★ベルの徒然なるままに★

映画、ゲーム、アニメ、小説、漫画・・・管理人ベルの、大好きな物をいっぱい集めた徒然日記です。

映画『白ゆき姫殺人事件』

2014年05月02日 | 映画鑑賞記
今日も映画の感想行ってみたいと思います♪♪

4月の頭に見に行きました、『白ゆき姫殺人事件』。

原作小説が面白かったので、映画も楽しみにしていまして。公開が始まって、速攻、見に行きました。



■白ゆき姫殺人事件 予告編






ある地方の、人里離れた山中で10か所以上を刺され、焼かれた死体が発見されます。
殺害されたのは、化粧品会社に勤めるOL・三木典子。

テレビディレクターの赤星は、あるきっかけから、この事件に興味を持ち、被害者の同僚に取材を始めるのでした。

そこで浮かび上がって来た、怪しい人物が、被害者の同僚の城野美姫という女性。

華やかで誰からも愛される存在だった被害者・三木典子に比べ、城野美姫は地味で目立たず、冴えない女性だった・・・とのこと。
何かにつけて、同期の被害者と比べられ、さぞや悔しかったのではないか? 恨んでいたのではないか?

そういう同僚たちの憶測から、城野美姫が犯人だと睨んだ赤星は、更に取材範囲を拡大していきます。

城野美姫の幼馴染、彼女が育った地元の人達、そして両親。

彼らの口から語られる「城野美姫」の人物像は!?

一方、過熱するワイドショー報道。
ネットで広がっていく実名などの個人情報。

果たして、「城野美姫」とは、一体、どんな人物なのか。。。。。




湊かなえ原作の小説『白ゆき姫殺人事件』の映画化。

私は、映画を見る少し前の時期に、原作小説を読みました。

原作は、実に、湊作品らしい・・・というか、精神的にドーンと突き落とされるような後味の悪い結末で。本当に、この方の作品は、人間の心の中にある「闇」の部分を描くなぁとしみじみ。


で。

映画ですが。

映画も、原作通りのなかなかにえげつない人間の心理を抉り出していました。



そうそう。

原作とひとつ大きく違う点は。

原作では、「美人OL殺人事件」を大きく取り上げ、過熱報道していくのが、週刊誌なのですよね~。

でも、映画では、TVのワイドショーということに変更されています。

やっぱり、週刊誌よりTVの方が派手だから、映画向きに変更したのかなぁとは思ったのですが。

ですが。ですが。
でもでも、

・・・なんていうか。

原作小説を読んだ感じだと、週刊誌の方がリアリティはある気がしましたです。

まあ、最近のワイドショーというのをあまり見ないので、断言はできませんが。

一昔や二昔前のワイドショーだと、かなりえげつない報道やってましたよね。

犯人かどうかも分からない人を、あたかも犯人のように仕立てあげ、結局、その人は犯人じゃなかった~~みたいなことは結構ありましたが。最近は、その頃に比べると、若干、報道自粛というか、特定の個人を攻撃するような生々しい報道は、あんま無いんじゃないかなぁと。
色々、厳しくなってますし。

その点、週刊誌の方が、未だに結構、自由に報道している・・・というか。

なので、映画で描かれてたワイドショーは、ちょっとリアリティを感じなかったなぁ。

二昔前くらいのワイドショーならいざ知らずA^^;;

という訳で、わたし的には、原作の週刊誌・・・という方が、しっくり来てました。


とはいえ、映画ですから、TVのワイドショーという設定で、過熱報道していく様子もまた興味深かったです。



とある地方で起こったOL殺人事件。

十数か所をメッタ刺しにされた上、火を付けられ、黒焦げで発見された死体。

友人が、その被害者の同僚で、詳しい話を聞いたことをきっかけに、ワイドショーディレクターの赤星は、独自にし取材を進めていきます。

最初は、被害女性の話を聞いていたのですが、皆、口をそろえて、被害者は凄い美人で、性格も良く、社内の人気者で、後輩の面倒見も良かった・・・と、まるで女神のような人物像を語ります。

