで、インド風あるい

             はヒンドゥー風とでも言うのでしょうか、かなり特異です。内部も

             キリスト教会のように椅子が並び、パイプオルガンまであります。

             浄土真宗のお寺ですが、おしえを広めるために積極的にイベント

             などを行っているようです。その意味でもなかなかユニークです。

             

             築地の場外市場を出て、大通りの交差点まで出ると、ウソのよう

             に人の波が引きました。ここから、地下鉄で東京駅に戻りました。

             アウグスブルクには地下鉄がないので、面白かったようです。ドイ

             ツと日本のおのぼりさんが、東京の一隅をうろついた半日でした。
コメント
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