★ベルの徒然なるままに★

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映画『ちはやふる -上の句-』

2016年03月28日 | 映画鑑賞記
先日見てきました、映画『ちはやふる -上の句-』。
今日は、その感想をば♪

末次由紀さんの人気コミックスの実写映画化。

私、『ちはやふる』の原作は未読なのですが、昔、別冊フレンドを買っていたので、その頃の作品は色々と読んでいましたし、単行本も持ってて、好きな作家さんでした。

『ちはやふる』の単行本が出た時も、ずっと気にはなっていたのですが、なんだか読まないまま、アニメ化や実写映画化と進んでいき。。。
これを機に、原作も手に取ってみたいなぁと思ったのでした。


■映画『ちはやふる 上の句』予告編




千早と、太一、新は、競技かるたを楽しむ小学生でした。
しかし、新は福井の学校へ転校。
また、太一と千早も、中学が別々になり、かるた仲間だった三人は、別れ別れになってしまいます。

それから月日は流れ、三人は高校生に。

けれども、かるたを続けていれば、いつか、また、三人一緒に巡り合える、繋がっていられる・・・そう信じ続けていた千早は、進学した高校で「かるた部」を作るべく奮闘します。

同じ高校に進学した太一とも再会し、二人でかるた部を立ち上げ、部員を募り、そして、都大会優勝を目指して鍛錬していくのでした。

都大会優勝。

その先に千早が見ているのは、自分にかるたの世界を教えてくれた新との再会。

けれども、幼い頃から、千早が好きで新に対する嫉妬心を持っていた太一は、そんな千早の姿を見ては思い悩み・・・。


というのがあらすじです。


原作は未読・・・と書きましたが、実は、映画館で「ご自由にお取りください」と置いてあった、試し読みの小冊子で冒頭だけは読んでました。

小学生編の冒頭ですね。

家計が苦しいためにイジメにあってる新とか、新を苛めてて、千早とも喧嘩ばかりする太一とか・・・なシーンだけを読んだのですが。

映画では、高校生になったところから始まり、子供の頃のエピソードは、ところどころで回想として入ります。
でも、子供の頃のエピソードは原作とは変えてあったのかな?

映画では、三人共、かるた会で仲良くかるたをしていた仲間でしたね。

それとも、原作も、あのイジメのエピソードを経てから、仲良しになって行くのかな?

嫉妬から太一が新の眼鏡を隠してしまい、そのことを今でもずっと負い目に感じている・・・というのが、今回の映画では結構重要なポイントでしたが、これは、原作にもあるのか、はたまた、映画オリジナルエピソードなのか・・・気になるところです。

まあ、それは、原作を読んでからのお楽しみ~ですかね(^m^)


映画は、とても面白かったです。

「上の句」、「下の句」の二部作だそうですが、今回の上の句では、かるた部立ち上げから、都大会優勝ままでのお話ですね。

キーパーソンである新のシーンは少なめでしたし、その辺は「下の句」の方で描かれるのでしょうね。

かるたに賭ける青春物語であり、そして、千早を巡って、ほんのり恋愛テイストも。

それらが、個性豊かなかるた部メンバーと共に描かれてて、良かったです。

部活物って、どうしても、スポーツ系が多くなりがちですが、文化部スポーツ系っていうのも良いですよね~。
私、大好きです。

そうそう。
新しく作った部活で、部員もギリギリ五人。
そして、そのうち二人は初心者。

そんな中で、いきなり都大会優勝しちゃうのは、ちょーっとご都合主義な展開もするにはしましたが(^^;;笑

でも、千早は天性の才能を持った子ですし、太一も、西田君も、子供の頃からのかるた経験者(しかも強かった)ですし、まあ、それはそれで「アリ」なのかなぁと思ってみたり。


部活のシーンは、かるたを通して、友情を育んでいく過程も良かったなぁ。

独りぼっちだった机君こと駒野君が、仲間との絆を育んでいくシーンも好きです。


そしてそして。

やっぱり、見所は競技かるたのシーンですよね。

凄い迫力。そして、緊張感漂う空気。

また、都大会のシーンでは、かるた部の皆が和服を着ての登場!

お家が呉服屋さんで、和の文化が大好きな奏ちゃんの入部の条件が、試合の時の和服着用だったのですよね~。

袴でのかるたシーン、とても綺麗で、見応えありでした!

原作コミックスの表紙そのものな感じ!!


私自身、百人一首は、高校生の時、古典の受験対策としてしか勉強してなくて・・・。
でも、そういう強制的な勉強ではなく、自然に興味を持った今、また、改めて読んでみたい、勉強してみたい・・・と、映画を見て思いました。



かるたに賭けた、明るく爽やかな、青春物。
とても面白かったです。

「下の句」も楽しみにしています~っ。