一昨日の日記にも書きましたが、米澤穂信さんの「古典部」シリーズ第3巻『グドリャフカの順番』を読んでいました。
で。
昨夜、読み終わりました。
うん!
やっぱり、このシリーズは面白いですね。
まず、推理物と言っても、人が殺されたりしないのが良い(*^^*)b
平凡な日常の中に潜む、非日常。
そんな不思議な出来事が良い(^^)
一昨日の日記にも書いたとおり、このシリーズは、神山高校古典部を舞台にした、日常ミステリな推理物。
人生省エネ主義・・・やらなくてはいけないことは手短に、やらなくてもよいことは絶対にやらない・・・を信条とする、主人公の折木奉太郎が、ひょんなコトから古典部に入部し。
そのことによって、自分のポリシーとは、全然真逆の、何のトクにもならない骨折り損をしながら、学校で起こる不思議な現象の真相を推理する・・・という物語です。
因みに、メイン登場人物は、もちろん、「古典部」のメンバー。
↑↑のような、人生省エネ主義の主人公・折木奉太郎。
そんな彼の親友で、色んな知識を持ってる、データベース的存在・福部悟史。
ホータローをいつも、骨折り損な事件にひっぱりこむ、好奇心旺盛なお嬢様、千反田える。
ホータローと小学以来、ずっと同じくクラスの腐れ縁的女友達・伊原麻耶花。
の4人な訳ですが。
1、2巻は、主人公であるホータロー視点で、物語が語られていたのですよね。
でも、3巻は、少し趣向が違って。
古典部メンバー4人、それぞれの視点で、代わる代わる描かれます。
なので。
いつもは、ホータローの主観でしか分からなかった古典部メンバー。
この巻では、それぞれの視点が描かれているので、彼らの個性とか人となりが、しっかり分かって良かったです(*^^*)
特に、1、2巻では、あまり魅力を感じられなかった、女の子キャラ。える、麻耶花の内面がよく分かって。
なんだか、彼女達を、物凄~~~く好きになりましたですよ。
3巻は、文化祭中に起こる、よく言えば悪意のないイタズラ、悪く言えば、連続窃盗事件の謎。
しかも、アガサ・クリスティの『ABC殺人事件』をモチーフにしたかのような事件。
一体、何のために?
と、読んでて、ずっと謎だったのですが。
物語中に出てきたエピソード、全てが、伏線になってて、最後は、ビックリな結末でした。
なるほど、そう来たか!
だから、麻耶花の漫研ネタなどが延々と描かれていたわけですね。
それにしても。
この物語の魅力は、最後に、そこはかとない切ない余韻が残ること。
特に、この3巻は、その余韻が強かったです。
古典部シリーズ、4巻目も買ってはあるけど、まだ読んでいないので、この先の物語は分かりませんが。
シリーズ全体を通して、何か、大きな物語の伏線になっているのかな~という感があります。
特に、3巻は、そう思っちゃった。
人生省エネ主義がモットーで。
とにかく、必要なこと以外は、何もやらないで生きてきた主人公ホータロー。
なので、彼は、今まで、全然目立たない存在だったわけですし、ごく親しい友人達からですら、「怠け者」と思われていた訳なのですよね。
でも。
高校に入り、古典部に入部し、ポリシーに反して、あれやこれやと事件を解決している内に。
実は、とても頭が良くて、有能な存在だ・・・ということが分かっていきます。
そんな、ある種の才能ある彼ですが、でも、自分では、とにかく、省エネを貫きたい・・・そう思っているのですよね。
でも、そんな彼に、少しずつ変化が現れてきていますし。
シリーズを通して、彼が、少しずつ変化していくのかな~とか思っています。
そして、そうでありながら、省エネ主義・・・つまり、安楽椅子探偵的存在でもあって欲しいわけですし。
なかなか、続きが楽しみな作品です。
さて。
今度は、『悪の教典<下>』の続きを読みたいです。
学園を舞台にした、ほのぼの日常ミステリーから、同じ学園物でも、IQの高い殺人鬼教師が跋扈する殺戮の世界へ、いざ、ワープ!!!!!!!
