★ベルの徒然なるままに★

映画、ゲーム、アニメ、小説、漫画・・・管理人ベルの、大好きな物をいっぱい集めた徒然日記です。

取扱説明書は読まない派です。

2010年10月05日 | 徒然なる日常
昨日は、『世にも奇妙な物語』、やってましたね~っ。
20周年記念企画ということで、原作の執筆陣も豪華で、とても楽しみにしていました。
好きな作家さんが多かったのよ~ん。

特に、個人的には、東野圭吾さん原作、玉木宏さん主演の『殺意取扱説明書』がお目当てだった訳ですが。
全5編、どれも面白くて、すごく楽しみましたです。

で。
この『殺意取扱説明書』。
東野圭吾さんの短編集『毒笑小説』に収録されている作品で。実は、私、『毒笑小説』は持ってます(^^)b

でも、何年も前に読んだので、内容は忘れてて。
ドラマも、すごく楽しめましたです。
原作は、確か、主人公は女性でしたよね。


そうそう。
『毒笑小説』の中の短編って、以前も、『世にも奇妙な物語』に使われていたと思いますよ~。
確か、『マニュアル警察』というお話。
警察がマニュアル化してしまって、殺人の自主をしてきたのに、いろいろ手続きが大変でなかなか逮捕して貰えない・・・みたない話。

この短編集は、ホント、ちょっと毒のあるショートショートという感じで。
ニヤリと笑える、面白さがあるのですよね。

で。
話は戻って、玉木さんの『殺意取扱説明書』。

玉木さん演じる、取説を読むのが大嫌いな男が、偶然手にした、「殺意取扱説明書」なる謎のマニュアル。

それを読んだ彼は、同僚を殺す計画を立てるのでした。

その同僚というのは、入社時は仲の良かった同期だったのですが。主人公の企画やアイデアを盗んで、どんどん出世。
あげくの果てには、仕事のみならず、恋人まで奪われて、主人公はどんどん惨めな立場になっていった訳ですね。

んで。
あんなヤツ、死ねば良いんだ!
と、マニュアルを紐解き、紆余曲折を経て、殺害計画実行!

その同僚を部屋に呼び、ワインを開けます。そのワインに毒を仕込んでいる訳ですが。

がしかし。
ワインを飲む前に、同僚は、主人公に対する今までの自分の非道を詫び、2人で独立して会社を興そうと土下座。そんな同僚の姿に、今までの殺意は萎え、ワザとワイングラスをひっくり返して、殺害を回避。

改めて、ワインを注ぎ直し、仲直りの乾杯をした時、主人公は・・・・・・・・・(@A@;

というお話。

皮肉な作風が、面白くてタマりません~っ。
『毒笑小説』って、こういう作風の短編が多くて、好きですわー。

それにしても。
ちょっと情けない系の男を演じる玉木さんがステキでした(//▽//)
『鹿男』の小川先生チックというか。
つか、玉木さんが演じる情けない系の男性って、凄く好きです。
イケメソ様と、その情けなさのギャップがタマランというか。それに、その情けなさがコミカルに描かれてて(*^^*)b 色々爆笑でした。

うん。
特に、不審者の格好をした玉木さんの後ろに「不審者に注意」って言う看板がある所とか、お茶を吹くかと思ったです(爆笑)

あっ。
でも、思ったんだけど(^^)

冒頭で、主人公は、女子社員に嫌がらせ・・・・・・というか、さんざん嫌味を言われてて。なんかイジメられてる感じだったけどさ~。
あんなイケメソ様をイジメる女子社員はいないと思うよ?(笑) 
私だったら、一緒に壊れたコーヒーメーカーを直してさしあげますがな。・・・って、私だけ?

所で。
この主人公も、取説が大嫌いだって言ってましたが。

実は、私も取説は、全く読まない派です。

家電にしろ、ケータイにしろ、ゲームにしろ、取説を読むことなく触ります。
そのスタイルが、あまりにも徹底してるので、オットからは、

「ベルって、『取説を読んだら負けや!』って思ってるやろ?」

とよく呆れられるくらいであります。

一番身近な例だと、ゲームソフト。
取説を読まずに、スタートボタン♪

で。
例えば、セーブをする時とか、必要に迫られた時に、

「え~と、セーブ、セーブ・・・・・と」

と取説を開くという有様。
お陰で、ゲームを勧める上で、便利な機能とか、有利なバトルシステムとかがあっても、知らないままプレイしていき。
クリア直前になって、
「なんと! こんな便利なシステムが!!」
と目から鱗・・・というのも、日常茶飯事ですね。