そして、そういう話を聞いているうちに、そんなパーフェクトな女性と正反対の地味な同期女性・城野美姫が、「怪しい」という風な方向に話題が展開していくのですよね。

でも、それはあくまで、同僚たちの噂話のレベル。

単に、凄い美人の被害者と同期で、なにかにつけ比べられていたパッとしない女性だったので、きっと恨んでたんだろうなぁ~とか。

あまり自分の事を喋らない大人しい性格だったために、何考えてるか分からない、ちょっと怖い人だったなぁ~とか。

イケメン上司とお揃いのお弁当持ってたから、付き合ってるんじゃないのかなぁ~、でも、最近、被害者にその上司を盗られたっぽいよ~とか。

言ってみれば、給湯室の噂話程度の話なのですよね。

それを、勝手に「犯人キターーーーーー!!」と思い込んで、どんどん取材を進め、城野美姫犯人説ありきで、報道を進めていく赤星とTV局。

もちろん、城野美姫も、事件直後から行方不明になっているので怪しいと言えば怪しいかもしれませんが。

警察でもなんでもなく、確たる証拠もないのに、どんどん話を広げていく赤星。

そして、今の時代、インターネットの存在が、その報道に拍車をかけ、すぐに実名公開。
有ること無いこと、まったくの嘘っぱちでも、あたかも事実のようになって一人歩きする情報。

その所為で、益々、城野美姫=犯人という図式が、皆の頭の中に出来上がってしまい、地元の人達のインタビューでも、「あの子は、子供の頃から変な子だった」とか「呪いに傾倒していた」とか出て来る証言。

これも、あくまで先入観の問題っぽいよなぁって思いましたですよ。

多分、これが、殺人事件の犯人とかでなく、例えば、何か名誉なことで彼女が話題になったのなら、地元の人たちも、絶対もこぞって、「小さい頃から良い子だったわ~」なんて言うんだろうなぁ。。。。。と。

と、まあ、そんな感じで。

社内のたわいもない噂レベルの話だったことが、TV、ネット・・・と、城野美姫という人物を知ってる人だけでなく、知らない人までもが、まるで彼女を魔女のように仕立てていくのですよね。


これは、怖いです。

本当に怖いと思いました。

特に、今の時代、ネットがありますものね。

昔だったら、マスコミを介してでしか入手できなかったような情報が、誰でも簡単に手に入る。

そして、誰でも簡単に、全世界にコメントを発信できる。

例えば、ちょっとツイッターとかで、

「私、その人、知ってるよ~。○○○○な人だった」

みたいなことを呟けば、真偽関係なく、それが事実となって認識されてしまう。


なんてことない噂話で、人を簡単に破滅させられる。。。。

それに、「人の噂も75日」とはいうものの、ネット上では永遠に消えない訳ですし。。。。


本当に恐ろしいことだと思いました。



で。

そんなこんなで、TVやネットでの加熱していくOL殺人事件。


勝手にその犯人に仕立て上げられてしまった、城野美姫という女性。

彼女の「自分で自分が分からなくなりました。一体、城野美姫という人間はどんな人間なのでしょうか?」というモノローグが印象的でした。

確かに、これ、ちょっと分かる気がする。

例えば、私自身も、「自分はこうこうこういう人間だ。こういう性格なんだ」って思っていても、他人から見たら、全然違う人物像を言われることってあって。

え~、私、その人の目からは、そう見えてるんだ・・・と、ちょっと驚いたり、場合によってはショックを受けたりする経験ってありますもの。

きっと、誰しもあるんじゃないかなぁ、そういうコトって。


そういう、色んな人の目から見た「城野美姫」という人物像、いろんなタイプの城野美姫を、井上真央ちゃんが見事に演じ分けてて凄いなぁと思いました。

地味で暗いOL、何考えてるのか分からない不気味な笑み、そうかと思えば、学生時代の天真爛漫さ・・・などなど。

色んな人の目を通して表現される、それぞれ違った城野美姫。

井上真央ちゃんの演技が実に圧巻でした。

そして、原作のイメージにも合ってたなぁ。

確か、原作でも、もっと華やかにすればきっと美人だろうに、なんか地味で冴えない感じ・・・と言われてましたが。
もともと美人な彼女が、地味で冴えない雰囲気を作ってて、これまた凄いと思いました。



それにしても。

本当に、この作品を見て(原作を読んで)、思ったのが。

人間って怖い・・・って。

もしかしたら、他愛もない噂話をした人たちに、悪意はなかったのかもしれない。
ちょっと、身近で起こった殺人事件という非日常的な事件に、不謹慎ながらもテンションが上がって、色々と喋ってしまったのかもしれない。

