不忍池の西岸部の池の端地区から、文京区の「本郷台」と呼ばれている丘陵地帯へ向かって上っていきます。その途中にあるのが「無縁坂」と呼ばれている坂です。
上野公園の緑地帯から東京大学本郷キャンパスまで歩いて散策する場合、この無縁坂を通るのが一番の最短ルートです。抜け道にも使われているらしく、意外と車の交通量が多かったです。
無縁坂から見上げて撮影した、東京大学医学部附属病院の「入院棟A」です。2001年に竣工した高層棟であり、地上15階建ての規模です。
坂上に向かってしばらく歩いて行くと、前方に無縁坂の坂上が見えてきました。この日は無縁坂周辺で道路工事が行われていて、自動車は通行禁止となっていました。
無縁坂の坂上から「新入院棟A棟」の全景を見上げて撮影しました。午後の淡い西日が照りつけていて、壁面全体が白く光り輝いていました。
無縁坂の坂上にあるのが、東京大学本郷キャンパスの出入り口の一つである「鉄門」です。2006年5月にこの場所に再建されるまでは、更に南側にある竜岡門まで迂回しなければいけませんでした。
鉄門から本郷キャンパスの中に入れば、そこは東京大学医学部附属病院の敷地内となっています。午後3時過ぎの時間帯だったのですが、鉄門の周辺は人通りもなくひっそりとしていました。
鉄門の北側には、東大病院の「中央診療棟」「外来棟」などの建物が集まっています。
1990年代までの東大病院といえば、戦前に建てられた古い建物群のイメージしかなかったのですが、現在は建て替えやリニューアル工事が進んでいて、20年前とは全く違った場所となっています。
南東側から撮影した「外来診療棟」の建物の全景です。この建物の1階には総合受付や支払いスペース、院内薬局などが集まっています。外観はボロいですが、内部は新しくなっています。
前記の外来診療棟の東側に建っているのが、比較的新しい「中央診療棟第2棟」です。地上9階建ての建物であり、2006年3月に竣工しました。
外来診療棟の低層階部分を南側から撮影しました。
南西側から撮影した外来診療棟の建物の全景です。本郷キャンパス内を南北方向に通っている道路の歩道から撮影しました。
外来診療棟や中央診療棟群の建物群の南側は、東大病院のタクシーや一般車専用のロータリーとして整備されています。
同じ場所から中央診療棟第2棟の建物をズームで撮影しました。
そばにはタクシー乗り場や都営バス乗り場なども整備されています。