今日から3月1日。
でも、京都は昨夜から雪で。
朝起きたら、お外は、薄っすらとですが雪化粧していました。
まだまだ、底冷えも厳しいです。
早く、本格的な春にならないかなぁ。
桜が見たいです~。
さてさて。
今日は、先日発売されました、『バチカン奇跡調査官 ソロモンの末裔』の感想をば☆
凄く楽しみにしてて、発売日当日朝にGetし、一気に読んじゃいましたです。
「奇跡調査官シリーズ」も長くなってきましたね。
『バチカン奇跡調査官 黒の学院』
『バチカン奇跡調査官 サタンの裁き』
『バチカン奇跡調査官 闇の黄金』
『バチカン奇跡調査官 千年王国の調べ』
『バチカン奇跡調査官 血と薔薇と十字架』
『バチカン奇跡調査官 ラプラスの悪魔』
『バチカン奇跡調査官 天使と悪魔のゲーム』
『バチカン奇跡調査官 終末の聖母』
『バチカン奇跡調査官 月を呑む氷狼』
『バチカン奇跡調査官 原罪無き使徒』
『バチカン奇跡調査官 独房の探偵』
『バチカン奇跡調査官 悪魔達の宴』
『バチカン奇跡調査官 ソロモンの末裔』
と、13巻目です。
『天使と悪魔のゲーム』と『独房の探偵』は番外編なので、それを除いたとしても、もう11作もお話が続いているのですね。
私が初めてこのシリーズを買った時は、5巻目にあたる『血と薔薇と十字架』までが出ている時でして。
最初に買った『黒の学院』に激ハマりして、続いて、続刊4冊を一挙買いし、1ヶ月で読んじゃった・・・という、なかなかに濃ゆいひと月を過ごしたのも良い想い出です。
でも、もうあれから、続刊がたくさん出たのですよね~。
私がハマったのも、つい最近な気がするのですが(^m^)
と。
そんな感じで、毎回毎回発売日を楽しみにしている、このシリーズ。
13作目にあたる今回の奇跡調査の血は、エチオピアでした。
遥か昔、ソロモン王とシェバの女王が持ち帰ったという伝説の残る「契約の箱」。
エチオピアのある教会が所有するその「契約の箱」の上空に、伝説通りの炎の剣や天使の姿が浮かび上がった・・・とのこと。
各地に残る「契約の箱」の中でも、それは、本物なのではないか?
その真偽を確かめるべく、エチオピアを訪れる平賀とロベルト。
けれども、現地に着いた2人を待っているはずの、「契約の箱」はありませんでした。
ある司祭とその弟が、「契約の箱」を持ち出し、今は、箱も司祭兄弟も消息不明とのこと。
平賀たちも、肝心の現物がないのでは調査が出来ない上に、また、そのような大切な物を持ち出した司祭兄弟達が、不当な裁判にかけられ私刑を受ける可能性もあると危惧し、秘密裏に兄弟達を救うべく箱の行方を追うのでした。
こうして、言い伝えに従って、聖地巡礼をする平賀とロベルトですが、そこには最大の過酷な試練が待っていて・・・。
というお話です。
もうね、オビから煽ってくれていましたものね(≧▽≦)
「奇跡調査に向かった2人を待ち受ける、極限のサバイバル!!」
とか、
「平賀、君に出会えたことは、僕の人生の宝だった・・・」
とか。
てか、本を読む前にあらすじやオビを見て、
「アフリカ?? サバイバル?? もしかして、想像を絶する過酷な試練って・・・?」
と思ったのですが、いやはや、まさに、その想像通りの試練でした。
っていうか。
初期の頃の、このシリーズは、とにかくホラーやオカルト要素が強かったですよね。
奇跡の現象と、でも、それに伴う不気味な雰囲気。
でも、最近は、結構、冒険物っぽいお話も増えてきているかなぁと思います。
私の中では、『終末の聖母』や、日本が舞台の『原罪無き使徒』、そして、今回の『ソロモンの末裔』がそれです。
中でも、今作は、特に冒険要素が強かったと思います。
聖地巡礼ということで、あちこちを移動し、そこで情報を得て、最後には巨大な地下迷宮。
まさにRPGゲームのようでした。
てか、奇跡調査官版「レイダース」みたいな?(^m^)
「失われたソロモンの秘宝を追え!!!」的な感じで。
前回の『悪魔達の宴』がオカルトっぽかったので、それで今回は冒険物なのかな?
