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映画『オデッセイ』

2016年03月15日 | 映画鑑賞記
今日は、先週見た映画『オデッセイ』の感想を♪♪

劇場予告を見た時から、とても気になっていて、見たい見たいと思っていたのですが、なんだか、見るのが遅くなってしまい。
先週の水曜日にやっと見ました~。

本当はIMAXの3Dで見たかったのですが、時間帯が合わずに、普通の2Dで鑑賞。

でも、2Dでも、とても迫力のある映像で、十分満足でしたよ~。

そして、SF好きには、タマらない設定、展開、とても面白かったです。


■映画『オデッセイ』予告編




火星での有人探査中に、突然起こった大嵐。
クルーたちは、直ちに宇宙船に避難し、火星を離れることを余儀なくされます。

主人公の宇宙飛行士マーク・ワトニーは、嵐の中、宇宙船へと非難している際に、飛んできた瓦礫に当たり、遠くに吹き飛ばされてしまいます。
視界も全く効かない大嵐の中、乗組員達はマークを発見することが出来ず、状況的に見ても、彼が死亡したと判断を下します。
こうして、宇宙船は火星を去るのでした。

しかし。

マークは生きていました。

火星に一人で取り残されてしまったマークは、空気も水も通信手段もなく、わずかな食料しかないという危機的状況の中、なんとか、生き延びる方法を模索していきます。

そして、なんとか、実現する地球との交信。

彼の無事を確認したNASAは、世界中から科学者を結集し救出作戦を練ります。

一方、彼の仲間たちもまた、自分達の命を賭けて、大胆な救出ミッションを敢行しようとするのでした。



原作の小説があるのですね。
小説の方は未読です。

小説も、映画も、原題は「THE MARTIAN」。
「火星の人」ですね。

でも、邦題だと「オデッセイ」。長い旅、とか放浪っていう意味かな?

確かに、物語の内容からは、なるほど~って感じがします。


私、SFが大好きなので、この映画もとても楽しみにしていまして。

敢えて、あまり前知識を入れないように・・・ということで。劇場予告くらいの前知識しかなかったのです。

なので、なんというか、予告編の火星で畑を作っているシーンが妙に印象的で。

火星の荒野を開拓していく、ダッシュ村的なことをやる話なのかな~みたいなイメージを勝手に持っていたのですよね。

でもでも。

実際は、もっともっと過酷で・・・。

食糧だけ自給出来れば良いという問題だけではないのですね。


っていうか。

火星に一人、置き去りにされる。。。。。

どう考えても、もう、「死」しか残されていない絶望的な状況。

それなのに、主人公のマークは、色んな知識や、ポジティブな思考で、問題を一つ一つ解決していく。

本当に、危機的状況の中でのサバイバルで、如何に、色々なジャンルの知識を持っていることが重要か・・・ということを痛感しました。

けれども、そんな彼の、様々な生きるための術は、悉く潰されて行き、これでもか!というくらい次から次へと絶望的状況に見舞われます。

普通なら、もう諦めたり、自棄になったりしていても全然おかしくない状況の中、それでも、一つ一つ問題をクリアしていく主人公。

何より、生き抜くための知識や体力があっても、どうしようも出来ない、火星に独りぼっちという「孤独」の中で、それらを成し遂げていく姿は、感動的でした。

私自身、知識も体力も根気も無くて、ネガティブスパイラル思考、孤独にも弱いタイプなので、逞しいマークの精神が羨ましかったです。
あそこまで凄くなくても良いけど・・・私も少しは見習わなきゃなって(笑)
ポジティブなところとか、ね(*^^*)b


もちろん、色々とご都合主義的な展開も否めませんでしたが、それでも終始ドキドキハラハラして、とても迫力のあるストーリー、そして映像だったです。


そうそう。

ピンチのNASAに協力したのが、中国だった・・・というのは、ちょっと意外でした。

普通、ここはロシアの出番でしょ?って思ったのですが、でも、昨今の世界情勢的には、中国なのかもしれないですね。

わたし的には、ロシアが協力して、キリル文字のあれやこれやを見たかったですが(^m^)



そして。
ずっと、マークの火星でのサバイバルを見ていたので、ラスト、いよいよ火星を脱出するぞ~って時は、もう感無量。
私も、地球で彼の帰りを、固唾を飲んで見守っている群衆の中の一人のような気持ちになりました(;_;)

そして、まさかの、あんな賭けのような状態での火星脱出!!

ビニールシートって、そんなに凄いものなの!?(笑)
なんかもう、殆ど、体一つで宇宙へGO!!って感じだったのですけど(^m^)

とはいえ、ラストは感動的でした。


140分もある長い作品でしたが、次から次へと襲い掛かる試練、サバイバル、地球上で展開される救出作戦のあれこれ・・・ずっと目が離せなくて、長さを感じさせない作品でした。

SF映画は大好きなので、とても楽しめましたです!