懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

懐かしい物 蔵のある風景

2019年04月08日 | 懐かしい物

撮影場所 岡山県早島町

蔵の続く通り窓がなく殺風景な風景に見える。店屋ならば楽しいが蔵は面白みがない。自転車が古い。

昔は漆喰とナマコ壁の蔵が古い町には点在していた。

こんな蔵も構造部は木材である。柱に板や小舞の竹と粘土

外側は防火のために漆喰とナマコ壁で覆った。

小舞と言っても昭和の死語になっている。現代の建物は壁に断熱材を入れ小舞と土でやる家は少なくなった。

竹は冬場に刈ったものを使わないと竹食い虫が入っていてボロボロになる。

小舞は真竹を割って縦横に編み合わせていく。これを小舞を掻くという。小舞を編むとは言わない。

断熱材もウレタンが手っ取り早いが燃えると有毒ガスを発生し消火が難しい。不燃性のクラスウールの断熱材を入れるところ不正が発覚したマンションがあった。発泡ウレタンは作業が簡単で安いので防寒断熱に安易に使われた時期があった。