青い、青い!あまりに青くて、なんだか悲しくなるくらい。五月晴れの空。
でも、五月晴れの本来の意味は、五月雨が梅雨を指すように、梅雨の晴
れ間を言ったのだそうです。旧暦の5月は1ヵ月以上先、6、7月ですからね。
これだけ良いお天気だと日向はあまりに眩しくて、日陰が恋しくなります。
新緑の木陰、気持ち良いですね。ヘンデルの「オンブラ・マイ・フ」のゆる
やかな優雅な調べが響いてきそうな。ついでにニッカ・ウィスキーを飲み
たくなるような。
今は薔薇の季節でもあります。様々な色の、様々な大きさの薔薇のどれも
美しいこと。シューベルトの「野ばら」を口ずさみ、モーツアルトの「5月の歌」
を歌いながら木陰を行けば、気分はもう春のウイーンの郊外にいるよう。