わたし的には、このシリーズは初期のような、ホラーやオカルトテイストの強い雰囲気が好きなのですが、今回の冒険みたいなのも、たまには良いかなぁ~。
とはいえ、今回のお話は、いろいろ美味しいと思うのですよね。
結局、2作しか出ませんでしたが、コミックスとかでも見てみたかったです。
というのも。
いつもは神父服で行動する平賀とロベルトですが。
今回は、砂漠を旅するということで、神父服ではないのですよね。
それって、超レアじゃないですか!!??
神父服を脱ぎ、半袖のTシャツの上にカフタンシャツ、麻のパンツ、麻の帽子とスニーカー、リュックサック。
そんな彼らの姿、視覚的にも見てみたいと思いませんか~~~っ。
もう、益々、冒険映画のようですよね。
本当に、今までは、奇跡を起こしたとされる現物の写真を撮ったり、科学的に解析したり・・・という調査がメインなのに、今回は、各地を移動し情報を得て・・・って感じで。
これまでとは、かなり毛色の違う調査になりました。
でも、現物が無いだけに、平賀やロベルトが持っている知識が色々な局面で重要になって行きます。
そういう意味では、改めて、彼らの博識さに驚かされるというエピソードでもあります。
そしてそして。
色々と発売前の情報やオビで煽られました、想像を絶する過酷な試練ですが・・・!
世界一危険と言われるダナキル砂漠の真ん中に、水も食糧も持たずに放り出された平賀とロベルト達。
一番近くの村までは推定200km強。
日中は50℃もあるという過酷な砂漠。
涼しい夜だけ歩くとしても、7日はかかる。
水も食糧も無い中、7日も歩き続けることが出来るのか・・・。
まさに、地獄のような状況ですよね。
けれども、彼らは、この試練に打ち勝たねばならない!
オビに「サバイバル」とあったので、もしや?とは思ったのですが、本当に、比喩でもなんでもなく、文字通りリアルにサバイバルでした。
そして。
そんなとてつもない状況の中で、一番頼りになったのは、一番体力のなさそうな平賀の豊富な知識の数々。
サバイバルって、肉体だけでなく、頭脳も必要なんだなぁって、痛感しました。
これまでも、どんな時でも冷静過ぎて空気を読まない平賀ですが、その彼の冷製さこそが、あの過酷の状況を乗り越えられた・・・というか。
感情的になったり、パニックになったりすることのない平賀が居たからこそ、一行は助かったんだろうなぁと思うと、平賀の凄さに感動でした。
でも、体力のない平賀一人では、乗りきれなかったでしょうし、やはり、そこはロベルトが一緒だったからこそですし。
これまでは、平賀の命の危機をロベルトが救ったり、また、逆にロベルトの命の危機を平賀が救ったりしていましたが。
今回は、完全に二人で助け合って危機を乗り越えた訳で、改めて、2人の神父の絆に胸が熱くなりました(*><*)
そしてそして、今回の奇跡は、ソロモンの伝説や、メソポタミアの文明など、古代の歴史に因んだもので興味深かったです。
『終末の聖母』の時も、『原罪無き使徒』の時も感じたのですが、人々の信仰、祈りの心は、「宗教」という形だけにとらわれず、その土地土地の歴史、風土、風習に寄ってもさまざまで。
形は違えど、でも、その根底にある、人々の祈りの力って言うのは同じなのかもしれないなぁと思いました。
人類にとっては「宗教」が大きな壁となって分かり合えないことも多々であるのが現実ですが、でも、同じ人間同士です。
互いの信仰を尊重し合えれば、世界も平和になるのになぁって、強く想いました。
もちろん、それが難しいからこその現世界情勢なのでしょうが・・・。
このお話の冒頭、ISISにすべてを奪われてしまった難民たちのキャンプが出くるのですが、考えさせられました。
それから。
物語の最後の最後にローレンからの便りと、そして、ジュリア司祭のシーンが!!
ここ最近のお話で、ローレンが出て来ないので心配していたのですが、ローレンは今、何をしてて、彼の目的とは何なのでしょうかね~。
ローレンもジュリア司祭も、『月を呑む氷狼』以来の登場ではないでしょうか??