で。
昨夜、読み終わりました。
うん!
やっぱり、このシリーズは面白いですね。
まず、推理物と言っても、人が殺されたりしないのが良い(*^^*)b
平凡な日常の中に潜む、非日常。
そんな不思議な出来事が良い(^^)
一昨日の日記にも書いたとおり、このシリーズは、神山高校古典部を舞台にした、日常ミステリな推理物。
人生省エネ主義・・・やらなくてはいけないことは手短に、やらなくてもよいことは絶対にやらない・・・を信条とする、主人公の折木奉太郎が、ひょんなコトから古典部に入部し。
そのことによって、自分のポリシーとは、全然真逆の、何のトクにもならない骨折り損をしながら、学校で起こる不思議な現象の真相を推理する・・・という物語です。
因みに、メイン登場人物は、もちろん、「古典部」のメンバー。
↑↑のような、人生省エネ主義の主人公・折木奉太郎。
そんな彼の親友で、色んな知識を持ってる、データベース的存在・福部悟史。
ホータローをいつも、骨折り損な事件にひっぱりこむ、好奇心旺盛なお嬢様、千反田える。
ホータローと小学以来、ずっと同じくクラスの腐れ縁的女友達・伊原麻耶花。
の4人な訳ですが。
1、2巻は、主人公であるホータロー視点で、物語が語られていたのですよね。
でも、3巻は、少し趣向が違って。
古典部メンバー4人、それぞれの視点で、代わる代わる描かれます。
なので。
いつもは、ホータローの主観でしか分からなかった古典部メンバー。
この巻では、それぞれの視点が描かれているので、彼らの個性とか人となりが、しっかり分かって良かったです(*^^*)
特に、1、2巻では、あまり魅力を感じられなかった、女の子キャラ。える、麻耶花の内面がよく分かって。
なんだか、彼女達を、物凄~~~く好きになりましたですよ。
3巻は、文化祭中に起こる、よく言えば悪意のないイタズラ、悪く言えば、連続窃盗事件の謎。
しかも、アガサ・クリスティの『ABC殺人事件』をモチーフにしたかのような事件。
一体、何のために?
と、読んでて、ずっと謎だったのですが。
物語中に出てきたエピソード、全てが、伏線になってて、最後は、ビックリな結末でした。
なるほど、そう来たか!
だから、麻耶花の漫研ネタなどが延々と描かれていたわけですね。
それにしても。
この物語の魅力は、最後に、そこはかとない切ない余韻が残ること。
特に、この3巻は、その余韻が強かったです。
古典部シリーズ、4巻目も買ってはあるけど、まだ読んでいないので、この先の物語は分かりませんが。
シリーズ全体を通して、何か、大きな物語の伏線になっているのかな~という感があります。
特に、3巻は、そう思っちゃった。
人生省エネ主義がモットーで。
とにかく、必要なこと以外は、何もやらないで生きてきた主人公ホータロー。
なので、彼は、今まで、全然目立たない存在だったわけですし、ごく親しい友人達からですら、「怠け者」と思われていた訳なのですよね。
でも。
高校に入り、古典部に入部し、ポリシーに反して、あれやこれやと事件を解決している内に。
実は、とても頭が良くて、有能な存在だ・・・ということが分かっていきます。
そんな、ある種の才能ある彼ですが、でも、自分では、とにかく、省エネを貫きたい・・・そう思っているのですよね。
でも、そんな彼に、少しずつ変化が現れてきていますし。
シリーズを通して、彼が、少しずつ変化していくのかな~とか思っています。
そして、そうでありながら、省エネ主義・・・つまり、安楽椅子探偵的存在でもあって欲しいわけですし。
なかなか、続きが楽しみな作品です。
さて。
今度は、『悪の教典<下>』の続きを読みたいです。
学園を舞台にした、ほのぼの日常ミステリーから、同じ学園物でも、IQの高い殺人鬼教師が跋扈する殺戮の世界へ、いざ、ワープ!!!!!!!