一方、オットは、家電にしても、ゲームにしても、まずは取説を読む派で。
ゲームなんかも、最初に一通り、説明を読んで、操作ボタンを確認したり、ゲームシステムを理解した上で、プレイ開始する人です。

なもんで。
家電にしろ、ゲームにしろ、取説を一切読まない癖に、なんか、不具合があったら、

「これ、おかしいよ(--#」

と物の所為にする私は、しょっちゅう、オットに、

「取説読めよ!!」

とツッコまれます。

つか、最近では、

「俺、分かったよ。ベルは、取説を読まへんのじゃなくて、読めへんのやね・・・」

と、妙に憐れみの籠もった目で見られるようになってますorz

うん。
それ、当たってるかも。
っていうか、取説から、自分が求めている情報を見付けられないというか。

私が読んだときには、書いてなかったのに、オットが読んだら、書いてある・・・・・・みたいな。


なので、

オット「ちゃんと取説、読めよ」

ベ ル「読んだけど、書いてなかったモン」

オット「絶対、書いてあるって。貸してみ~。ホラ、ココに、ハッキリと書いてあるやんけっ」

ベ ル「私が読んだときには、書いてなかったモン!」

オット「んな訳ないやろが!!?? ほな、この項目は、後から炙り出しみたいに出てきた言うんかい!!」

ベ ル「そうに違いない」

という漫才みたいな会話が、日々、当たり前に展開されています。


・・・・・・なんていうか。
取説の味気ない文章って、読んでても、頭に入らないんだよね~っ。
いっそ、小説風に書いてあれば、理解できるかもね。

という訳で、私は取説は読まない・・・・・・というか嫌いです。

よく、「本を読めない人が増えてる」みたいな話題がニュースで取り上げられたりしていますが。
私は、本は読めるけど、取説が読めない人です。
でも、取説が読めない・・・とかいうのは、恥ずかしいので、敢えて、ここは、「読まない」と主張しておきましょう。

そんなこんなで、取説談義終了。

脱線しちゃったけど、玉木さんのドラマ、凄く面白かったです。


因みに、その他のドラマも面白かった~。

●京極夏彦さん作、江口洋介さん主演の『厭な扉』。

これは、永遠に続く幸せ~っていうので、オチはすぐに読めたというか。
雰囲気は怖かったけど、なんか、よく分からん系な話でした。
でも、こういうのが、『世にも奇妙な物語』っぽいですよね。


●万城目学さん作、田中麗奈さん&大野智さん主演の『はじめの一歩』。

これは、万城目さんらしい作風の物語でしたね!
コミカルな神様とか出てきてv
っていうか、これ、一体、どんなオチになるんだろう?と考えながら見ていたのですが。
「なんと!」
とビックリしましたです。
面白くて可笑しい、心温まるお話だったと思います。
あのオチは、ホント、ビックリでした。


●朱川湊人さん作、堀北真希ちゃん主演の『栞の恋』。

こういうお話は、大好きですね。
でも、映画『イルマーレ』そのものなお話だったような気も。

1967年を舞台に、古本屋の、とある本の栞を通して、文通している男女の話。

てか、オチを推理しながら見ていたのですが。
絶対、ヒロインが片想いしている大学院生が、文通相手だとは思わなかって。絶対、違う人だ~とは思っていましたが。
まさか、本を通して、タイムスリップ文通をしていたのは、読めなかったなぁ~。

「会いたい」って書いてあった文章の、「会う」が旧字体だったので。お年寄りかな~とか思っていたものの。

不思議な切ないお話でした。


●宮部みゆきさん作、広末涼子さん&香川照之さん主演の『燔祭』。

怖いお話でした。
でも、スッキリしなかったなぁ、最後。
もっと、ハッキリ結末が知りたかったかな。

超能力で人を殺そうとする・・。というオカルトチックな内容なんだけど、社会派的なテイストも感じられました。

私は、最初、てっきり、超能力というのは、嘘で。
ヒロインも、妹を殺された被害者の一人で。
そんな時、やはり、同様に妹を殺された男に擦り寄って、彼に、直接手を下させようとする作戦なのかと疑ってましたです(笑)


と、こんな感じで。
ひさしぶりに、『世にも奇妙な物語』、存分に楽しみましたです~。