でも、そんなちょっとしたことが、一人の人間を破滅寸前まで追い込んでしまうのですよね。


あと、明後日な方向を向いた善意も。。。。
良かれと思ってやったことが、返って、人を陥れることになる。

原作でも映画でも出てきていましたが、城野美姫の大学時代の友人。

「私は彼女の親友です!」

と言って、マスコミに抗議の手紙を書いてた子ね。

私のイメージだけど、原作では、悪意はなくて、ただ単に、勘違いな善意をひけらかしているだけな空気読めないちゃんかなぁと思っていたのですが。

映画だと、バリバリに悪意感じましたがな><

だって、わざわざ、ワイドショーを録画して、再生→ストップを繰り返しながら見直して、で、手紙を書いてるシーンあったもん。

ありゃ、確信犯だわ。

善意の皮を被ってても、悪意が滲み出てたよ。。。。。

なんだろ・・・「私は犯人の子と、友達だったのよ~v」って自慢したいのかな(--;;

あの人が、一番嫌いでした。


・・・・と。

本当に、最後の最後まで後味の悪い物語でしたが。
色々と考えさせられました。

マスコミの報道や、ネットの情報に、安易に踊らされないこと。

例えば、何か突拍子もない話でも、人の口から聞くと「まさか~、嘘だぁ」と信じなくても、それが、ネットとかで「文字」になった瞬間、信じたくなる・・・っていう心理もあると思うのですよね。

情報が色々と氾濫する時代だけに、こういう意識も大切だと思いました。自戒も込めて、ね。


あと。

ディレクターの赤星。

彼、どうなっちゃうのでしょうねA^^;;

自業自得とはいえ、ツイッターには、今度は彼の個人情報が晒され始めてましたものね。

城野美姫叩きが終わったら、今度は、赤星叩きでも始まるのかしら。。。。。

まあ、彼のやったことを想えば、あまり同情は感じませんが、でも、そういう、次のターゲットを見つけてまた動き出す・・・というネット世界も、怖かったです。



そうそう。

余談ですが、生瀬勝久さん演じる、ワイドショーの司会者が妙に良い味を出してて、個人的にツボりました(笑)



このお話、「殺人事件」とタイトルが付いていますが、別に推理要素がある訳では無くて、真犯人も唐突に捕まります。

思えば、マスコミや、ネット、一部の人達が、城野美姫=犯人と大騒ぎして盛り上がっている、その裏で。
警察は、着々と本当に怪しい人物に目を付け、捜査を進めていた訳ですよね。
そし、あっさり真犯人逮捕。

そう思うと、真実と全然違う所で盛り上がっていた人たちが、本当に滑稽と言うか馬鹿らしいというか。

そういう皮肉も感じましたです。


映画『アナと雪の女王』

2014年05月01日 | 映画鑑賞記
今日から5月ですね!!

昨日の日記にも書きました通り、今月は、出来るだけ今まで溜めていた映画感想をいろいろUPしていけたらなぁと思っていますp(^^)q

という訳で、早速。

今日は、映画『アナと雪の女王』の感想を♪

この映画、3月に、日本語吹き替え版で見て、すっっっっごく良くて、大感動だったのです!!!

でも、その時は、日本語吹き替え版には3D版がなくって・・・(;;)

物凄い映像美だったので、3D版も是非見たいと、ずっと思っていたのですよね。

で、字幕版の3Dに行こうかなぁ~っなんて思っていた時に、拡大上映で、日本語3D版の上映決定!!

吹替え版の歌が大好きだったので、これは絶対行かねばっと、昨日、見て来ました。

3D版、凄く良かったです。

氷の城や雪の結晶がとてもキラキラしてて。
また、お城や街、雪山に奥行感があったり。


そしてそして。

本編前に上映されたミッキーのミニ映画!!

