JR東日本 新橋駅の改良工事:工事進捗率20% 2015年3月24日
現在、JR東日本の港区内の拠点駅である新橋駅において、大規模な改良工事が行われています。新橋駅はコンコースが南北に分断される構造になっていて、2015年3月の上野東京ラインの開業により現在よりホーム上の混雑が悪化することが懸念されていました。南北コンコースの一体化や東海道線ホームの拡幅を行い、混雑緩和を図る工事が実施中です。同時に老朽化した屋根を大屋根に架け替えるとともに、各ホームとコンコースを結ぶエレベーターを設置します。加えて、駅舎の耐震補強工事も実施されます。
「新橋駅改良工事」の改良工事内容
○バリアフリー設備整備工事
東海道線ホーム(1面)、山手線・京浜東北線ホーム(2面)及び横須賀線ホーム(1面)にそれぞれエレベーターを設置します。また、地上コンコースと地下コンコースを連絡するエレベーターを設置します。
○耐震対策工事
東海道線の鉄筋コンクリート高架橋の耐震補強及び山手線・京浜東北線のレンガアーチ高架橋の補強・改築を行います。
○駅構内の混雑緩和工事
駅構内のレイアウトを変更し、南北のコンコースを一体化し、混雑緩和を図ります。
今後のスケジュール
バリアフリー設置工事:2016年度までに全てのエレベーター整備を完了予定。
耐震対策:2013年度に東海道線の耐震対策を完了させ、以降順次山手線・京浜東北線の耐震対策を行う。
駅構内の混雑緩和:2013年度に暫定的に南北コンコースの一体化を図ったのち、拡張工事を行う。
プレスリリース:JR東日本発表の報道資料 2010年9月2日
東海道線新橋駅改良工事の着手について
新橋駅の日比谷口前から新橋駅舎を見上げてみると、真新しい大屋根の設置工事が行われています。
山手線や京浜東北線のホームの長さ(約200メートル)の大屋根が現在整備されています。
ホーム下のアーチレンガ壁部分にも工事用フェンスが設置されていました。
ニュー新橋ビルの敷地前から見上げて撮影しました。
架け替え作業中の大屋根の断面部分を見上げて撮影しました。
新橋駅の烏森口の全景を撮影しました。この辺りは以前と全く変わっていません。
東海道線(上野東京ライン)の1・2番線ホームに上がってきました。巨大な大屋根がホーム全体を覆っていて、大阪駅の大阪ステーションシティの縮小版みたいになっていました。
西側の山手線と京浜東北線のホームを撮影しました。上野東京ラインの開業によってこれらの2路線の混雑の緩和が期待されていますが、そんなに変わっていないと思います。
東西線ユーザーの私としては、上野東京ラインが開業したとしても、東京駅から品川方面や上野方面に向かうには今までと同じように山手線と京浜東北線を利用し続けるのであまり関係がないというか…。
4分間隔で運行している山手線や京浜東北線と比べて、ホームで少なくても10分待たされる東海道線にあまりいい印象を抱いていないという点もあります。