五月初め、京都右京区御室の仁和寺を訪ねました。
新緑の間にキリリと五重塔がそびえています。
888年に宇多天皇が建立したという古いお寺です。境内にある
御室の桜は江戸時代から名高かったという八重桜です。今回は
残念ながらもう季節は過ぎていましたが。
このお寺は宇多天皇に始まる華道御室流の家元でもあります。
厳格に技法を守る古典的な活け方と自由に花を入れる盛花が
あるようですが、この花は前者でしょうね。なかなか渋い!
天皇の創建になり、門跡寺院だったからか、建物の中は御所
風です。修学旅行の高校性が、キャッキャ言いながら渡り廊
下を歩いていました。あの石清水八幡宮に参り損ねた法師も
日頃この廊下を行きつ戻りつしていたのでしょうか。想像が
膨らみます。
庭に咲く小花、ウツギ類の花でしょうか、可憐でした。
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