彼らの動向もとても気になりますし、次作では、物語の核心部分も動き出すのかな??と期待大。
・・・という訳で、今回も面白かったです、『奇跡調査官シリーズ』。
あっ。
そういえば、私、前作の『悪魔達の宴』の感想を書いてないままだったのですよね。
また時間が有ったら、この感想と前後しちゃうけど、書こうかな(^m^)
でも、京都は昨夜から雪で。
朝起きたら、お外は、薄っすらとですが雪化粧していました。
まだまだ、底冷えも厳しいです。
早く、本格的な春にならないかなぁ。
桜が見たいです~。
さてさて。
今日は、先日発売されました、『バチカン奇跡調査官 ソロモンの末裔』の感想をば☆
凄く楽しみにしてて、発売日当日朝にGetし、一気に読んじゃいましたです。
「奇跡調査官シリーズ」も長くなってきましたね。
『バチカン奇跡調査官 黒の学院』
『バチカン奇跡調査官 サタンの裁き』
『バチカン奇跡調査官 闇の黄金』
『バチカン奇跡調査官 千年王国の調べ』
『バチカン奇跡調査官 血と薔薇と十字架』
『バチカン奇跡調査官 ラプラスの悪魔』
『バチカン奇跡調査官 天使と悪魔のゲーム』
『バチカン奇跡調査官 終末の聖母』
『バチカン奇跡調査官 月を呑む氷狼』
『バチカン奇跡調査官 原罪無き使徒』
『バチカン奇跡調査官 独房の探偵』
『バチカン奇跡調査官 悪魔達の宴』
『バチカン奇跡調査官 ソロモンの末裔』
と、13巻目です。
『天使と悪魔のゲーム』と『独房の探偵』は番外編なので、それを除いたとしても、もう11作もお話が続いているのですね。
私が初めてこのシリーズを買った時は、5巻目にあたる『血と薔薇と十字架』までが出ている時でして。
最初に買った『黒の学院』に激ハマりして、続いて、続刊4冊を一挙買いし、1ヶ月で読んじゃった・・・という、なかなかに濃ゆいひと月を過ごしたのも良い想い出です。
でも、もうあれから、続刊がたくさん出たのですよね~。
私がハマったのも、つい最近な気がするのですが(^m^)
と。
そんな感じで、毎回毎回発売日を楽しみにしている、このシリーズ。
13作目にあたる今回の奇跡調査の血は、エチオピアでした。
遥か昔、ソロモン王とシェバの女王が持ち帰ったという伝説の残る「契約の箱」。
エチオピアのある教会が所有するその「契約の箱」の上空に、伝説通りの炎の剣や天使の姿が浮かび上がった・・・とのこと。
各地に残る「契約の箱」の中でも、それは、本物なのではないか?
その真偽を確かめるべく、エチオピアを訪れる平賀とロベルト。
けれども、現地に着いた2人を待っているはずの、「契約の箱」はありませんでした。
ある司祭とその弟が、「契約の箱」を持ち出し、今は、箱も司祭兄弟も消息不明とのこと。
平賀たちも、肝心の現物がないのでは調査が出来ない上に、また、そのような大切な物を持ち出した司祭兄弟達が、不当な裁判にかけられ私刑を受ける可能性もあると危惧し、秘密裏に兄弟達を救うべく箱の行方を追うのでした。
こうして、言い伝えに従って、聖地巡礼をする平賀とロベルトですが、そこには最大の過酷な試練が待っていて・・・。
というお話です。
もうね、オビから煽ってくれていましたものね(≧▽≦)
「奇跡調査に向かった2人を待ち受ける、極限のサバイバル!!」
とか、
「平賀、君に出会えたことは、僕の人生の宝だった・・・」
とか。
てか、本を読む前にあらすじやオビを見て、
「アフリカ?? サバイバル?? もしかして、想像を絶する過酷な試練って・・・?」
と思ったのですが、いやはや、まさに、その想像通りの試練でした。
っていうか。
初期の頃の、このシリーズは、とにかくホラーやオカルト要素が強かったですよね。
奇跡の現象と、でも、それに伴う不気味な雰囲気。
でも、最近は、結構、冒険物っぽいお話も増えてきているかなぁと思います。
私の中では、『終末の聖母』や、日本が舞台の『原罪無き使徒』、そして、今回の『ソロモンの末裔』がそれです。
中でも、今作は、特に冒険要素が強かったと思います。
聖地巡礼ということで、あちこちを移動し、そこで情報を得て、最後には巨大な地下迷宮。
まさにRPGゲームのようでした。
てか、奇跡調査官版「レイダース」みたいな?(^m^)
「失われたソロモンの秘宝を追え!!!」的な感じで。
前回の『悪魔達の宴』がオカルトっぽかったので、それで今回は冒険物なのかな?
