★ベルの徒然なるままに★

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映画 『アメイジング・スパイダーマン2』

2014年05月13日 | 映画鑑賞記
今日も、映画の感想を☆

先月末に見て来ました、『アメージング・スパイダーマン2』。

キャストや設定、ストーリーを一新しての「アメージング」シリーズ。前作から、とても楽しんでいます!
今作も期待してました。

という訳で、ちょびっとネタバレな感想ですが。



■『アメイジング・スパイダーマン2』予告編



2012年の『アメイジング・スパイダーマン』の続編。

私生活では、グウェンと付き合いながら、スパイダーマンとしてニューヨークの人々を守るピーター・パーカー。

でも街には相変わらず犯罪が多く、なかなか、心休まる間もない日々です。

そして、そんな生活の中で、彼は、恋人・グウェンの父親の遺言がずっと気にかかっています。

「スパイダーマンであり続ける限り、危険は付きまとう。そして、その危険はいつ恋人のグウェンを巻き込むかも分からない。だから、もう娘とは関わって欲しくない」



そして、そのことに悩み続けるがゆえに、二人の関係もギクシャクしてきて、やがて、二人は距離を置くことに。

そんなある時。

ピーターは、旧友のハリーと再会。
ハリーに、親友の頼み事として、スパイダーマンに会わせて欲しいと言われ、そこから、ピーターもハリーも、少しずつ歯車が狂っていくのでした。

また、高圧電流を武器とするエレクトロが現われたり。

ハリーがグリーンゴブリンとなって、ピーターの前に立ちはだかったり。

次々に襲い来る強敵は、グウェンとの関係にも影響を及ぼし・・・!?




『スパイダーマン』シリーズは、2000年代の頃のシリーズも大好きでした。

でも、やはり、最新の作品の方が、CG・・・というか3Dが凝ってて凄いですよね。

今回の『アメージング・スパイダーマン2』も、まるで、USJのアトラクションのような迫力ある映像だったと思います。
3Dで見れて良かったです(*^^*)

でも、ちょっと、色んな破片が飛んでくるのが怖かった、3DだとA^^;;笑


で。

シリーズ2です。

エレクトロにグリーンゴブリンにライノ。

原作を読んだことないので、原作でのキャラクターは分からないのですが、USJのアトラクションでもお馴染みの敵キャラさん達、登場です!!

そして、今回は、敵との戦いだけでなく、スパイダーマンとしての葛藤・・・というか、ピーターの恋愛での悩みも多く描かれていたと思います。

前作の時、恋人・グウェンの父親が死に際に残した言葉。

「娘とは関わらないで欲しい」

ピーターがスパイダーマンで居る限り、常に危険は付きまとう。
そして、それは彼のみならず、彼の身の回りの人間、特に、彼にとって大切な人間までも危険にさらすことになる。
だからこそ、娘とは関わって欲しくない。

娘の身を案じる父親としては、当然の言葉ですよね・・・。

で。

ピーターは、この遺言を守って、グウェンとは別れるべきか、それとも、愛を貫くべきか。

常に悩み続けています。

そして、それ故に、彼女との関係もギクシャクし、一旦は距離を置くものの・・・やっぱり、離れられず。

と、恋愛要素も濃いめ。

グウェン役のエマ・ストーン、綺麗ですよね~。

映画『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』の時も、素敵でした。そして、今回も一段とお美しいスーパーヒーローの恋人さんですね!

そして、私生活での悩みを抱えつつも、悩む間もない位、世間は色々と物騒。

新たな敵も誕生しちゃうし、久々に再会した親友ハリー・オズボーン(後のグリーンゴブリン)も何やら怪しい。

更には、彼の失踪した両親の秘密、父親が残していたメッセージも明かされます。

彼の両親については、前作ではあまり詳しく描かれてなかったので、今作で色々ハッキリしましたよね~。



それにしても。

私、原作も読んだことないし、今回の映画も、前知識全くなしで見たので・・・。

ラストは、かなりショッキングでした(;;)

まさか・・・まさか・・・・・・。

思えば、冒頭での、ハイスクールの卒業式。

卒業生代表のグウェンのスピーチは、このラストの伏線、暗示だったのかなぁと。

せ、切な過ぎる。



結局、正義の味方、ヒーローはいつも孤独・・・ということなのでしょうね。


彼女の父親の遺言は正しかった・・・というか。


悪をやっつけていく限り、大多数の人からは感謝され、ヒーローと崇められるけど。それだけじゃないですものね。

悪を倒し続ける限り、当然、「悪」のサイドからは恨みを買う訳で。
そして、その恨みが、自分自身一人に向けられるとは限りない。自分の大切な人だからこそ、全く関係なくても巻き込まれることはある・・・・。


