懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

日本茅葺紀行 NO,503 旧美山町の民家

2019年04月30日 | 日本茅葺紀行

撮影場所 京都府南丹市

茅葺き民家は同じ場所でも季節季節の違いを見せる。

それは季節による光線の角度と気温による植物の状態である。

冬場は太陽の角度が低く裏側が暗くなり写らない。夏場は太陽の角度が高く陰影がきつくなる。

私の好きなのは4月から5月の太陽だ。

植物も桜と同じ時期に白モクレンが咲いている。同じモクレンでも紫のモクレンは白より一週間から10日遅くさく。

辛夷(こぶし)やタムシバも同じ時期に咲く。。

写真の大きな木は柿の木か今は葉が無いが葉が出ると民家の茅が見えずらく、うるさい存在になる。

柿は秋も深まれば葉も落ちて赤い柿の実が見える。それは風情があるが11月になると太陽の角度が低く茅が暗くて見えない。

風景は毎日変わる。同じ民家でも年間に四回位通うといいのだが