キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

仲秋の名月

2015-09-27 15:00:11 | 季節の花々
            

            春の沈丁花と同じく、秋の金木犀の香る今頃は一年で一番芳しい季節です。

            この時期になると、ああ又秋が来たなと、何故か物悲しいような、なつかし

            いような気分になります。そして以前に「金もくせい」という合唱組曲をコー

            ラスで歌ったのを思い出します。その何曲目かに「公園通りの金もくせい」

            というのがありました。「金木犀の香る道、時が逆さに流れだす、、、」

            毎年金木犀を見て、香りをかぐ度に、このフレーズを思い出します。

            

            お彼岸も過ぎて、そろそろ彼岸花は終わりですが、萩の花はまだ盛りです。

            

            赤い萩、白い萩、こんなふうに赤と白が混じった萩の花もあります。

            そういえば今夜は仲秋の名月、萩の花から「萩の月」というお菓子

            の連想で思い出しました。でも今空は厚い雲に覆われていますが。

                 

            紫式部の実もつややかな紫色になりました。紫式部のライバルの

            清少納言の「枕草子ニ五五段」に「月のいとあかきおもてにうすき

            雲、あはれなり」なんていうのがあります。もう少し晴れて、風流な

            薄雲のかかった名月が見られるといいのですが。     
コメント
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