懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

日本茅葺紀行 NO,299 兵庫県篠山市

2016年07月04日 | 日本茅葺紀行
篠山は懐かしい風景が残っていて度々おとずれた。
茅葺民家に林、蓮華畑や水田に小川や池、鎮守の森に柿の木、里山
童謡や唱歌にうたわれた風景が残っていた。
こんな風景は今後も残るとしても茅葺がなくなり川や池がコンクリートの護岸になったら自然を尊敬しなくなるように思う。
川は生活排水路としか考えない。危ない汚いと池や川で遊ばせないと愛着もわかない。
里山も昆虫の宝庫だが蚊に刺されるとデパートで買った昆虫で済ましていると本当の楽しみを知らないまま人生を終りそうだ。

篠山は随分走ったようだが奥の集落に田植えを終えた民家を発見する。

昭和の遺物たち  屋久島の記憶 その2混浴温泉

2016年07月03日 | 昭和の遺物たち写真展
屋久島には屋久杉の原生林あるということで楽しみに行った。
宮之浦岳は円形の中央部にあり海抜0メートルから頂上までなので時間が掛かった。
一回目に行った安房からのコースは散々だった、歩けど歩けど伐採された荒涼とした山だった。
まだ杉の伐採が行われていた、中腹の小杉谷には営林署も小学校もあった。
昭和45年に屋久杉の伐採の中止が決まった。
環境問題に国民が目覚めた時期でもある。

あの時の中止が無ければ屋久島は世界遺産に登録されていない。
あれから45年経過した。植林した杉も大きくなったであろう。

屋久島はかって火山であった。花崗岩が頂上まで盛り上がりできた。
火山活動後に植物は生えている。隣の口永良部島は昨年火山の噴火があったばかりである。
火山活動の熱があるのか平内には海岸部に温泉がある。
満潮になれば海中に沈む。満潮時にも入れる温泉もある。
地元のおばちゃんも一緒に入る混浴だった。

蒸気機関車 小海線野辺山駅

2016年07月02日 | 蒸気機関車
小海線には秋になるとキャベツ列車が走った。高原キャベツで有名だ。
群馬県の嬬恋なども有名だ、キャベツだけで1500万円の売り上げがあり冬場は遊んでいるとテレビでやっている。娯楽番組なので特徴的なところを大げさに誇張するのであろうが
金儲けにそんな楽なものはない。

野辺山駅にC56125号が停車していたのを撮る。
ナンバープレートに番号が入っている。
能登半島の七尾からキャベツ列車の期間かりていたようだ。

旧国鉄時代の列車に人気があるようだ。
ネットでその理由を解説してくれていた。
何事も消えたり無くなると人気がでる。
一杯あった時に何もせずみんな騒ぎ出すと乗ってくる。お祭り好きが多い。
最近はなんにでも◯◯遺産と付けたがる。昭和、遺産で見たいと思う中高年がいる。
遺産と付けるとみんな読む人の喰い付きがよいためか
昭和の鉄道も遺産として評価されている。

いつか昭和の鉄道遺産と銘打って写真展をしたいが昭和と大見栄を張れるだけ長い期間撮影していない。わたしの鉄道遺産くらい謙虚でいいか。

岡山の茅葺民家 吉備高原の民家

2016年07月01日 | 茅葺き民家
撮影場所 岡山県旧久米南町

吉備高原は岡山の中央部の500メートル程度の高原に人々の暮らしがある。
平らな平地がある反面、斜面は大きく浸食している。
広島県の賀茂高原と同じようにできたのだろうが地形は大きく違う。
広島県の賀茂高原はほとんど走った思うが準平原でどこもなだらかである。
地形の違いは大きな川の浸食の有無であろう。広島県にはこの地域に大きな川にがない。
岡山県は住んだり田畑を造るには厳しい環境だ。

棚田は沢山ある。生きるためにここまで頑張ったか思わせる棚田がある。
棚田百選にばかり人は目が行くがこんな人々の生きた歴史を遺す棚田も記録したいものだ。
私もこの一帯の茅葺民家が姿を消し歩けなくなり全く行かなくなった。

険しく狭い道を走り茅葺や棚田を撮った頃が懐かしい。