わたし的には、このシリーズは初期のような、ホラーやオカルトテイストの強い雰囲気が好きなのですが、今回の冒険みたいなのも、たまには良いかなぁ~。
とはいえ、今回のお話は、いろいろ美味しいと思うのですよね。
結局、2作しか出ませんでしたが、コミックスとかでも見てみたかったです。
というのも。
いつもは神父服で行動する平賀とロベルトですが。
今回は、砂漠を旅するということで、神父服ではないのですよね。
それって、超レアじゃないですか!!??
神父服を脱ぎ、半袖のTシャツの上にカフタンシャツ、麻のパンツ、麻の帽子とスニーカー、リュックサック。
そんな彼らの姿、視覚的にも見てみたいと思いませんか~~~っ。
もう、益々、冒険映画のようですよね。
本当に、今までは、奇跡を起こしたとされる現物の写真を撮ったり、科学的に解析したり・・・という調査がメインなのに、今回は、各地を移動し情報を得て・・・って感じで。
これまでとは、かなり毛色の違う調査になりました。
でも、現物が無いだけに、平賀やロベルトが持っている知識が色々な局面で重要になって行きます。
そういう意味では、改めて、彼らの博識さに驚かされるというエピソードでもあります。
そしてそして。
色々と発売前の情報やオビで煽られました、想像を絶する過酷な試練ですが・・・!
世界一危険と言われるダナキル砂漠の真ん中に、水も食糧も持たずに放り出された平賀とロベルト達。
一番近くの村までは推定200km強。
日中は50℃もあるという過酷な砂漠。
涼しい夜だけ歩くとしても、7日はかかる。
水も食糧も無い中、7日も歩き続けることが出来るのか・・・。
まさに、地獄のような状況ですよね。
けれども、彼らは、この試練に打ち勝たねばならない!
オビに「サバイバル」とあったので、もしや?とは思ったのですが、本当に、比喩でもなんでもなく、文字通りリアルにサバイバルでした。
そして。
そんなとてつもない状況の中で、一番頼りになったのは、一番体力のなさそうな平賀の豊富な知識の数々。
サバイバルって、肉体だけでなく、頭脳も必要なんだなぁって、痛感しました。
これまでも、どんな時でも冷静過ぎて空気を読まない平賀ですが、その彼の冷製さこそが、あの過酷の状況を乗り越えられた・・・というか。
感情的になったり、パニックになったりすることのない平賀が居たからこそ、一行は助かったんだろうなぁと思うと、平賀の凄さに感動でした。
でも、体力のない平賀一人では、乗りきれなかったでしょうし、やはり、そこはロベルトが一緒だったからこそですし。
これまでは、平賀の命の危機をロベルトが救ったり、また、逆にロベルトの命の危機を平賀が救ったりしていましたが。
今回は、完全に二人で助け合って危機を乗り越えた訳で、改めて、2人の神父の絆に胸が熱くなりました(*><*)
そしてそして、今回の奇跡は、ソロモンの伝説や、メソポタミアの文明など、古代の歴史に因んだもので興味深かったです。
『終末の聖母』の時も、『原罪無き使徒』の時も感じたのですが、人々の信仰、祈りの心は、「宗教」という形だけにとらわれず、その土地土地の歴史、風土、風習に寄ってもさまざまで。
形は違えど、でも、その根底にある、人々の祈りの力って言うのは同じなのかもしれないなぁと思いました。
人類にとっては「宗教」が大きな壁となって分かり合えないことも多々であるのが現実ですが、でも、同じ人間同士です。
互いの信仰を尊重し合えれば、世界も平和になるのになぁって、強く想いました。
もちろん、それが難しいからこその現世界情勢なのでしょうが・・・。
このお話の冒頭、ISISにすべてを奪われてしまった難民たちのキャンプが出くるのですが、考えさせられました。
それから。
物語の最後の最後にローレンからの便りと、そして、ジュリア司祭のシーンが!!
ここ最近のお話で、ローレンが出て来ないので心配していたのですが、ローレンは今、何をしてて、彼の目的とは何なのでしょうかね~。
ローレンもジュリア司祭も、『月を呑む氷狼』以来の登場ではないでしょうか??
彼らの動向もとても気になりますし、次作では、物語の核心部分も動き出すのかな??と期待大。
・・・という訳で、今回も面白かったです、『奇跡調査官シリーズ』。
あっ。
そういえば、私、前作の『悪魔達の宴』の感想を書いてないままだったのですよね。
また時間が有ったら、この感想と前後しちゃうけど、書こうかな(^m^)