★ベルの徒然なるままに★

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映画『スパイダーマン:ホームカミング』

2017年09月01日 | 映画鑑賞記
昨日見た、映画『スパイダーマン:ホームカミング』の感想を♪♪

2000年になってから、3代目のスパイダーマンですよね。
どのシリーズも、全部、映画館で見てきました(*^^*) スパイダーマン大好きです。

■映画『スパイダーマン:ホームカミング』予告編



とあるきっかけから、スパイダーマンとなった、15歳の高校生ピーター・パーカー。
彼は、正義のヒーロー、スパイダーマンとしての活動を部活のような感覚で楽しんでいました。
そんな彼の、若い才能に気付いたアイアンマンことトニー・スタークは、ピーターをいずれはアベンジャーズの一員に・・・と考え、ピーターの才能を育てて行こうと考えます。
けれども、トニーにスターク製の新しいスーツを貰ったピーターは、有頂天になってしまい。
自分も早く、彼らの仲間に入りたい、と躍起になってしまいます。
そして、そんな彼のやる気は空回り。
トニーからは、いつまでも子供扱いのままで、なかなか自分の真の才能を認めて貰えない・・・と不満を募らせるのでした。

そんなある時、ピーターは、チタウリ軍の武器の欠片から違法に作った武器を売りさばく、謎のグループの存在に気が付きます。
一人で手柄を立てれば、トニーも自分を一人前と認めてくれる、そしてアベンジャーズの仲間入りを果たせる・・・と思った彼は、単独行動を起こすのですが・・・。

というお話。

今回は、予告編で、『アイアンマン』シリーズのアイアンマンを演じるロバート・ダウニー・Jrがたくさん出ていましたし、『アベンジャーズ』との絡みも有るのかな?と、いろいろ楽しみにしていました。
今回のスパイダーマンが初登場した『シビル・ウォー/キャプテンアメリカ』も、もちろん、見ていますよ。

で。

新生スパイダーマンですが。
面白かったです\(^o^)/

今回は、歴代スパイダーマンの中でも、一番年齢設定が低いのかな??

若いというよりは、とても幼い感じがしましたね。
っていうか、「青い」かな?

色々な面で未熟というか、本人は一人前の大人のつもりで、一生懸命頑張っているけど、それが空回りしたり、裏目に出たりで、全然上手くいかない。
そういう若者の「あるある」がメインの、青春物語でもあった気がします。

今までのシリーズとは全然違うタイプのスパイダーマンでしたが、でも、そこが新鮮でもあり、面白かったポイントです。

さて。
予告編から、アベンジャーズとの絡みを期待していたのですが、実際には、アベンジャーズは関係ないお話でした。
でもスパイダーマンスーツは、なんと、スターク社製!!
アイアンマンのトニーも出ますが、一緒に戦ったりするのではなく、冒頭でピーターにスパイダーマンのスーツを手渡し、後は、要所要所で、暴走しそうになるピーターに注意をしたり、また、ピーターがやらかした大失態を収拾したり・・・って感じの役どころだったかな。

確かに、今回のスパイダーマンは、大人の目から見ると、あまりヒーロー然とはしていません。

とにかく、何かやらかすのではないかと、危なっかしくてしょうがない・・・。
それはアイアンマンのトニーも同じだったと思いますし、彼の忠告や心配、怒りは痛いほど分かります。

でもでも。

ピーターと同じティーンな年齢を一度は通って来た身。
その年齢の頃の自分を思い返して、ピーター目線になってみると、ピーターの気持ちもまた痛いほど分かるのですよね。

ちょうど、15、6歳の頃って、自分ではもう一人前の大人のつもりで、何でも出来る気になって、大人から子供扱いされるのが嫌で・・・って。

そう考えると、じれったくはありますが、ピーターにも、とても共感出来るのでした。

また、そのような反発を経て、互いに理解を深め合っていくという過程では、今回のピーターとトニーは、まるで、父子のようでもありましたし。
だからこそ、ラストの2人のやり取りや、ピーターの決断にはジーンと来ました。

これって、今までの『スパイダーマン』には無かった味わいだなぁと。


そしてそして、今回は、めっちゃ青春物でもあります。

学校でのシーンも多く、憧れの女の子が居たり、学校行事で遠征したり、ダンスパーティがあったり。
でも、スパイダーマンであることを優先するがゆえに、憧れの子とはすれ違ってばかり。
せっかく、命の危機を救ってあげても、正体を明かすことは出来ない。

そして、何より吃驚したのは、今回の一番の敵・バルチャーが、ピーターの憧れの女の子・リズの父親だったこと!!

全く予想していなかったので、ホームカミングの日に、リズを迎えに行ったお家の玄関から、バルチャー・・・いや、エイドリアンが出て来た時は、衝撃的でした。

いや、確かに、これまでのシリーズだって、親友の父親がグリーンゴブリンだったり、その父親亡き後、親友がグリーンゴブリンを引き継いで、親友と敵対したり~という展開だった訳ですし。
ちょっと考えたら、推理できたかもしれないのに・・・全然、考えても見なかったので、本当にビックリでした。

言われてみれば、バルチャーも、悪の道に入ったきっかけは、「養う家族がある」からでしたものね。
確かに、悪事を重ねつつも、彼の背後には家族への想いが見え隠れしていましたし。
そういう意味では、100%の悪党ではなかったと思います。
元々は、仕事熱心で真面目で家族や部下想いの善良な市民だったのに。理不尽な出来事から、道を踏み外してしまったのではないかなぁと。

だからこそ、ラストバトルでピーターは、彼の命を救い、ちゃんと罪を償わせる機会を与えたのでしょうね。

でも、好きな女の子のお父さんが、まさかの敵で。

自分が彼をやっつけた結果として、彼女は学校を去らなくてはいけなくなった・・・。悲しいですね。

正義と恋心を天秤にかけて、正義を選び、そして、愛する人が去っていく・・・というのは、スパイダーマンシリーズのお約束なのかな?
切なかったです。

それから、ひょんなことで、ピーターの秘密を知ってしまう親友・ネッドも良い味を出していました。

イケてない地味な子ですが、友達思いで。そして、とっても優秀な頭脳の持ち主。
トニーにスパイダーマンのスーツを没収されてしまったピーターを、実にうまくサポートします。
そんなの彼の夢、「椅子の人になりたい」が叶ったシーンは、凄く圧巻でした。カッコ良かったよ!!椅子の人!!

本当に、学園青春物っぽいスパイダーマンだったと思います。

そして、学校で思い出しましたが、キャンプテン・アメリカの教材ビデオには大ウケしました。



今回のスパイダーマン、アクションシーンやバトルシーンも圧巻で、とても面白いエンターテイメント作品だったと思います。


そうそう。
ちょっと思ったのですが、今回は、ピーターがスパイダーマンになった経緯は、全く描かれていませんでしたよね。
親友に「クモに噛まれてこうなった」って説明する程度で。

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で、一応、新生スパイダーマンとして登場していますが、そこでも、そんなに触れられてないですし。
ちょっとと気になったポイント(笑)
とはいえ、みんな知ってる設定だし、敢えて描かなくてもいいや~ってドドンと省くのもアリかな?
ここら辺りも、結構、新鮮でした。

あっ。
でも、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』を見ていないと、ピーターとアイアンマンの関係性が分からないのではないかなぁとは思いましたです。


そして、そして、マーべルのお約束、「スパイダーマンは帰って来る」。
続編も楽しみです(*^^*)