今年も紫花菜の咲く季節が来ました。正式名称は「オオアラセイトウ」。
諸葛菜とも言います。諸葛孔明が食用に広めたからだそうです。ちょっと
した空き地など、この花の紫色がちらほら見えるようになると春到来です。
それと一緒に年度末がやってきます。1年間読み聞かせにかよった小学校の
一年生たちも、4月からはもう二年生。ちょっとおにいちゃん、おねえちゃんに
なります。読み聞かせが終わったところで、お礼の言葉と共にお手紙とお菓
子の入った袋を頂きました。一年間聞いてくれてありがとう。何かしら心に
残っているでしょうか?
The Library Dragon | |
Michael P. White | |
Peachtree Pub Ltd (J) |
わたしの庭のバラの花 | |
アーノルド ローベル,Arnold Lobel,Anita Lobel,松井 るり子 | |
セーラー出版 |
私が今年度の一年生のために最後に読んだのは「図書室のドラゴン」
と「私の庭のバラの花」の二冊です。「図書室のドラゴン」は、図書
室に来た恐ろしいドラゴンの司書先生が、優しい先生に変身すると
いうちょっとユニークなお話。ドラゴンのウロコが「チャリン、チャリン」
と取れていくところが大受けします。「でもね図書室の先生は、ちょっ
とだけドラゴンのところを残していなくてはなりません。だって、本を
守ってやらなくてはなりませんから」という最後の教訓がミソです。
「私の庭のバラの花」はとてもきれいな絵本です。私の庭に咲くバラ
を初めとして、色々な花が次々出てくるいわゆる「積み上げ歌」の形
のお話です。「さあ、何種類の花がでてきたかな?」「11種類だよ!」
途中で飽きる子もいるけれど、とても注意深く聞いている子もいます。