あれこそ、3Dならでは、ですよね(≧▽≦)


という訳で。

吹替え版の2D、3Dと二度見たわけですが、それぞれ、とても楽しめて大満足でした。



■映画『アナと雪の女王』予告編





アンデルセンの童話「雪の女王」をモチーフにした、ディズニーのオリジナルストーリーなミュージカルアニメ。


王家の姉妹のエルサとアナは、幼い頃は大の仲良しでした。

エルサには生まれつき、触れたものを凍らせてしまうという魔法の力があり、けれども、まだ幼い彼女は、その力で雪だるまを作ったりして、妹と他愛もなく遊んでいたのです。

しかし、エルサの魔法が、アナの頭に当たってしまい、アナは意識を失います。

アナを助けるために、トロールの森を訪れた国王夫妻は、トロールの長老にアナを救って貰い、そして、エルサの魔法の力を抑え込むように・・・と助言を受けます。

こうして、世間からエルサの魔法の力を隠すため、城の門は閉ざされ、そして、アナもエルサから引き離されます。

エルサの魔法についての記憶を消されたアナは、なぜ急にエルサが自分を避けだしたのか、悩み続けるのでした。

そして、二人は成長していくのですが、国王夫妻が船の事故で死亡。

姉妹二人だけが取り残されてしまうのでした。

やがて、更に月日は流れ、エルサが成人する年齢を迎えます。

この日は戴冠式で、遂に城の門が開かれ、大勢の客人が城を訪れるのでした。

今までずっと寂しい想いをしてきてアナは、お城のパーティに大喜び。

しかし、些細な事でエルサと喧嘩になり、エルサは今まで抑えていた魔法の力を制御しきれなくなってしまいます。

こうして、王国は凍てつく氷に閉ざされ、エルサの行方不明に。

アナは、凍り付いた王国を救うために、エルサの後を追い、深い山に入っていくのでした。。。。




最初から最後まで、どのシーンも目が離せない、とても面白い作品でした。

なにより、わたし的にツボったのは、久々の本格的ミュージカルだったこと!

っていうか、『美女と野獣』や『アラジン』、『ノートルダムの鐘』とか、90年代はディズニーアニメって、本格ミュージカルな作品ばかりだった気がするのですよね。

でもでも、2000年代に入ってからは、挿入歌はあるものの、そんな「本格的ミュージカル」って作品は、あまり無かった感じで、ちょっと寂しかったのです。

でもでも。

この『アナと雪の女王』は、本格ミュージカル作品!!

冒頭から歌で始まるのが、いかにもミュージカルっぽくてテンション上がります。


そういえば、『美女と野獣』や『アラジン』、『ノートルダムの鐘』も、冒頭は歌から始まっていましたよね(^^)b

やっぱり、こういうのが好きです~。



物語も「姉妹の絆」がテーマで、とても良かったです。

ディズニーでは、Wヒロイン・・・というかWプリンセスなのは、珍しいのではないかしら?



アナとエルサ。
姉妹なんだけど、まったく性格の違う二人のお姫様が、印象的でした。

周りを傷つけないために、魔法の力をひた隠しにし、孤独に耐えている物静かなお姉さんのエルサと。
その姉心を知らず、自由奔放で明るいキャラクターのアナ。

なんというか、いかにも、「お姉さん」タイプと「末っ子」タイプって感じで、対照的なのですよね~。


魔法の力をただただ隠しておくしかなかったエルサが、私は可哀想で、可哀想で・・・(;;)

本当は、大好きな妹といっぱい遊びたかっただろうに、ずっと、避け続けなくてはならなくて。

一方、姉を慕っているアナの方も、どうして急に大好きなお姉ちゃんが自分を避けはじめたのか分からなくて、寂しがっている。。。。

しかも、途中で、両親は亡くなっちゃうし(>_<)

「雪だるま作ろう」の歌のシーンから、もう、凄く泣けちゃいました(;;)

お互い、本当は凄く寂しいのに、寄り添うことが出来ないなんて・・・・。



そして。
月日は流れ。

エルサが成人し、戴冠式をすることによって、長く閉ざされていた城の門が開きます。

今まで、お城に閉じ込められてて寂しかったアナは、お城の門が開き、たくさんの客人の訪れを大喜び。

そして、そこで、ハンス王子と出会うのですよね。

2人は、お互いに一目惚れで意気投合し、その日の内に「結婚しよう!」と決めます。

ここら辺り、いかにも、世間知らずなお姫様っぽいというか、人懐っこい末っ子タイプというか(^m^)笑
お姫様なだけに、他人を疑うっていうことを知らないのですよね~。

