★ベルの徒然なるままに★

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映画『貞子3D』

2012年05月17日 | 映画鑑賞記
昨日、ケータイからも、簡単に投稿しましたが。

『貞子3D』、見てきました♪

という訳で、感想を(*^^*)b


■映画『貞子3D』予告編



ヒロインの鮎川茜が教師を務める女子校で、「呪いの動画」に関する噂が広まります。

それは、自殺を生中継した動画サイトの投稿映像・・・とのことで、それを見た者は、必ず、死ぬ・・・という。

そんな時、茜の教え子である典子が不可解な死を遂げ、更に、時を同じくして、全国各地でも、不審な死が相次ぎます。
そして、死んだ者達に共通するのは、死の直前まで、PCやスマホで、動画サイトを見ていた・・・ということ。

そんな中、茜の身の回りでも、不可解現象が起こり始め、同棲中の恋人の孝則も行方不明に・・・。




『リング』や『らせん』、『バースデー』など、貞子シリーズの原作小説は、読んでいましたが、今回の映画については、全然前知識無く見ました。

因みに、『リング』に関しては、原作小説→邦画→連ドラ版→ハリウッドリメイク版という順番で読んだり見たりした訳ですが・・・。

わたし的には、やはり、原作小説が一番怖くて面白かったので・・・映画自体は、そんなに怖いと思わなかったのですよね。
なんていうか、確かに映像になると、呪いのビデオが実際に見れちゃうって点は怖いと思うけど。
でも、やはり、文章で詳し~く描かれてる方が、想像力を掻き立てられる分、余計に怖いというか。
『リング』の原作小説は、読んでる間中、ずっと、部屋の隅にナニか居そうな、視線を感じるような・・・そんな怖さを感じていましたもの(笑)


という訳で。

今回の『貞子3D』ですが、前知識無く見たので、てっきり、その『リング』の現代版なのかなぁ~と勝手に思ってました。

ほら、当時はビデオテープだったけど。
現代ならではの、ネット動画~~みたいな感じで。

でも、お話自体は、貞子という共通点はあるものの、『リング』とは全然違う別物でした。

エンドロールを見ていたら、原作が、鈴木光司さんの『エス』となっていたので。やはり、原作小説があるのでしょうかね??

さてさて。

この映画、ホラーだし、しかも、3Dということで、映画を見る前は、すっごくガクブルしていた私です。
基本的にホラーは苦手なのです←怖いもの見たさで、見ちゃうけどw

がしかし。

見終わっての感想と言えば・・・ですね。

もちろん、私個人の印象ですが・・・・・・・・・。

全 く 怖 く な か っ た で す ! ! ! ! 


3Dなので、画面から、貞子の手がニョッキリ出てくるというのはドキッとしましたが。

あと、急にド~ンって大きな音が響いたり、振り返ったら間近に人が立ってる・・・とか、そういう映像も怖かったけど。まあ、こういうのは『バラノーマル・アンティビティ』っぽい怖さですよね。

で。
そういうお化け屋敷アトラクション系の怖さはありましたが、ストーリー自体としては、イマヒトツ怖くなかったし。
物語の内容も、薄かったかな。

・・・いや、死ぬほど怖くても困るけどA^^;;


『リング』の時は、呪いの媒体がビデオテープというアナログな物でしたよね。
その分、その問題のビデオというプツを実際に入手しないと、呪いの映像は見れないわけで。
だから、死の感染も遅いわけですが。

今回は、今の時代を反映して、ネットの動画で呪いの映像が見れちゃうんですよ。
ビデオテープみたいに、実際に現物を入手していなくても、いつでもどこでも、どんな人でも、PCやスマホ、ケータイがあれば見れちゃうから、感染も早いんです。

そこは、現代ならではの怖さがありましたね。

で、そうやって、呪いの動画をネットでばらまくことによって、貞子の魂の「器」となるべき人間を選んでいく~~~というお話なのです。

そんな感じで、貞子の「器」として選ばれちゃったヒロイン・茜は、至る所から貞子の攻撃を受けちゃうわけですが。。。PCはもちろん、街のオーロラビジョン、スマホ等々、そういうモニターがあれば、そこから、貞子が出てくるのが凄い!

でも、確かに、周りを見渡してみれば、今の世の中、どこにでも、そういうモニターってあるじやないですか?

だから、逃げ場もないわけで。
怖い怖い!


そして、彼女を取り巻く人達も、どんどん死んでいく訳ですが。。。。

最後・・・物語のラストの盛り上がりで、井戸の中から量産される貞子ゾンビ達!!!!!!!!(笑)

・・・ごめんなさい、なんか、もう、あそこまで行っちゃうと、ホラーと言うより、バイオハザード的なシューティングゲームにしか見えませんでした。

ウジャウジャと画面内を走り回るゾンビ達は、怖いと言うより、笑えるレベル(^m^)

うん。

その『エス』という原作に、そういうシーンがあるのかどうかは知りませんが。
あんなゾンビに描かれたら、貞子さんも気の毒に・・・。女の子なんだから、さ。

ヒロインが量産貞子ゾンビに追い回されるシーンは、ホント、どう見ても、ゲームみたいで。
グレネードランチャー欲しいよ~、とか思って見てしまったバイオプレイヤー。

でも、ラストのラストで出てきた貞子が美少女だったので安心しました(笑)


それにしても。

ストーリーも、ご都合主義って感じだったかな?

ヒロインは貞子同様、不思議な能力を持つ人間で。
それ故に、貞子の「器」として狙われちゃう訳ですが。

結局、その力のお陰で助かった訳ですし。

それに、あれだけたくさんの人が続々と殺されていったのに、彼氏は殺されず拉致されてただけとかも。

あっさり助かって、2人でハッピーエンドだしなぁ。

わたし的には、2人とも助かったように見えて、実は、ヒロインに貞子が乗り移ってて、最後にニヤリ・・・とかを期待したけど。そういうリドルストーリー的なのもなかったしなぁ~。


・・・という感じで、ぶっちゃけ、ストーリーは超浅いと思いますが、でもでも、画面からニョキッと出てくる貞子の手や髪はゾッとしました。

ズラっと並んだ、沢山のモニターから、沢山の手が出てくるのも、怖い怖い。


映画と言うよりは、アトラクションを楽しむ感じで鑑賞するのにオススメだと思います。