ツルニチニチソウの咲いている道をさんぽしていると、
なっちゃんが突然立ち止まり、
側溝の横で女の子座り。
「こんなに気持ちのいい日に、こんな短いお散歩じゃ満足できません。
私絶対ここから動きませんから」と一旦座り込んだら、梃子でも動か
ない構えのなっちゃんです。確かに、暑くもなく寒くもなく良い陽気
です。仕方ない、少しなっちゃんのわがままを聞いてあげましょう。
風吹けば尾細そうなる犬桜
松尾芭蕉が、奈良の初瀬のあたりで作ったこんな句があります。犬桜
なんてあるのかしらと思ったら、ちゃんとあるんですね。バラ科の落葉樹
で、白い貧相な小花が房になって咲きます。写真で見ると、確かに犬の
尾にも見えます。芭蕉はちゃんとこの花の名前を知っていたのですね。