懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

懐かしい物 岡山県児島湖の石垣樋門

2018年09月10日 | 懐かしい物
撮影場所  岡山市 児島湖周辺

児島湖は児島湾を干拓して塩害を防ぐために淡水化している。
昭和31年に1500メートルに及ぶ締め切り堰堤で人工湖とした。
干拓したのは戦後の食糧難を解消するため食料増産のため農地を増やした。
秋田の八郎潟や諫早の干拓地と同様である。
しかし、昭和44年にはコメ余りによる減反政策が始まる。
児島湖には岡山や倉敷の生活排水が流れ込み日本で一番汚い湖と言われた時期があった。
しかし下水道の普及で水質は改善されている。

岡山市の児島湖沿いに特別老人ホームがある。
そこの施設長さんが私の写真展を見に来て終わったら写真を貸してほしいと言ってきた。
特別老人ホームは一階で廊下が長い。ここに写真が展示できるように吊り金具がついている。
三回くらいか写真展の写真を貸し出した。
老人ホームに入居者や地域の人に見せているようだ。・
タダで使わせてくれるのでアマチュア写真が次々と展示会をしている。
期間も一か月くらい展示でき案内も老人ホームで作ってくれる。
難を言えば田圃の中の辺鄙なところで見に来る人が少ない。

その老人ホームに何度か通ううちに干拓地の歴史が残る石垣の樋門が残っていたので撮影した。
セメントでなく石垣がいい。鉄道も石垣やレンガ積の橋やトンネルがある。