まあ、ハンスも、好青年っぽかったですしA^^;;

アナの気持ちは分からなくもないよ、私。


でも、その日に会ったばかりの人と結婚を決めた・・・ということに、エルサは激怒し、そこで、アナと大ゲンカになり。

そして、エルサは抑えていた魔法の力を制御しきれず、人前で氷の魔法を使ってしまうのですよね・・・。

王国はたちまち、雪と氷に閉ざされた寒い世界となり。

これ以上の被害を恐れたエルサは、一人、城を出て、山に自分だけの氷の城を作って、そこに籠ってしまう。

アナは、氷に閉ざされた王国を救うためにエルサを追って、山に入る・・・。

というお話な訳ですが。


エルサに会いに行くまでの、アナの大冒険、クリストフという青年との出会い、ユニークな雪だるまのオラフ・・・などなど、色々と目が離せません。


てか、私、オラフ大好き。

ぎゅーって抱きしめたい(*><*)

なんか色々と過酷な事の連続だったりもするけど、オラフのお蔭で笑える・・・というか。


泣けるシーンも多いのに、オラフのお蔭で、泣いたり笑ったり、忙しいのです(笑)

でも、ユニークなキャラかと思いきや、ここぞというところでは、アナをしっかり守ってて。

「アナのためなら溶けても良いよ」

っていう台詞は、涙腺に来ましたよぉぉぉぉ。


そしてそして。

朴訥で不器用な感じなのだけど、クリストフ、とても良いヤツです。

アナの心が凍ってしまい、真実の愛・・・つまり、愛する人のキスが必要と分かった時、必死で、彼女を婚約者のハンスへ届けようとする。。。

ううう。泣けます。。。



っていうか!!!!!

いやはや、アタシャ、すっかり騙されましたよ、ハンス王子に。


だって!!!!!!!!


いかにも、ディズニーの王子様っていうハンサムな外見。

アナに国を任されたあとも、しっかりとした対応をしてて。

なのに、まさか・・・ねぇA^^;;


でも、キービジュアルのポスターとかが、アナとクリストフだったので、男女の主役・・・つまり、恋人同士になるのは、アナとクリストフなんだろうなぁとは思ってました。

でもでも、しょっぱなから、妙にバカップルぶりを発揮してる、アナとハンスの関係は如何に!?と、色々推理してた訳ですよ。


わたし的には、アナはクリストフと結ばれて、ハンスはエルサと結ばれるのかなぁと想像していたにも関わらずっ。
関わらずっっ!!!

・・・・・・・ですよ?????


もう、本当に騙されましたがな。

気を付けよう、私も(←何をだw)


うん。

私がお姫様だったら、きっと、ハンスみたいな男性にコロっと騙されて、で、結婚後にあっさり毒殺されたりする気がする。


とはいえ、真の悪者は、野望を達成させるまでは、善人の仮面を取ってはいけないのだよ。そこの詰めが甘かったね、ハンス王子よwww


そしてそして。

ラストシーンも、凄くお気に入りです。

これまでのディズニー作品なら、お姫様を救うのは、必ず王子様のキスなのですよね。

そして、アナも、自らが凍り付いてしまいそうな時、目の前にクリストフが居たのに。

それなのに、アナは、自分がクリストフとのキスによって助かることよりも、殺されそうになっているエルサを助けることを選んで。そして、自らは氷になった。


この展開、凄く感動的でした。

「真実の愛」っていうと、つい、男女の恋愛的なものを思い起こしがちですが、世の中には、それ以外にも、真実の愛はたくさん溢れていますよね。

友情だってそうだろうし、アナとエルサの様な家族・姉妹の愛もそう。


アナがエルサを救い、そして、エルサが凍ったアナを救う。

小さな頃から魔法の力に引き裂かれ、互いに寂しい想いをしていた姉妹を救ったのが、彼女たち自身の互いを想う愛だった・・・というのが凄く良かったです。


歌も、美麗な映像美も、そして、アナの大冒険シーンも、そしてそして、姉妹の愛と絆も。
全部、全部が見所で、最高の作品でした!!

松たか子さんの歌も見事ですし、アナの神田沙也加ちゃんの歌も素晴らしかったです。

日本語版、大好き(*^^*)



嗚呼、また、リピーターしたいです(≧▽≦)