一度は別れ、それでも、諦めきれず、せっかくグウェンと歩む道を決意した矢先だったのに。。。。。

てか、まさか、シリーズ2作目にして、ヒロインが・・・・・とは思っていなかったので、本当にショッキングでした。


うん。

ヒーローであり続けるってことは、必ずしも、光ばかりが当たってる訳でじゃないのですね。

光が当たれば、必ず影が出来るように。

ヒーローは影をも受け入れないといけない。だから、この先、ピーターはずっと孤独なままなのかなぁと思うと、哀しいですね。



そして、その一方で。

今回の敵キャラさん達に関しても、色々と考えさせられちゃったですよ。

特に、エレクトロね。

原作はどうなのか知らないけど、この映画では、エレクトロもちょっと切なかった。

彼は、元々、オズコープで働く、マックスという名の電気技師さんだったのですよ。

友達とかも居なさそうで、こういう言い方は失礼ですけど、ぶっちゃけ、誰からも見向きもされない冴えない感じ。

そんな地味な彼が、ある時、スパイダーマンに命を助けられて。
「君は必要な人間だ」
と言われる。

今まで、誰からも見向きもされなかった分、ヒーローから掛けて貰えたその言葉は嬉しかっただろうなぁ~って思うよ。

私も、自分に自信とかない、友達少ない子ちゃんなので、そんなマックスの舞い上がっちゃった気持ちは理解できるし。


でもまあ、そこからのマックスの言動は、ちょっと理解出来ないというか・・・怖いけど。

なんというか、スパイダーマンのストーカー・・・じゃないけど、崇拝者みたくなっちゃうのね。

んで、家で一人の時も、妄想の中のスパイダーマンと会話してる、という(--;;

そんな彼が、ある時、電気の事故に巻き込まれちゃって。

全身電気人間な、エレクトロになっちゃう訳で。

でも、最初は、決して、悪い人間だったわけじゃないのですよね。

ただ、助けを求めて外に走り出ただけ。でも、全身電気人間だから、当然、皆には迷惑だし危ないしで、完全、敵キャラ扱い。

でもでもでも。

例え、「悪」としてでも、皆が自分に注目してくれる!
今まで、誰からも見向きもされなかった自分が、街の大きなオーロラビジョンに写ってる!
俺、今、目立ってる、イエーイ!?・・・と思ったかどうかは知りませんが、今までが孤独で孤独でしょうがなかった分、注目されたときの反動は大きかったのでしょうね。

そして、誤解というか、逆恨みなんだけど、それまで崇拝していた分、スパイダーマンへの憎しみも大きくなる・・・というか。


ちょっと行き過ぎた妄想癖というかストーカー気質なトコはあるマックスだったけど、決して、元は悪人では無かったハズ。
善良で地味な、一市民だった訳で。

それが、ちょっとしたことで狂っていく。。。。


そして、ピーターの幼馴染のハリー。後にグリーンゴブリンになっちゃう彼もだけど。

元々から悪人だった訳じゃないんだけど、ちょっとした歯車の狂いでモンスターと化す。


だからと言って、暴れて良い訳でもないし、彼らの悪事は許せないけど。

でも、悪人には悪人なりの孤独や葛藤きがあったのかなぁと思うと、複雑。


利用する目的でエレクトロを助けたハリーに、「俺たち、友達か?」って聞いてたエレクトロも、ちょっと切なかったしね。


そう思うと。
もしかしたら、誰もが「悪」になる可能性があるって思えて、怖いなぁって思ったです。


あっ。

でも、ライノは元から悪人だよね(笑)


っていうか、冒頭の、銃乱射&爆走ヤローが、まさかまさか、後にライノとなって現れるとは。

ラスト、吃驚でしたよA^^;;


・・・という感じで。

単に、バトルだけでなく、正義のヒーローにはヒーローの葛藤。
悪人には悪人の葛藤。

そして、それすらも利用していく、もっと大きな巨悪。


色々と深いストーリーだったと思いました。

3D映像も素晴らしかったです!!

グウェンのことは、あまりにも悲しすぎましたが・・・(;;)



それでも。

スパイダーマンとして生きていくことを選んだピーター。

このシリーズもまだまだ続きそうですよね。次作も期待しています。



あっ。そうそう。

ハリー役の俳優さん、どこかで見たなぁと思ったら。
『クロニクル』の主人公だった人ですね!

かなり神経質そうな雰囲気が、御曹司なハリーっぽいですよね。



そしてそしてそして!!


ラスト。

エンドロールの途中で、まさかまさかの『X-MEN フューチャー&パスト』の映像が入りました!!!!

だって、もうじき公開ですものね。

私、『X-MEN』大好きなので、めちゃめちゃテンション上がっちゃいましたです(≧▽≦)



という訳で。

次のお楽しみは『X-MEN フューチャー&パスト』かなp(^^)q 前売りも買ってありますし☆