懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

昭和の遺物たち  その6 軽便 井笠鉄道 鬮場駅

2015年10月21日 | 昭和の遺物たち写真展
鬮場(くじば)駅は笠岡駅の次の駅で歩いても30分もかからない。
井笠鉄道があったときは何度か井原まで乗り各駅の写真を撮り切符を買っていった。
切符は今も残っているが国鉄の切符のように人気がない。
買った値段では売れるようだ切手のように額面の7割になる事はない。
井原駅は改装され昔の面影は無かった。

その他の駅は昭和の風景そのものだった。
何を撮っても今だと懐かしい風景だったとおもう。
特に廃止になる収益性の悪いところは改装に金を掛けられない。
それだけ骨董風景が残されている。
そんな昭和の風景のなかでいるとどれが懐かしい風景になるかは想像できない。
これは消えて無くなるだろうと思う物を撮るしかない。
平成の現代でもこれは無くなるだろうと考えるのは難しいものだ。

消えて無くなる風景を撮るにはいくつかのキーワードがある。
衰退、斜陽、寂れる。時代遅れ、老朽化、廃業、不便、過疎化、人口減少、後継者不足